「ヒヨコの生きる世界」100日間生きたワニ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒヨコの生きる世界
Twitterで上がっていた原作は、ちょくちょく見ていたくらいで全て見ていた訳じゃない。もちろん、最後は見ましたし電通案件だと大炎上したのも知っています。確かに、お金の匂いがして後味が悪くあまりいいものではありませんでしたが、正直私はそんなにとやかく言われることかね?と疑問に思いました。
ってなことで、評価も有り得ないほど悪い笑
こりゃダメだろ!とは思ったが、この作品を映画にするには無理があるだろうとは制作発表の段階から思っていたので、期待は全くせず。
まぁ、割かし面白かった。
原作の良さも出しつつ、新たなエピソードも中々楽しめる。この2人の監督を選んだのは正解だったかな?
ストーリーは説明するほどでもないですのでカット。
100日間生きたワニの話です。
ストーリー構成としては良き。
結末が知っているものでもそこそこグッとくるしそこそこ面白い。四コマ漫画原作で映画化は無茶じゃないか...と思っていたが、意外とそんなことは無かった。
100日間生きたワニの話。
そして、死後から100日後の仲間の話。
1時間と短い尺の中でふたつのストーリー。
後半の新たな物語はこじつけ感もなく、ワニが生きていたからこそ作れる物語だなと思った。新しい登場人物・カエルもなかなかいい味を出していました。
声優がとてもいいなと。
ほぼ俳優ですが、神木隆之介と中村倫也の屍人荘カップルの会話は微笑ましく、寂しく、愛おしかった。ただただ、監督の好きな俳優を声優にしたのではなく、ちゃんと声優が出来る俳優を集めたのには好印象。
まぁ、ただ映画である必要性はゼロ。
ぎこちなさを感じたアニメなのでよりそう思う。テレビで見る程度だったらなんの違和感もないと思うが、これは映画のクオリティじゃない。これで通常料金ってのも納得いかないし。
印象に残るものが薄い。
短いというのもあると思うが、漫画と比べて余韻に浸れずパンチが足りない。同じような映像が続き過ぎるのが問題点か...。
あとこれは漫画の際にも思ったことだが、この作風にいきものがかりがどうも合わない。もっとゆったりとした曲がいいのに。作中音楽も微妙でした。
まぁ、結局私もとやかく言ってしまいましたが、そんなに酷い作品では無いです。★2.1はおかしい。
お子さんを連れて行かれる分には十分な出来だと思います。