99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIEのレビュー・感想・評価
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ミステリーだけど、49.9%のコメディー
2022年、初の映画館鑑賞作品。
日曜劇場のドラマからの映画化。観ようか迷っていたが、年末からずっと再放送が流れていて、ついつい映画館へ…。まんまと製作者側の罠にはまって鑑賞した一人。同じような人もたくさんいたようで、映画館も満席。お正月のおめでたい時期には、コメディーもあり、謎解きもありということで、そこそこ楽しめました。
ストーリーとしては、15年前の毒入りワイン殺人事件で、犯人として逮捕され、獄中で亡くなった死刑を宣告された男の冤罪を晴らしていく内容。すでに犯人死亡で、決着がついている事件を、犯人の娘の名誉を守る為にと、再度、調査を始める法律事務所の弁護士達。
そのキャストは、深山役の松本潤をはじめとして、香川照之、杉咲花、片桐仁、マギーのいつも面々。ミステリーの謎解きの面白さというよりは、間違いなくアドリブであろうと思われる、一癖も二癖もあるキャラのメンバーと松潤とのいじり合戦の面白さの方が勝っている。そして、ギャグ度満載の登場人物やシチュエーション等、物語の半分は、クスクス笑ってしまうコメディー・シーン。
その中で、西島秀俊だけが、その雰囲気には合わず、いつものクールな役柄で、一人浮いた存在になっていた。しかし、そんなキャラのギャップが、逆にアクセントとなって、弁護士事務所の面々とのやりとりによって、相乗効果を生んでいた。
ミステリーとしての真犯人捜しは、二転三転してミスリードしようとするが、配役から考えて、途中の回想シーンが伏線となるのは見え見えで、何となく先が見えてしまった。結果としては、かなり複雑な心境に陥る真実となって判明したが、そこはお正月作品。あまり深刻にはならず、深山弁護士としては、「僕が知りたいのは真実だけ」という信念だけは叶えて、穏やかな中にエンドロールを迎えた。
ミステリーというよりは、コメディー色が強く、あまり細かなことは考えずに、製作者の笑いの突っ込みどころに、ニヤニヤしながら楽しんで欲しい作品。
掛け合いが面白い❗️
木村ひさし監督と蒔田光治さん、、、
ファンにはたまらない
面白いし、お客さんもたくさん入ってるし、安定して楽しめるし、ファンの人たちにはたまらないんだろうな。ドラマの劇場版がやめられないわけだ。
でも、「○○ドラマのスタッフ・キャストによるオリジナル」ていう作品公開してくれる方がファンにはたまらないんじゃないかな。
ドラマ観てなくても楽しめました。
杉咲花がキュート。笑いのセンスも合ってたかな。
西島秀俊、最近はドラマの劇場版の人みたいになってたけど、「ドライブマイカー」が評価されて良かった。
村の住人たち、事件直後の隠蔽工作から15年後の再現まで、一致団結して協力しすぎ。
裁判官の立場から、憎んでたら判決など言い渡せない、
のシーンがとても良かった。お笑いの人がたくさん出てたけど、一番面白い鶴瓶さんがひとりシリアスな役回りというのがいいですね。
科捜研の時も思ったけど、ドラマのファンて映画館へ来るんですね。いいことだ。
でも作り手の人たちにはもっと挑戦してみてほしいです。でないと日本映画勝てないよ。
普通に面白かった
この映画の魅力は、
後味がわるい……
事件の真相が、あまりにもやりきれなくて、後味がすごく悪いです。
なんであの時そうなってしまったんだ、と言う気持ちが強いし、この人は本当に何も悪くなかったのに…と言う人がいたりして、もう、やるせない気持ちでいっぱいになります。
真実がわかっても、それは決して幸せな結末を迎えるわけではない、といいたかった映画なのかな、とも思いました。
見終わった後、楽しかった!スッキリした!とは言えないですね。
ただ、ドラマのころから培われた、深山と佐田さんのバディ感は最高だし、今までのヒロインとは違う深山全肯定のほのかちゃんも新鮮で楽しかったです。
道枝くんの演技はちょっとぎこちなくて気になりました。大事な役所なので、演技力のある俳優さんに演じていただきたかったです。
また、ストーリーも綺麗にまとまっていて、2時間飽きることなく集中して鑑賞できました。
まるで居間でテレビを見ているよう
お祝いなり、しつこい
若者向け?
年末年始はこれ!という超大作もなく地味目。
消去法で観賞したのがこれ。
だから、ドラマは全く観ていないし予備知識もない。
とにかく印象に残ったのはMJの顔が厚塗りテカテカだったこと。
演技も杏の元夫のような感じでなかなか馴染めなかった。
全体のテイストもダジャレとか漫画キャラとかとにかくシュール。
前日ぐっすり寝たから眠りはしなかったが退屈だった。
ドラマからの流れが多過ぎて、単独の映画としては成立していない。
オチも途中から何となく分かってしまう。
近くに座っていた若い娘たちには大ウケだったから、
若い感性に訴えるものはあるのだろう。
これまでの背景がよくわからないけど、鶴瓶がいい味出してた。
流石、劇場用に作られてるなと。
です!
お腹の辺りがぎゅうっとする
ドラマ見てないよ
トリックと逆転裁判を足して2で割ってネタソースで思いっきり煮詰めた作品の劇場版
ものすごくどうでもいいことですが、主演の松本さんですけど指めちゃくちゃきれいなのにファンデ濃すぎです。頬と首の色違うです。マスカラっょぃです。周りの人なんで止めなかったんよ…。
ざっくり言うと、トリックと逆転裁判を足して2で割ってネタソースで思いっきり煮詰めた作品の劇場版。
久々に観ると濃ゆいなー、こんな濃ゆかったっけなーとずっとツッコミ入れてる状態でした。
なお、話自体は結構面白かったです。農家あるあるネタをベースに、オチは結構辛口でした。改めて、日本語って主語と述語をしっかり伝える必要のある言語だと感じた。
ギャグパートと主題の寒暖差が激しいのもこの作品ならではと思います。
個人的には西島秀俊氏が割とシリアスめな役だったせいか、ギャグパートで完全に置き去りにされた犬みたいな表情になっていたのが逆に楽しかったです。この方が出るとしたら奥田瑛二側と思っていたので、かなり新鮮でした。
クスクスニヤニヤ、あっという間の二時間
もともとがTBSドラマの傑作、なるほど感ある骨太いストーリーを山ほどの小捻りが取り巻いて展開する疾走感溢れる素晴らしさ
本作はその映画化版、内容が直結する前日譚『完全新作SP 新たな出会い篇~映画公開前夜祭~』を12月29日にテレビ放映した上で 12月30日に劇場公開、年越しで掛けてるスクリーン数も尋常じゃなくて、その力の入れっぷりがすごい
前日譚はもちろん、テレビシリーズも見とくに越したことはない、クスクスニヤニヤしながらのあっという間の二時間
いざ事件発生の大パニックの瞬間に、そこまでの共通意識がパッと形作れるもんかなとか野暮なことが頭をよぎったりしたけれども、それぞれの役柄のキャラ立ちっぷりがキレッキレでいやはやこれは面白かった、新年の華やかな空気にもぴったり
え、その人がここに、とか、お、そんな隠れメッセージが、とかも多くて、結構見逃しちゃってる筈だから、配信されたときまたじっくり見直したい
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