「シュパルテホルツで。」さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
シュパルテホルツで。
1931年のベルリンでタバコの広告のコピーライターをする青年ファビアンの仕事と恋と友人との話。
ドイツ共産党の影が見え隠れする不況のベルリンで、女優志望のコルネリアと出会い一目惚れし、巻き起こっていくストーリー。
仕事を失い収入が無くなりながらも変わらない二人の関係が、彼女の秘密が明らかになりすれ違っていく様や、底辺に堕ちていく金持ちの友人ラブーデの様を、主人公を取り巻くちょっと乱れた世界だったりを交えつつみせていくけれど、若者と言っても32歳ですか…どうなんでしょう。
ドロドロとした世界観とか、彼の境遇とか、ドラマとしては面白いけれど、7割方恋愛物語で、しかも超まったりテンポで、流石に178分は長過ぎて飽きてくる。
そしてこの長尺のシメが悪ふざけの様なそれですか…このオチ自体は嫌いな方ではないけれど、このダル~い感じのラストはにしてはちょっとスカシが大き過ぎた。
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