アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版のレビュー・感想・評価

全27件中、1~20件目を表示

4.0The Satire of the Age

2022年3月23日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

This critique of the pandemic era feels fresh out of the oven. The film has fun with the disorienting nature of its masked cross-dialogue. The middle of the film is a no-narration alphabet of haiku shots which have little to do with the story. The film is what would be Buñuel's answer to today's mass consumption of pornography. Vaporizing with nowhere to go, its brilliance will be tested by time.

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Dan Knighton

4.0第三部の会話劇が圧巻

2024年1月7日
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鑑賞方法:VOD

ルーマニアの歴史に疎いため、監督の描きたかったものが充分に汲み取れたとは思えないが、刺激的で、多様な角度から考えさせられた映画だった。
監督は、このコロナ禍を「マスクで顔の一部を覆い隠すことを余儀なくされ続けた鬱憤により、人々は逆に、素顔でいる時以上に人間の本質を曝け出した時期」と捉え、この映画を作ったのではないか。
なおかつ、自分以外の第三者を、さも自分は別の立ち位置にいるかのように冷ややかに笑い飛ばす(某ろゆきのような)スタンスは取らず、第二部では、徹底して自分と自分の国の歩みに、内的に向き合って曝け出すフェアさが良かった。
ただ、圧巻は第三部の会話劇だ。プライベートな夫婦間のセックス動画を流失させてしまったことに対して、担任教師を続けさせるかどうかを議しながら、話題は驚くほど多岐にわたる。しかも、その発言の一つ一つは、専門性の高い事柄から身体に染み付いている差別意識まで玉石混交で、それぞれの人間が、全く自分だけの立ち位置から、相手の立場お構いなしに独善的に吐き出している。その様は、今のXなどのSNSの状況そのまんまであり、もうお見事としか言いようがなかった。
ラストの展開には賛否が分かれているが、自分はもちろん「賛」。
今ある差別も、ジェンダー等に関わる無理解の状況も、あえて批判的な提示の仕方をせずに生で晒した会話劇の結末に、ディルドを突っ込んで黙らせるという演出をちょっとだけぶち込むことで、きちんと自分の思考のスタンスを笑いを交えながら示したセンスが抜群。
一点、字幕がちょっと読みにくかったのと、全部が翻訳されていなかったと思われる点を引いて、星4にした。

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sow_miya

1.0ルーマニアってコマネチとチャウシェスク大統領

2023年6月18日
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鑑賞方法:映画館

第一部と第二部の意味がわからない。
なんか意味あったんやろうけど
そこまで考えたくないなあ。
第三部もえんえんと意見交換。
見るのにしんどかったのは映画は久しぶり
20点
1
出町座 20220629

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NWFchamp1973

1.0ベルリン国際映画祭で作品賞を受賞したということだが、私にしてみれば...

2023年2月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ベルリン国際映画祭で作品賞を受賞したということだが、私にしてみれば駄作の中の駄作。
無駄な描写が多過ぎて迷走しているな、という印象。

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省二

4.0【コロナ禍で色々とストレスが溜まっていたルーマニアの民の姿を描いたブラックコメディ。彼の国の社会の偽善(チャウシェスク夫妻の処刑・・。)や偏見を皮肉たっぷりに描き出した作品でもある。】

2023年1月25日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

ー 名門校の教師・エミは、夫とのプライベートセックスビデオがネットに流失。
  保護者会を控え、エミは事情説明のため校長宅に向かっていた。
  彼女の抱える不安やいら立ちは、街行く人々の怒りや絶望と重なり、猥雑で汚れや怒りをはらんだ空気が徐々に膨れ上がっていく。
  という内容を三章立てで描いた作品。
  特に秀逸なのは、ルーマニアの過去の負の歴史を様々な角度から炙り出した第二章および、第三章の三つのエンディングの描き方である。-

◆感想

・今作を映画タイトルに釣られて観ると見事に肩透かしを食う作品である。
冒頭の、名門校の教師・エミは、夫とのプライベートセックスシーンは、監督の”自己検閲”とナレーションが流れる音声のみで全く描かれないが、明かに意図的である。

・面白いのは、コロナ禍により慣れないマスクをしているルーマニアの人々の苛立ちやマスクをキチンと装着していない(顎にひっかけているだけ)姿である。

・今作は、通常は立派な名門高校の女性教師の夫とのセックスシーンを撮影したフィルムが流出した事を表立った形で描きつつ、ルーマニアの闇歴史(独裁者だった、チャウシェスク及びその夫人が莫大な財産を蓄えていた事が明らかになった際に、即在に夫妻が射殺された件など・・)を仄めかしながら、彼の国の社会の偽善や偏見を皮肉たっぷりに描き出した作品である。

<手元のフライヤーを観ると、今作は2021年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したそうである。
 今作は、章立てでストーリー展開がされるが、第二章および、第三章の三つのエンディングを含め、構成が面白かった作品である。>

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NOBU

5.02部までで見るのをやめようかと思ったけど、3部が圧巻だった。ルーマ...

2022年12月3日
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鑑賞方法:VOD

2部までで見るのをやめようかと思ったけど、3部が圧巻だった。ルーマニアの民度の低さがありありとわかった。日本はそれ以下だけど。みんながそれぞれ無茶苦茶な矛盾したことを言ってるのも興味深い。代わって反論したかった。ラストバージョンが楽しい。

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えみり

5.0これは後半とても面白い!緊迫した言葉の応酬

2022年9月22日
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鑑賞方法:映画館

 タイトルは過激であるが、学校での生徒から慕われている教師の流出した動画について教師と保護者との言葉の応酬と批判。
 冒頭から激しい喘ぎ声でこれから先どうなるのかと思いきや、前半はこの動画の流出・拡散を防ぐために模範的教師が落胆かつひどく思い悩んでいる様子が続く。後半はこの教師を糾弾する保護者達とのやり取りで、これがリアルでとても面白い!
 文学的作品からの引用やルーマニアの政治関連、ユダヤ人、ヒトラーなどが出てくるし、マスクのデザインもいろいろと面白い。子どもへの悪影響を巡り様々な意見が流される。また、今後の学校と教師はどうなのか。
 監督たちは、コロナ禍の中の撮影を意識し、マスクを付けての出演としている。マスクを巡るやり取りも加えているところがニクイ。
 結局のところ結論はどうか。これは見てのお楽しみ。

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M.Joe

3.5コメディの皮を被ったパンク的な風刺映画

2022年6月15日
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鑑賞方法:映画館

名古屋の伏見ミリオン座で開催された、

『アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』公開記念 第23回 ダイノジ大谷ノブ彦 映画会

に、行ってきました。

僕はダイノジのYouTube登録して観てるんですが、大谷さんって音楽とか映画の話が上手いんですね、すごく。

大谷さんが話すと面白そうに思えるんですよ、すごく。

この映画はスルーしようと思ってたけど、この映画会で取り上げられたので、生で話も聞きたいしで行ってきました。

ふざけたエロ系コメディ映画のように見えて、実はパンク的な風刺映画です。

舞台はルーマニア、取っかかりはエロから始まりますが、次から次へと、笑いを、まぶしながら、風刺を入れていきます。

ただボーッと観てるだけど、意味が分からなかったり気が付かないかもです。

上映前と上映後に大谷さんが解説して下さったので、すごく分かりやすかった♪

面白いのは、3部構成になってて、マルチエンディングでエンディングも3つ。

エンディングは、まず1つ目のパターン、2つ目このパターンって、3つ順番に観せてくれます。

斬新(笑)

前衛的ですね(笑)

面白かった♪

大谷さんの解説も上手くて面白かった♪

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RAIN DOG

3.5攻めまくってるなぁ〜

2022年6月14日
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鑑賞方法:映画館

こういう作品好きですよ。方向がどうであれ、突き抜けているのは大好きです。

ルーマニアって国は複雑なのかな?それが凝縮されたような作品。
混沌、矛盾、不条理などなどが描かれて、若干眠くなるかも?な序盤〜中盤です。散歩番組的描写やら、哲学的な風刺パートを経れば、お待たせしました!のクライマックス、見事な第三幕にいたります。

所詮、人間なんて猥雑な生き物なんだよな。猥雑がちょいと人目についちゃうと、まるで自分の罪を正当化するような行動にでる。皆弱いから遠吠えしまくりです。糾弾される教師の人となりを見ることなく、事実を明らかにすることなく、体裁やあるべき論をふりかざし、子供の教育を免罪符に叫びまくる親たち。

ここまで本質についてを話し合えないって、嫌になりますねぇ。
ラスト、口に出し入れされる男の情けない姿にスカッとしたわ。
ってか、これくらいでしかスカッとできない世界ってなんだかなぁ・・・。嫌になっちゃいますね。

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バリカタ

3.0なんのキャンペーンかしら…

2022年6月9日
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鑑賞方法:映画館

普段あまり見かけないルーマニア
の様子をたっぷり見せてもらった
大方それだけで満足
余裕と寛容を表現する映画監督

夫婦の営みはなんの問題もない
そりゃそう…w

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mamagamasako

3.0夫婦の営みはどの時点でポルノとして扱われるのか

2022年6月5日
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鑑賞方法:映画館

ルーマニア映画とか超珍しいと思い、タイトルの圧に負けずに頑張って観に行きましたが、意外にも(失礼)結構マトモな映画でした。
夫婦の営みを収めた動画をネット上に流出させられた女性教師vs教え子の保護者達。
この教え子の保護者達がなかなかアクの強い人間揃いで、教師の軽率な行動を謗ったと思いきや、思想や教え方などについて、溜まりに溜まった鬱憤を吐き出そうとする。
その内容がなかなかなアレで、反ユダヤの他に同性愛やロマ族への差別感情など、子どもには聞かせられない内容が満載。
なお、主題である流出事件については、夫婦の営みはどの時点でポルノとして扱われるのかという疑問の他「動画を流した方が悪い」「成人コンテンツを子どもが見られるようにしていたのが悪い」など、親の立場からすればどっちもどっちの視点でいろいろと考えさせられました。

なお、日本版は結構規制が入っているようですが、見た目はともかく音はなかなかにエグいです。
ラストの某シーンで、おっさん達のオェッという声が画面規制下に聞こえまして、いろんな意味で規制が入ってて良かったなと思いました。

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BONNA

3.5監督の度胸がすごい作品

2022年5月15日
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鑑賞方法:映画館

なかなかぶっ飛んだ作品だった。物語の本筋は名門校の先生がプライベートで撮った夫婦の夜の営みがネットに流出してしまい、保護者から学校を辞めるかどうかの尋問にかけられる話だった。映画全体の作りとして、監督の考える現代社会を取り巻く問題への風刺を暗に示す切り抜きを詰め込んだような構成になっていて表現がかなり抽象的でつながりを理解するのが難しいなと思った。ただ、どれも厳密に答えを用意していると言うよりかそれぞれ考えるきっかえを与えるためのカットのようにも感じた。
いずれにしろかなり実験的で挑戦的な印象を受けたので見る人を選ぶと思う。作品後半の先生の処分について保護者と議論するシーンは比較的見やすく、面白かった。

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matt42

4.0ブカレストの猥雑な都市風景

2022年5月6日
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夫とのセックス画像がネットに公開されてしまった名門校の歴史科の女教師が、進退をかけて保護者会に臨むストーリーだが、当日の会合前に主人公が歩き回るブカレストの猥雑な都市風景が見ものである。冷戦後にグローバルな商業主義に晒された目抜き通り、見捨てられ老朽化した建物や、昔ながらの青空市、工事中や渋滞で落ち着かない街中など、ルーマニアが現在抱える混乱やイライラが、主人公の気持ちとシンクロして見られて面白い。
第2部は私家版現代ルーマニア用語辞典のような構成で、われわれにはルーマニア現代史の論点確認によい。最後に保護者会がネット画像から主人公の歴史の授業内容に及び、鉄衛団やユダヤ人やロマの問題など、歴史の論点がここにも出てくる。
全体の構成はかなり自由で、ふざけているような、力技の荒さも感じるが、冒頭のブカレストの都市風景は繊細でニュアンスに富み、これだけでも見る価値はある。

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Boncompagno da Tacaoca

0.5街を歩き…、途中のメッセージは意味不明…、そして会話劇へ…。

2022年5月2日
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パート1はセックス動画を音声だけで楽しみ、次に女性教師はセックス動画が拡散されたと言って街を歩き回るが、街の看板や建物を映すカメラワークはちょっと意味不明。
パート2は、チャウセスクなどの映像が出され、政治的メッセージのようではあるが、これも意味不明。
パート3は、校長、女性教師、生徒の親が校庭に集まり話し合う会話劇となり、これが延々と続く。そして、またまた結末が3パターン用意され、それが順番に映し出されるが、3番目はファンタジーとなり、コメディーとも何とも言えないラストをむかえる。
ベルリンで金熊賞…、おめでとうございます。

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caduceus

4.0万人にお薦めではないけれど

2022年5月2日
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鑑賞方法:映画館

面白かった。

淡々と街を歩く所とか、ちょっと外国に行った気分になれた。 長いけど…

やや高齢男性一人客が多くて、ビビった🥵

性教育なし、歴史問題、ロマなど差別の問題、過去の独裁体制、その後の民主化?などなど日本と少し似た問題を抱えているのかな?と興味深かった。

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Momoko

3.0不毛な話に不能なファシリテーション

2022年5月1日
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鑑賞方法:映画館

笑える

映画も会議も、
ファシリテーションが全くできていない筋立てで、
PTA か理事会で行われる聴問会もまとまりのない議論が闘われ、
そんな未整備な会議でそれがより混乱を招きこの映画を成立させようとしているのだ。

そう、議題もなく、結論もない、アジテートな嫌な映画である。

あるのは夫婦が自分達のSEXをカメラ取りして興奮した映像が、何かの理由で流失し、世間に知れ渡ってしまうこと。
それの女性が教師であること。

教育、PTA 、会議、女性、セックス、卑猥、ヘイト、隠語、ポルノ、その他猥雑な言葉の山で話は盛り上がるが結果の出ない不毛な話の映画だった🎬

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カールのおっちゃん

5.0新しさを感じさせる新鮮な映画体験

2022年5月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

面白い作品だった。現代の社会の猥雑さ、社会の本音と建前、善と悪の二元的な判断と思考。場所はルーマニアであっても、私たちの日常と同じである。人々の感性もほぼ同じである。結局、誰彼も都合が良いのだ。人間は自分自身にとって都合良く生きているし、また生きていたい。他人との関係も、やはり上手く都合を付けて、かかわりたい。自らの線引きが重要なのだ。しかし、それが絶対的に上手くいかないのがSNSの環境であって、そこでは真実などあってもなくてもどうでも良く、センセーショナルなものだけが全ての皮膚感覚での対応でしか成り立たない陰湿な世界である(それが、一番人間らしい世界なのかもしれないが)。バーチャルな空間と現実の世界と映画の環境が上手くマッチして、とても新鮮で、感覚的にとても新しさを感じた。あまり馴染みのないルーマニアという国だからこそ、面白い視点と感性があるのかもしれない。ルーマニア映画は今後もチェックしたい。余談だが、フランク・ザッパの言葉の引用がところどころにあったが、この監督がザッパを好きなのも良く解る。作品自体がどことなくザッパのアルバムのようにも思えて来る。

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shanti

4.0ひどい(誉め言葉として)

2022年5月1日
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ネット内弁慶な「俺だけが正しい」人たちを映像化してるみたいな部分もあり。
気持ち悪さと、彼らをばっさり切り捨てる爽快さを併せた、(褒め言葉としての)ひどい映画でした。
ちょこっと『オーガズモ』『サウスパーク』『チームアメリカ』なんかを思い出したりもして。

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コージィ日本犬

4.0見応えのある社会風刺もの

2022年4月30日
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鑑賞方法:映画館

ウェス・アンダーソンのフレンチディスパッチのような三部構成で作られた映画。

第一部ではウィズコロナ禍の現代のルーマニアが抱える数々の問題を主人公が街中を歩く中で遭遇させる形で詳らかにしていく。歴史的背景からくる人種差別やコロナ禍での鬱憤の噴き出し、根強く残る女性軽視(蔑視とも言える)などなど。

第二部では第一部では直面した問題を裏付けるネタにブラックユーモアのエッセンスをふりかけて風刺のきいたものに。
『ドラゴンタトゥーの女』の原作にちょいちょい挟まれてた“ノルウェーの女性の○%は〜”を思い出した。

第三部でやっと本題のセックスとは卑猥か否かの議論が名門高校の保護者説明会という形の会話劇で展開されていき、それを楽しむ。

映画のタイトルは若干“釣り”気味ではあるものの、セックスの云々を語りたいのではなく社会全体を風刺してる映画。この直前に同じ劇場で観た『インフル病みのペトロフ家』と同じでロシアや旧ソ連の歴史を学び直してから観た方がより理解が出来て楽しめる映画。

お勉強し終わったらもう一度観ます!

自分のセックス動画が流出してしまい、魔女裁判のような保護者説明会で生徒の保護者たちに一部始終を観られ、あれこれ言われながらも凛として振る舞っていたエミ先生が素敵でした💕

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らまんば

2.5予告の時点が1番面白かった

2022年4月28日
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鑑賞方法:映画館

3章に辿り着くまでが長いこと長いこと。
ルーマニアの政治、宗教、人種に至るまで知っていれば楽しめたのかもしれません。

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パプリカ