「いいですね!」偶然と想像 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
いいですね!
色々な方々からいい映画だってお薦めいただいいてましたこの作品。WOWOWで放送されるって知って忘れないように録画しておいたのですが、なかなか鑑賞することが出来ないまま暑く長い夏が終わりそうです。
またまた感じてしまいました。やはり凄い監督さん、脚本家さんだなぁって!
忙しい今日この頃、オムニバス作品なので最悪1話ずつ観ればいいか?って思ってましたが一気観してよかったです。3話が繋がっているわけではありませんが濱口竜介監督の感性をそれぞれ感じさせてくれる素敵な佳作ばかりでした。
1話のなんだかそのへんのカフェで繰り広げられる女子バナがどんな展開になるのかワクワクして観はじめましたが、予想外というか古川琴音さんの不思議ちゃん加減がほとばしる作品でした。最近の、堺雅人さんをドギマギさせるCMで不思議な女優さんだと思ってましたがやはり納得です。
2話では今や安定の領域とも言える渋川清彦さんとの淡々と語る会話劇は好き嫌いが分かれそうですが私は嫌いじゃないですね。森郁月さんのエロっぽさも秀逸でしたがだんだんと会話が続く中、何故か教授と同じ感覚を共有(?)しでいくくだり、5年後のセフレとの偶然の再会でわかる意表を突いた展開は想像できませんでした。
鑑賞した皆さん、それぞれの好みが分かれそうですが、私は3話が1番気に入りました。本当に偶然が生み出した二人の女性の本音部分、「こんな偶然ってあるの?」と思いながらもその短い時間の中でお互いが素敵な発見をしていく展開はピアノの旋律と相まってほっこりした気持ちにさせてくれました。
監督の定番役者さんたち(正直この作品で初めて知った方々が多いのですが)がそれぞれの魅力を発揮して(監督に発揮させられて?)オムニバス作品のメリットが満載だと思いました。
『偶然と想像』という一見結びつかないような2つの言葉が、観終わってみるとなるほどなってうんうんとうなづく自分がいました。多くの方々が推していたことにもうなづく次第です!素敵な映画でした。観てよかったです。
CBさん
共感&コメントありがとうございます。そうですね、賛否両論ありそうです子。おそらく淡々とした会話に違和感を感じてしまう場合は否、受け入れられる場合は賛なのかもしれません。私は3話まで観終わったあとなんだか柔らかな気持ちになりました。