「村上味」偶然と想像 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
村上味
三篇のオムニバス。「魔法(よりもっと不確か)」モデルの芽衣子は、ヘアメイクのつぐみから恋バナを聞かされて、思い立つ。「扉は開けたままで」単位不足で卒業できないセフレの頼みで、奈緒は瀬川教授を罠にはめようと。「もう一度」高校の同窓会に参加するために仙台にやってきた夏子は、昔の恋人と2 0年ぶりに再会したと思ったら。
「ドライブマイカー」を観て、村上春樹作品の映像化は濱口竜介監督が最適と思いました。今作の三篇は、村上作品ではないにもかかわらず、できすぎの会話や内容でそのテイストが維持されています。特に「扉は開けたままで」はそう感じました。
コメントする