「素晴らしき実験映画」偶然と想像 フラさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしき実験映画
前衛的な撮影スタイルと演技で成立している3話からなるオムニバス。
濱口監督はこんな作品までも撮れたのかと驚く。会話劇が中心なのは従来の濱口スタイルだが、難しく重厚な会話劇なのではなく、とても軽やかでウィットにとんでいるのが新生濱口といったところ。
ロメール やホン・サンスの語り口とロイ・アンダーソン的な演技を組み合わせたとでもいおうか、とにかく文句なしに面白いのである。
3話とも偶然と想像というタイトル通りの素晴らしさ。
これはスゴイ。
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