「棒の世界」偶然と想像 lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
棒の世界
ワンシチュエーションの演劇的な何かが好きな監督なのだなと、「ドライブマイカー」を思い出しつつ納得。
左側の2秒と静止していられないナルシストと後方の「新聞屋さんにチケット貰ったから来たわ」的なイビキマダムに辟易しましたが、マダムは起こしたし兄さんは一瞥したら1分位は静止出来る様になったので、まぁまぁ良しって事で。スマホ弄りも日に日に目立つようになってきたし、何だか悲しいものでございますね。
三本の短編でしたが、全て序盤から中盤まで何かしらイライラ(もしくはムカムカ)な展開なので、「しまった…」なんて思ったりするのですが、三本共にラストでは何故かスッキリしてる不思議な作品群。妙な不穏さや独特のユニークさ等々嫌いでは無かったのだけれど、やっぱり「読み合わせ」の様な棒台詞の応酬は「んむむ??」な感じが拭えませんでした。でも、不思議な魅力はある映画なので、気持ちと時間に余裕のある時にでもどーぞ。
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