「原作、過去作未視聴」仕掛人・藤枝梅安 えさんの映画レビュー(感想・評価)
原作、過去作未視聴
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・役者陣の演技が素晴らしい。端役の人も上手くて世界観の中で浮いてしまっている人がほぼいないので安心して見ていられる。
・特に天海祐希さんは素晴らしく、地獄のような過去から這い登り強かでかつ魅力的な女を演じられていた。最期の仕掛けられるシーンは美しくもあった。
・最初の仕掛けのシーン、真っ黒な川から上がってくる梅安がとてもかっこよくてワクワクした。
・おせきが明るくて梅安との絡みも面白くてドロドロした主人公の世界に全く関与していない感じが梅安にも救いがある感じで良かった。
・勿論針をピンポイントで刺したり、吹き矢を喉に命中させたり、元々人間離れしているのだが、まだ技を極めたら出来るのかもと思える。しかし、道具を片手に持ちながら塀をぴょんと登ったり、万七の前女将の仕掛けで黒い衣装を着るだけで誰からも感知されなくなるのは流石に超人過ぎて、所詮ファンタジーかと萎えてしまった。
・天海祐希の仕掛けシーン、フラッシュバックが確かに切なくなって心が揺さぶられたが時代劇で砂嵐加工はアリなのか。
・男と女が本作のテーマなのかもしれないが、姦通とか無理やりとかその復讐とかそういうのしかないのかな?
細かい粗探しをしてしまったけど、全体を通しては面白かったという感想。続きも見たいし、シリーズ化もして欲しいくらいにはクオリティ高いと思う。
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