「ん~、、、」仕掛人・藤枝梅安 buckarooさんの映画レビュー(感想・評価)
ん~、、、
「目指したのは、ジョーカーのような大人のエンターテインメント」
だってさ。
じゃあハナからこんな映画つくらないで、みんなでジョーカー観てればいいやん。
監督さんが無邪気にこんなこと言うのもちょっと驚きなんだけどね。
はあ、ジョーカーすか。あー、はいはい。
でさー、ジョーカー=暗い、で、なんでもかんでも暗くすりゃいいってもんでもないと思うなあ。画面も。
豊川悦司って、仏頂面で表情が乏しいし、ぜんぜん笑わないから観てておもしろくないんだよね。
メシ食ってる時と、おもんと会ってる時くらいは、ニコニコしてほしかったけど…。
で、ストーリーなんだけど、
仕掛けの依頼人も二重三重になっててややこしい上に、わりと終盤まで停滞してる感じで
「この先どうなるんだろう」っていうワクワクが皆無。
ずーっと現状が描かれるだけ。途中でちょっと寝ちゃった笑。
要するに、おもしろくないのよ。ただただ暗いだけで。
他のレビュワーの方が書いてたけど、
ほんと、女が男に手籠めにされて…みたいなのばっかで
あー、なんか男だらけの映画業界のヒトがつくったんだなぁ、ってかんじだわ。
悪役が板尾創路…。おわってる…。
女中の手をなめたりして。きもちわる。
なんかほかに誰かいなかったのか…。ちょっと板尾には荷が重いやろ。
ほんと、悪役のいい俳優さんがいないよねー。
んでさー、ちょっとあの回想シーンのどうしようもなさはどうなの。
2023年ですよ、今。
スローモーションで子役がニッコリ。なんかザラザラのノイズっぽい加工で。
古い!古臭い!
フィルムノイズを加工で足した回想シーンもあったなぁ。
いやいや、編集ソフト使いたてのシロートじゃないんだから。
ダサすぎやろ。
ラストも、縁側に出た豊川悦司のカオでスパッと終わればいいやん。
なんでまた回想シーン入れるの?過剰なんだよ、過剰。
悲しそうな豊川悦司カオで押し通したらええやん。
小林桂樹と田村高廣が二人で画面にうつってるだけで「ええなぁ」ってなるけど、
今回の二人ではそういう化学反応はなかったね。
別にそんなに仲良さそうじゃないもん笑
あと、バッチリきまってる「カッコイイ画」みたいのもなかったなぁ。
次回作もまたレイプシーンがあるみたいで、ちょっと観るかどうか、どうしようかなぁ…。
(どうでもいいんだけど、ラストで梅安が「雪が降ってきた」っていうと彦次郎が「梅安さんにはかなわねぇや」って言うんだけど、なーんで寝たままで外を見ずにそのセリフを言わせるの!?雪を降らせるのがめんどくさいから?小林桂樹版のこのシーンはめちゃくちゃええんやけどなぁ)