劇場公開日 2021年10月22日

「高校生の男女のカップルと一人の女子生徒の強引な行動が複雑に絡み合う。」ひらいて M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0高校生の男女のカップルと一人の女子生徒の強引な行動が複雑に絡み合う。

2022年11月18日
PCから投稿

広島国際映画祭の会場で見た。
首藤監督のトークショーもあり、ちょっとは制作過程の面白さが実感できた。あまり核心については触れられず。
そのコメントも含めて印象に残ったこと。
1.高校生の恋愛を描いた綿矢りさの小説が原作で、ずっとこれを映画化したいと長年の思いが実現した映画。
2.女子生徒2人と男子生徒1人の恋愛関係。こんなことがあるのかと思わせる展開。
3.自分でもやりたいこと伝えたいことがよく分からず自分中心的な主人公。

高校生の危ない感情、一途な思い、仮面をかぶった本心、親から逃れたい気持ち、先のことがまだ見えない不安定さ、この年代でしか経験できない感受性。2つの男女の関係、一つの女性同士の関係。一歩主人公が中に踏み入っていったことでさまざまな事が少しずつ動き出す。

中でも予告編でも出ている女子生徒二人の性的関係が衝撃的。最後この3人がどうなっていくのか。そこは見ている人に委ねられる。

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M.Joe