「ある意味文学的映画。」ひらいて HalUさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味文学的映画。
最初は甘酸っぱい、うん、いい!
そんな印象でした。
進んでいくうち難解、掴めない、共感できない。。
そんな印象へ変わりました。
エンドロールをみて納得。原作は綿矢りささん。文学的な難解さがしっかり伝わってきます。
監督は原作のファンで念願の映画化だったようで、原作に忠実につくるのを意識したように感じました。
舞台挨拶でも『もやもや、色んな感情があると思いますが』と仰っていました。
主題歌も作品をイメージしているのでクセがありまくり。
俳優さん達もかなり難しかったというのが挨拶から伝わってきました。
俳優さんたちのご苦労を労いつつ、
どこか抜けなかったのかとどうしても思ってしまいました。
色んな不協和音というかもやもやを、ジャニ歌などで少しは爽やかに緩和出来たんじゃないかと。
監督がもやもや込みで、と思っているなら何も言えないけれど、平然と話している姿に少し狂気すら感じました。
配給会社、製作委員会などOKを出したのだけれど、独りよがり感が否めませんでした。観客は置いてきぼりだなぁと。
伏線は張りっぱなしでそのままでした。
SNSをみていると言っていた俳優さんの為によい感想を残したかったけれど、俳優さんの労力と成果が合っていない、というか、共感は難しかったです。
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