「邦画でもちゃんとしたSFできた!」Arc アーク 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
邦画でもちゃんとしたSFできた!
永遠の命を手に入れた女性の物語。
ここんとこドラマや映画に引っ張りだこの芳根京子ちゃんが主演だ。
お話は17歳でスタート。えっ!と最初から惹きつけられた。19歳になって、その後老化防止の薬を作る会社に就職し、30歳で不老不死になり、それから137歳まで。
これまでも不老不死を扱った作品は観てきたけど、薬で人類に行き渡った設定は初めてだ。
全編通して2001年宇宙の旅などのアクションじゃないSF映画の、静かで落ち着いた映像や台詞。
主人公が体験する周囲の人達との別れや自分の存在価値への悩み。中盤ではキーパーソンの小林薫の登場とモノクロ展開にビックリ。
ラストはちょっと違和感があったけど、それが彼女の選択だからね。
サプライズも少なく、安定した展開でじっくり観られました。大満足です。
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