「生への執着」Arc アーク Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
生への執着
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人の死と死んだ人への思いと不老不死の話。
17歳で子供を産んだが手放して、19歳で遺体を生きたままの姿で残すボディーワークスという仕事にスカウトされたやさぐれダンサーが、30歳で不老不死を手に入れるストーリー。
ボディーワークスってロザリア・ランバルド的なもの?と思っていたら、ArcならぬArtですか?と始まり、死んだ人の家族の思いについて考えさせていく前半戦。
そして、今度は不老不死。
個人的には生きることに意味なんか考えないし求めないけれど、終わりのない人生は辛いと思うけど…。
そんな中で、不老不死の施術を受けない選択をしなかった人を奇異に感じる世界観が展開していくことに違和感を覚えたけれど、背後で流れるニュースの音声ではやっぱり…。
そして、やけに夫婦をフィーチャーするもんだから、多分どちらかが…やっぱりね。
それはまあ良かったけど、施術を受けなかったのはそんな理由?
そしてラスト、えっ!?そういう選択も出来るの!?最初の人って…自殺者は除く?
死生観についてモヤモヤと色々と考えさせられる展開はとても面白かったんだけど、終盤急にエンタメ感が強くなってしまって、イマイチ締まらなかった印象。
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