「封建的アメリカ社会」七つの大罪クラブ 生贄になった少女たち よしさんの映画レビュー(感想・評価)
封建的アメリカ社会
思春期の少女達の軋轢が産む悲劇を描く物語。
サスペンスというよりは、思春期の少女達を描いた人間ドラマ。
カトリック教会、父権に抑圧される少女達。それに抗う彼女達の様子が、やや誇張されて描かれています。彼女達の緊張感や制御出来ない感情が、上手に描かれているように思います。
また、封建的なアメリカの田舎の世界観を楽しむ映画・・・とも感じます。
「リグレッション」等にも描かれているアメリカの宗教観が、日本人の私には分かり難く、良くも悪くもこの世界観が印象に残る映画となってしまいました。
ただ、サスペンスとしては特別な驚きを得ることはなく、私的評価は標準となりました。
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