とんびのレビュー・感想・評価
全176件中、21~40件目を表示
悪くないがもう少し盛り上がりが欲しい
とても良い話だし心地よく安心して観れたが、せっかくならもう少しだけ盛り上がりが欲しかった。キャストはすべてが完璧で素晴らしい。良い映画は間違いない。
よみがえる家族愛
阿部寛扮する暴れん坊のヤスは出来すぎた嫁をもらったが、職場に来た時に荷崩れで息子をかばい下敷きになり亡くなってしまった。それから北村匠海扮する旭と二人暮らしになると言う人情物語。薬師丸ひろ子扮するヤスの幼なじみのたえ子が旭の母親代わりになるなどご近所界隈に面倒をみてもらえるのも人徳かな。ぶっきらぼうな親父に反抗しながらも二十歳になって母親の死の真相を知って家族愛がよみがえる訳だ。やっぱり幸せな人生とは家族が幸せである事が全てかな。ほろりとさせられるいい映画だったよ。
内容は、はしょられた感はある
ストーリーは分りやすいし、TVドラマ化もされており“知っている”人も多いのだろうと思う。
少々オーバーな演技も散見するが昭和の元気過ぎる人々だと思えば、違和感もない。
そして泣かす所はちゃんと泣かしにくる。
この内容でグッとくる年齢はやはり高齢者と思うが、中間層でも「親はどうしているだろう?」位の気持ちは充分に湧く。
美佐子(麻生久美子)が待ってる家に乱暴者だった安男(阿部寛)が家に入る前にタオルで身体を拭いてから入る様など微笑ましい。
美佐子を失ってからの少年期
大学で上京する青年期
親父上京といきなり結婚と、時期を分けた際のエピソードがはしょられている分、ドラマを観てきた人には言いたい事もあるかもしれないが、ドラマ未見の私には充分でした。
不器用な親父と息子、それを支える仲間たちのドラマがお好きな人には向いています。
そう言うのがピンと来ない人には不向きかもしれません。
キャスティングもよく演っている役柄とは言え、脇役までキッチリしたメンバー。
安男のバツイチ姉、薬師丸ひろ子
坊主頭のプロ(笑)麿赤兒
寺の息子なのにオールバックの安田顕
その妻、大島優子
コメディリリーフに濱田岳
いつもの仏頂面、島田久作
バツイチ子持ちの年上女房を杏
似合いすぎ、狙いすぎな感もあるが豪華です。
北村匠あっぱれ
今作品、泣けました。長い。ただ長過ぎる気はした。何回か泣きました。4回くらいかな。
阿部寛は妻が亡くなった理由を言わない。我が子をおもう父親の気持ちに号泣。大学1年の我が子に重ねる。
麻生久美子は、広島の映画は二回目だな。夕凪の街でも不幸。不幸の似合う女、麻生久美子である。インスタント沼とか、時効警察みたいなコミカルな役柄も合うんだけどね。麻生久美子バンザイ。死なないで〜。
🔷お坊さんの言葉
だいたいのニュアンスです。
❶お前は海になれ!雪が降っても溶かして飲み込む、全てを包む海。
❷お前には母親がいない、だから、背中は寒いだろう。しかし他のみんながお前を必ず背中を温めてやる。背中に手を当てて温めてもらいなさい。
ふかい〜ふかい〜。
泣けたなあ。
重松清、サイコー🙆
ブクロサイコー(は石田衣良)
2本立て1本目。原作は泣かせの達人、重松清。NHK版ドラマもTBS...
2本立て1本目。原作は泣かせの達人、重松清。NHK版ドラマもTBS版ドラマも視聴済み。さて、映画版やいかに。
映画というより、これも2時間ドラマでよかったかなって感じ。まず私的にキャスティングがどうもしっくり来ない。ところどころウルッとはするのだが、号泣とまではいかず。主役阿部寛の人格があまりにひどい。子ども?
ピンぼけ中の濱田岳の爆笑演技が一番の注目どころか(笑)
絶対泣けるっしょ!
大好きな作家、重松清さん。『ステップ』でも変幻自在俳優、山田孝之さんや脇を固めた役者さん、伊藤沙莉さんたちとともに泣かせていただきましたが今回も最初からうるうるの連続で自宅での鑑賞でよかったとつくづく思いました。(前半まではファミレスでの鑑賞だったの席で涙流してる十分怪しい親父でしたが…)
阿部寛さん、相変わらずデカいけど存在感も大きいですね。人形町に赴任してバディの溝端淳平さんとのコンビも捨てがたいですが『海よりもまだ深く』でのダメダメ親父、今回は筋の通った頑固者ダメ親父でしたが、よかったです。阿部寛さんにピッタリの役どころではないでしょうか!
北村匠海さんも美人女優さんばかり相手にして羨ましい限りの若手俳優さんだとばかり思ってましたがアキラの心情を見事なまでに演じられ、これから伸びてくる役者さんだと思います。(もう十分伸びてる?!ってか)
それにしてもヤスケンさん、ホントいい味出してましたよね?『しもべえ』に時々見えてしまうのが難点でしたが。大島優子さんもいい役者さんになりましたよね!おニャン子出身?オールナイターズ出身?とは思えない、あれ?AKBでしたっけ?って古すぎで誰にも気づいてもらえないボケかまさないように!
また『カイカン!』って言ってた薬師丸ひろ子さん、すっかりお母さん役の代名詞みたいになってきてますね〜時代を感じざるを得ないですね!すごくいい味出して映画が引き締まりますよね!
それにしても重松清さんの作品はいつもお涙ちょうだい感がハンパないのに見事に泣かせてくれて、まるで吉本新喜劇的お約束ですがそこがまたいいんですよね!余談ですが家族ものを描かせたら双璧の『青いイナズマ』森浩美さんと泣かせの二大巨塔だと勝手に思っています。そういえば森浩美さんは短編小説ばかりだから映画化作品観たことないなあ。
ドラマ版の堤真一さんの方も観てみたくなりました。
父との絆
初めて観る🎬なのに何処かで
観た様な…作品だった
人情ドラマだからかな~
父子家族
父と子の関係を描いてますが
何処か親子の絆が結べない
父が息子に遠慮していると言うか
ブッキラボウと言うか(想いは強いのに)
思っていることを上手く伝える事が出来ない
父親役に阿部寛
息子役に北村匠海
この二人が親子に見えなかった
どうしてだろう~
わからない
熱い感情は湧いてこなかった
人を思う気持ち
ずっと温かい気持ちになれる映画だった。
やっさんは人を思う気持ちが本当に強くて、頑固で生きにくいところもあるが、カッコいい生き様だなーって思った。
他の登場人物も人情味に溢れていて、自分も含めて最近の人達に少し欠けている部分はこういうところなのかもなと感じた。
コロナで人と会う機会は減ったが人との繋がりや人を思う気持ちを大事にしたいと思った。
原作を読んでから鑑賞したが、原作の方が映画には無い、親子の感動できる場面もあるため良いとは思う。
ただ映画の尺を考えると充分に原作の良さは伝えられていると思う。
妻を失った、ドカジャンが似合う一人の男の一生。平凡ではないがものす...
妻を失った、ドカジャンが似合う一人の男の一生。平凡ではないがものすごく波乱に満ちている訳ではない。
優しい人しか出てこない。
良いものを観た、という感じ。私より夫の方が感動していた。
昭和の香りがプンプンする作品
作品自体、昭和の香りがプンプンした。
阿部寛ええわ~。安田顕も和尚も薬師丸ひろ子もめっちゃええ味だしてますわ!
良かった。
特に冬の海での和尚の話のシーンは泣けた。
ただ個人的には杏が浮いて見えた。北村匠海とのバランスが悪いのか、昭和臭い作品に合って無かったのか…。
北村匠海も学生時代は良かったけど、社会人になってからはちょっと…。やっぱり令和の雰囲気が出てて、合ってない気がした。
まあでもええ作品じゃの~。
役を選ぶって本当に大事、親を選べないって本当に不幸
いやぁ、もちろん安田顕さんのことですよ。
登場してきてお顔を拝見するたびに『変態仮面』を思い出して、つい笑っちゃったです(笑)
いえ!安田さんが変態って言ってるわけじゃないの!
あれはまさに役者生命を懸けた名演技だったと思うです。
しっかし、よくオファーを引き受けたもんですよね(笑)
何かの拍子で騙されたとか?ドッキリみたいな?
いや、安田さんのこと、もっと知りたくて、いつもの如くWikipedia先生にぷち師事したです。
そうすると…
>自他ともに認める「変態キャラ」で、酒に酔うとすぐ服を脱ぎたがることから「ヌーディスト安田」の異名を持つ。
だって。
安田さん!もう弁護の余地ないよ!あンた最低だよ!←誉め言葉
あンた心底変態だよ!リアル変態仮面だよ!
来るべくして来たオファーだよ!
代表作のトップに来るのは、もう『変態仮面』でいいよ!
とか、そんなこんなは、まあいいとして、久しぶりのハートウォーミング系の映画です。
こういうベタな人情物って割と好きなんですよね。割と避けていますけれど。
で、主演の阿部寛さん。
私的に阿部さんベスト作品と思っているのは『自虐の詩』なもので、序盤にいつちゃぶ台返しが出てくるかヒヤヒヤしながら観てたです、はい。
そして薬師丸ひろ子さん。
人の好いオバサンを演じさせれば日本随一の女優さんになられたですよね。
あの“頼子ちゃん”がですよ。
主に女優さんって、コケずにキャリア積むと大化けするからすごいです。
大島優子さんも、化けてくれるのかな?
で、自虐の詩
私、離婚歴が二度あるんですね。二度目の時は三人の娘と暮らしていました。
長女とは色々わだかまりがあって、もう長らく会っていないし、もう会うこともないと思うです。子供はふたりおりますので、私既におじいちゃんなんですよね(笑)
二女も昨年めでたく結婚をし、今年の9月上旬が出産予定日です。
一番大切な時に家庭を投げ出してしまったのに、未だにパパ(笑)と呼んでくれるです。
今は東京で仕事を頑張っているです。
そんな二女が帰ってきて、会ってくれるたびに涙が溢れそうになるです。
この映画観ていたら、そんな二女のことを思い出して、また泣きそうになってきたです。
三女も彼氏さんと同棲中ですので“できちゃった婚”は必至と思うです(笑)
みんなみんな幸せをつかんでくれて、パパ(笑)本当に嬉しいです。
でも、私、やっさんみたいな素敵な父親だったかというと、全く自信がないです。
親を選べないって、子にしてみれば、本当に不幸でしかないです。
やっさんみたいな父親になりたかったです。
私…死期を悟った時には、後悔しか脳裏をよぎらないはずのクソ人生ですよ。
あかん…
また涙が…
で、映画のお話、お話。
阿部寛さんの、徐々の老けメイクが素晴らしかったです。きちんと歳重ねていたです。
奥さんとの悲劇の死別を除けば、誰一人不幸になることもなく、とても優しいお話でした。
たまには、こういうのを劇場に観に行くのもいいかも。
私の腐りきった性根を癒すにはいいかも。
エンディングテーマソング・ゆずの「風信子」(風信子?なにそれ???と思って調べてみると“ヒヤシンス”と読むんですね、またひとつ新鮮な学びの喜びナイス)も、とても優しくて美しい曲でナイスでした。
総じて、とても優しい気持ちになれた映画でした。
阿部寛のヤスさんがみれた
ドラマ版のとんびを鑑賞し、なんて素敵な作品なんだ。内野さんがヤスさんで、お母さんが常盤貴子さん。旭は佐藤健くんが演じてましたね。
一番印象的な夜の海での和尚さんのシーンはやっぱり良かったわ。
内野さんのヤスさんが好きで、えーっ、これを阿部さんがやるのー?って半分見たくない気持ちもあったけど、映画版見てよかったです。
不器用で愛情いっぱいのヤスさんを阿部寛さん流にバッチリ演じきっておられて❤
同じ作品を映画でギュッと作るのって難しいだろうなと思うけど、見終わったときに、優しい気持ちにさせてくれるこの作品が大好きです。
父のついた優しい嘘
母を失った幼い息子(北村匠海)についた嘘。本当は息子のせいで死んだお母さんだったが、妻を死なせたのは父である自分(阿部寛)だと言ったこと。そのことが嘘であったと、父の優しさを知った息子は社会人になっていた。不器用な父親の深い愛情が心に染みる良い映画です。めちゃくちゃ泣けました。
尺が足りない
重松清氏のベストセラーの映画化ですが、過去に2度TVで連続ドラマ化されており、この父と息子が歩んだ半世紀を描くには、TVでは十分な尺だったのが、2時間強の映画ではやや浅薄になってしまった気がします。
物語は、無器用で無骨で逞しい昭和の男と、その息子との長年に亘る確執と対峙、そして宥和を辿ります。
前半は物語の契機となる事件と専ら父親の人物像をひたすら描きます。時代背景は、塵芥と埃と汗の臭いが漂う、荒々しくも熱い情に満ちた高度経済成長期の昭和であり、舞台は、瀬戸内海に面した田舎の港町の、町の人々皆が家族のような、深く温かい情愛溢れる世界です。殊に広島弁の野卑なやり取りが耳に心地良く響き、喜怒哀楽が諸に現れる情の厚さを実感させてくれます。標準語では決して喚起しないシチュエーションです。
息子役が子役から北村匠海に入れ替わったところから父と息子の話に集約されて、漸く物語が佳境に入り一気に空気が濃密になるのですが、如何せんそれまでに周囲の人々に関わるエピソードがそれなりの尺で挿入され、本作の本質が散漫になってしまいました。
本作の核になるのは、あくまで父と息子の物語であり、小説ならば話に膨らみが出てきますが、映画ではただ間怠こしく感じます。
徹底して二人にフォーカスし凝縮していくべきでしょう。
特に前半の息子のキャラクター設定が希薄であり、父と息子の間の葛藤と、歳月の経過による互いの相剋の描き方が茫洋とした感がして、その分、ラストに向けての二人の反目と息子の嫁を交えた衝突・対峙と和解という、観客にとってのカタルシスの快感が十分に得られないように思います。
時空が行ったり来たりしても、役者の容貌や声色に変化や老いが出て来ず、時の経過が感じられないために混乱することも、物語のベクトルが見えないことに拍車をかけています。
更に人間ドラマゆえに人物の寄せカットが多くなるのは、ある程度已む無いですが、それにしても人物のカットが多過ぎて、物語の重要な要素と思われる広島の港町の情景、土俗性豊かな風景のシーンが殆どないので郷土色が希薄になるのは残念でした。
父子愛
父子の30年史(多分そのくらい)を描いた作品。
重松清の描く父親は、何とも不器用でもどかしいが、味わい深い。父娘では成り立たない骨太な作品がやはり持ち味だな、と。杏の役も良いですね😃
岡山の情景も良いですね😊分かっちゃいたけど、終盤は涙無くして観れない感動作でした。
古き良き時代
昭和って本当にパワーあるなと、つくづく感じることができた素晴らしい作品です。北村くんのシニア姿は、かなり違和感ハンパなく、いい演技なだけにもう少し特殊メイクできないかなぁと思いましたが、人情味溢れる良作でした。個人的には、ドラマよりもこっちの映画が好きですね。
感動を暴力で濁してしまう
100分くらいにまとめればもっと面白かったと思う。阿部寛と北村匠海の演技は期待通りでうまいなあ。
暴力が気になってしまい、クドさのモトになっているようにも感じた。感動を暴力で濁してしまうようにも感じた。惜しい。
不器用な愛情と憎めないキャラクター
ところどころおかしいが憎めないやつを阿部寛さんがいい感じに演じられていました。
最近は地域が過疎化していって近所付き合いなども減っているので、余計に狭いコミュニティの温かい付き合いを見ていいなぁって思いました。
誰か仲良くしてください。
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