「父から子へ、子から父へ、目一杯の愛を」とんび しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
父から子へ、子から父へ、目一杯の愛を
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Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読。
不器用な親父役がこれほど似合う俳優はいないんじゃないかと思うくらいに、阿部寛の演技が良過ぎた。脇を固める安田顕や薬師丸ひろ子も素晴らしい名演で魅せてくれた。
父が子を想い、子が親を想う。父から子への目一杯の愛と人情味溢れる物語に心温まり、涙腺緩みっぱなしだった。
ヤスが旭についた「優しい嘘」が、これまた涙を誘う。不器用だけど、真っ直ぐに貫かれるヤスの愛が沁みて来た。
麿赤兒和尚の名言が刺さる。親子の絆だけでなく、現代社会では希薄になりつつある周囲との繋がりに思いを馳せた。
どこか懐かしさをも感じさせる昭和。なんて温かいのだろうか。過剰とも思える関わり合いを心底羨ましいと感じた。
※修正(2024/06/30)
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