「夫婦。親子。世代に渡り伝わる愛情と昭和の頑固おやじ感に号泣。」とんび きんぴらさんの映画レビュー(感想・評価)
夫婦。親子。世代に渡り伝わる愛情と昭和の頑固おやじ感に号泣。
圧巻の演技力。
阿部寛さんの生み出す表情で作る間に引き込まれて抗うことできず。
4回ほど泣かされてしまった。
特に最後のあの間は…ずるい。
東京で一緒に住もうと息子に言われた後、この間があって、あのセリフ。格好良すぎだ。泣いた。
昭和おやじ感ががっつり出ていて、私の父親も私に対してはこんな感じだったなぁと思い出した。当時はきつかったが、今となっては良い思い出であり、笑い話。昭和生まれの方なら感情移入する方が多いのではないかと思う。
子が生まれ、子が成長し、それに伴う親の気持ちや行動。
辛く悲しく、それでも嬉しい。心の奥が熱くなる映画だった。
個人的にコンフィデンスマンを超えて2022年で最も好きな作品だ。
満点をつけたかったのだが、北村さんの坊主にどうも人工感があって、その部分だけ没入できなかった。この点を差し引いて4.5点とさせていただく。
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