「ただ感動するこんなパターンも素敵です」とんび reo13さんの映画レビュー(感想・評価)
ただ感動するこんなパターンも素敵です
序盤に麻生さん演じるお母さんが亡くなる場面はあるもののそこは涙する場面ではなく(演技は素晴らしい)、全体的な愛情とか優しさに感動する物語で、死別とか悔しさとか抜きでこれ程泣かせる映画はそんなに思い付きません(あるのはあるでしょうが。。。)
正直、序盤の昭和感が白々しくちょっと白けていたので、個人的な話ですが自分の父親も同じくらいの時期に運送してたのでこんな感じだったののかなぁと物語とは別の部分に想いを馳せていました。
ところがアキラが母親の写真を破られたシーンくらいからちょっとずつ涙腺崩壊し始め、あとはシーンごとに涙してました。
物語は特にどんでん返しするような展開はなく想像したとおりに進んで行くので、一歩間違えば感動させようとしてるのが見え見えなものになりつまんなくなる可能性もあったのですが、配役といいシーン構成といい、何より役者さんの演技が非の打ち所が全くなく完璧で素晴らしかったので気持ちよく泣くことができました。
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