劇場公開日 2022年4月8日

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「不器用な男の半生」とんび ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0不器用な男の半生

2022年4月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

不慮の事故で妻を失った男と残された子供の話。不器用な男が悩みながら周りの人達に支えられて何とか子育てをする…親の心子知らず、子の心親知らず、どちらも不器用で最初から最後までギクシャク。まあ色々あって子供は巣から旅立つ。いい話だなあ(泣)。
時代背景は少し昔だが昭和世代には涙もの。
今は少なくなった気がするが、こんなドラマ昔あったよねって感じ。
現代でも親子関係を見つめ直してみるには良い映画かも知れない。

ストーリー自体に問題はないのだが、若干気になる事もある。
主人公も年齢を重ねるが、悪く言うとどの時代も同じ年齢に見えてしまう。若造していると言う見方もできるが、普段オシャレには全く気を使わない無骨な男がどの時代でも同じに見えるのは変。せめて白髪の割合で変えるとかハゲにするとか体の見た目の変化があまりになさ過ぎる。着てるものも時代性が少ないし識別が難しい。一応何年と時期のテロップも出るのだが。
他にも友人知人も同様だ。皆若造。
それと備後市という設定で広島県のはずなのだが、1秒たりとも広島県や備後地方の映像が使われてない。
備後弁がほぼ完璧なだけに非常に残念だ。
風景も海も何もかも備後では無いし広島県でも無い。
エンドロール見てやっぱりな、という感じ。
ロケ地が主に岡山だという事は見ていて分かった。
まあ細かい事だが備後と備中に親戚も多いので微妙な雰囲気の違いが良くわかる。それに聖地巡礼するまでもなく行った事ある所が何箇所か出ていた。

ひろちゃん千葉