劇場公開日 2022年4月8日

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「昭和から平成を生きた不器用オヤジ」とんび 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5昭和から平成を生きた不器用オヤジ

2022年4月9日
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昔、ドラマを観てたはずなんだけど、覚えていたのは母ちゃんが死んじゃうシーンくらいで、他は白紙で着席。
北村匠海君が演じる旭(アキラ)は昭和36年生まれ。舞台は広島。自分は38年の岡山生まれなので、世代と方言が直球で刺さってきた。
阿部寛演じるオヤジが、とにかく昭和っぽい不器用オヤジ。感情のコントロールが苦手で、すぐ爆発する。現代では許されない喧嘩も当たり前。家族愛マックスだけど息子には伝わらない。親の心、子知らず。ってやつだな。自分も18で上京したので、あの時の両親の気持ちを想像して、ウルっと来たわ。
そして旭を地域の息子として育てたご近所さん達。安田顕、薬師丸ひろ子、などなど楽しくてずっと泣けた〜。
昭和世代にはズブズブ刺さると思いますよ。

涼介