「ダイナマイトが百五十屯」とんび Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ダイナマイトが百五十屯
昭和37年に広島で産まれた息子と、妻を亡くした父親の話。
昭和37年、運送会社で働く男ヤスと妊娠中の妻から始まる親子の物語に、昭和63年の出来事を織り込みながらみせていくストーリー。
原作は未読だけど10年ぐらい?前にTVドラマは観た記憶が…話は結構異なるらしいけれど。
素直じゃないし、短気だし、直ぐに調子に乗るし、暴れるし、と面倒臭いけどある意味愚直で愛されバカな父親が、周囲の力を借りながら幼い息子を育て上げていく様をみせていく。
ヤスの性格と妻の不幸はあるものの、親子の愛と絆と、そして支える周りの人達と、というただそれだけの話がとてもドラマチックで、既に中盤で胸アツな涙が…。
波瀾万丈ではあるけれど、わかりやすくて温かくて、時に情けなくて笑わせられたり、とても面白くあっと言う間の139分だった。
敢えて言うなら、ダメではないけれど、ラストのシーンがちょっと締まらなかったかな。
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NOBUさんのコメント
2022年4月9日
おはようございます。
お酒の神様の4.5は貴重ですね。ビックリ。
今作、場内、少し啜り泣きが響き・・。エンドロールが終わるまで、席を立つ人はいませんでしたよ。では、又。