「見てわかることも多い」アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
見てわかることも多い
私はこのライブCDを持っているが、聴いただけではわからないことが、映画見てすごいわかった。すばらしい。よくぞ形にしてくださいました。ありがとうございます‼️ CDは2枚組みで、1日め、2日めをそれぞれ収録しているので、曲の重複もある。この映画はいい感じに編集してあるので、はっきり言っていいとこ取りである。映画を先に見てCDを聴けば、脳内で映像も付いてくるから、これから買う人はお得だよ!
アレサの汗したたる熱唱はもちろん、ゴスペル界の重鎮ジェームズ・クリーブランド、フランクリン牧師、クララ・ウォードらの貴重な映像を見られた。アレサのバックを務めた聖歌隊、この中には存命の方もいらっしゃると思う。若かりし頃の自分を、あの晩の興奮を、まざまざと思い出すことだろう。指揮者の人もカッコよかった。
曲はほんとみんないいが、1日めの入場の「On our way」、ここでもう鳥肌立った。歌いながら入ってきたんかい!「What a frend we have in Jesus」の3連手拍子は渋い。「Precious Lord, take my hand / You've got a frend」のメドレーは秀逸。そして「Amazing Grace」は魂が震える。2日めのアレサは、最初ちょっと神経質だった気がする。前日の疲れと高ぶりとが混ざり合ったところにパパまで来るので、ナーバスになっちゃったのかな。最後の方でようやくノってきたね。
ゴスペルは神や聖書を賛美する音楽なので、ゴスペルシンガーが男女の恋や駆け引きなどを歌うのはNGらしい。なので、クリーブランドやフランクリン牧師が説教の中で、アレサが教会に帰ってきたと言う理由は、世俗の音楽に行った人と思われていることに対して、そんなことないよとフォローのためなのだ。ただ、アメリカではゴスペルレーベルに限り、ポピュラーレーベルとダブって契約してもいいみたい。それは神様のためだから〜(チコちゃん風に)。
ミック・ジャガーよく来たねー。イギリスの方が、ゴスペルやブラックミュージックの受容は早かったらしいよね。
週に一回、教会に行き心の重荷を下ろす。そんなシステムがあるっていいかも。なかなか日本人には難しいけど。
ワンコさん
でへ、アレサを優先しました。
アークは明日こそ見たいと思ってます。(仕事しだいですけど)
原作はハヤカワの「もののあわれ」に入ってます。
短編集なのですぐ読めますよ〜。
だから、ARCは見てないってことなんですね。僕は、面白かったです。ケンリュウは、短編しか読んだことがないので、読んでみようと本屋に行ったら、ARCはありませんでした。
kossyさん
はい!ついに見られました!
ちょっと遠征しましたが、その甲斐ありました!
クリーブランドがあんなに冗談言ってたとか、タオルを肩にかけて風呂あがりみたいとか、CDからは得られない情報でした(笑)。
やはりアフリカンは共同体を大切にする民族なんですね。
アメリカに連れてこられても、そのDNAは息づいてるし、キリスト教が媒体になった形がこれなんでしょうね。
ぷにゃぷにゃさん、ついにご覧になったのですね~
いやはや、最初だけで涙出ちゃいました。
コンピュータの時代、いくらでも映像と音声は重ねることができると思ってたけど、完璧にシンクロさせるのは難しいんでしょうね。
途中、水をこぼしたことでトラブルがあったりして、けっこうアットホームなコンサートだと感じました。熱気むんむんなんでしょうね~