「天まで昇りそうな彼女の歌声」アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン あささんの映画レビュー(感想・評価)
天まで昇りそうな彼女の歌声
タイトルは少し大袈裟だけど、それでも映像からは十分に魂に響く彼女の歌声と才能、溢れんばかりの生命力が伝わり、魅了されっぱなしの90分だった。
本作の本名曲、「アメージング・グレース」他にも思わずその場で踊り出したくなるようなポップな曲まで豊富なラインナップで楽しませてくれる。
ソウル、ゴスペル好きにはたまらないはず!
(隣に座っていたお客さんは終始カラダを縦に揺らしながらノリノリだった)。
アレサの力強い歌声はもちろん、彼女をバックで支えるサザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊や観客の自然な表情動作もしっかりカメラにおさまっていてその姿にも感動した。その場にいた皆が一つになり、高ぶる感情と力強い生命を神に捧げているようにも感じる。
教会でこうしたライブを行うことが彼女の原点なのね(彼女の父の登場で知った)。
その場にいたら失神していたかもってくらいに臨場感があり生に近い映画体験だった。
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