アオラレのレビュー・感想・評価
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あおり運転、禁止‼
あのオスカー俳優・ラッセル・クロウが、ぶっちぎりの危険人物としてあおり運転を繰り広げ、ターゲットとなった女性を、執拗なまでに追い続けるカーアクション・サスペンス。救いようのないイヤミスな作品だ。
50年前、スピルバーグの出世作となった『激突』を想起したが、『激突』は、スピルバーグお得意の見えない恐怖として、結局、運転者の正体も明らかにならなかったが、本作は、初めからラッセル扮する名も無き一人の男が、無謀なあおり運転をきっかけに、無慈悲で残酷な殺戮を繰り返していく怖さを描いている。
朝寝坊をして、息子を慌てて学校に送る為に運転していたレイチェル。渋滞にハマり、イライラした中で、信号が青に変わっても、なかなか発進しない車の後ろに着き、クラクションを鳴らして、追い越した。しかし、その運転の仕方が気に入らないと、その車の男は、レイチェルの車を危険極まりない運転であおり始める。何とか巻いたレイチェルの前に、再びその男が現れ、今度は、彼女のスマホを男に盗まれたことで、家族にも危機が迫り、更なる窮地へと追い込まれていく。
アオラレの表題通り、かなり派手なカー・アクションもふんだんに盛り込まれている。関係ないドライバーや車も巻き込んでのハラハラするクラッシュに継ぐクラッシュには、息を呑む。撃たれてもなかなか倒れない男の強靭さには、ホラー的な怖ささえ感じさせる。
本作は、とにかくラッセル・クロウのぶっ飛んだ恐怖を叩きつけてくる怪演振りが見ものである。『グラディエーター』の筋肉マッチョな姿はどこに行ったかと思える、堕落した中年太りの殺人鬼を演じている。また、被害者のレイチェル役には、カレン・ビストリアスが務めているが、イライラと気の強さが巻き起こしたこの悲劇は、可愛そうだが、寄り添うことはできなかった。
自分も運転中に熱くなることもあるので、あおられない様に気を付けたい。
ラッセル・クロウのサイコぷりがすごすぎ
とにかくラッセル・クロウの極悪非道のサイコぷりがすごくて、ずっとハラハラドキドキ楽しめました
こういう内容で楽しめたっていうのはおかしい気もするけど、追われる者のこわさはホラー並みでした
警察に捕まる事を何とも思ってないから、ひたすら追い詰めるだけ、こういう人に追われるのが一番こわいです
でも追われる事になったレイチェルに全く同情できず
発端はレイチェルが寝坊しただけ
寝坊していなかったらごく普通の日常だったはずなのに、時間にルーズだからあれだけの被害者が出て、それなのに反省してるようにも見えず、おまけに逃げてる時の行動が謎すぎました
どう考えても真っ先に警察に行くし、あんなサイコ相手に戦おうとするわけないし
そんな事を思いながら観ていましたが、テンポよく進むので楽しめました
時間には余裕を持たないといけないし、ちょっとイラッとする事があっても流せる心の余裕も必要だと改めて思いました
「負けるが勝ち」です
ホラーより怖い...
普通のバカ映画
いやいや笑
ラッセル・クロウ無双!?
予告編で気になりつつ、映画館では見られなかったのでアマプラで鑑賞。
邦題のセンスは近年稀に見る好事例。
ラッセル・クロウが振り切った
サイコパス全開とんでも狂気男を好演。
一人また一人と彼に狙われて、、そして、、
いかんせん主人公とその息子に共感できないのは毒。
本当は、ラッセル・クロウはこの役をやりたくなかった!
狂人がクルマを運転している!!
2020年(アメリカ)デリック・ボルテ監督。
オスカー俳優のラッセル・クロウが悪役に徹するB級スリラー。
美容師のレイチェル(カレン・ビストリアス)は寝坊して息子を学校へ送る途中、青信号で発信しない前の車に苛立って激しくクラクションを鳴らしてしまいます。
レイチェルも最近、不幸続きで落ち込んでいましたが、その男(ラッセル・クロウ)はレイチェルに輪を掛けて不幸だった。
日本でもあおり運転が多くて、違反者が後をたちません。
社会問題化してますが、この男の狂気は凄まじかった。
もう復讐劇で、レイチェルのスマホを盗んで登録者を片端から狙い撃ちしてきます。
教訓。
1、危ない男には低姿勢で・・・素直に謝りましょう。
2、早起きしてユトリを持って息子を学校へ送ろう!
3、スマホにはパスコードを!!他人には悪用されないように注意!!
社会を恨んでいる人間は怖い。
正直言って打つ手はありません。
過去鑑賞
でかいのは暴力だ
イライラしたぁ
下手なホラーより恐ろしい
映画好きな方々のレビューが高かったので観てみました。
ラッセルクロウ演じるサイコパスが怖すぎる。
この映画の何が一番怖いってあそこまで極端でなくても自分の身に降りかかる可能性があるところだと思います。車で急いでいる時に限って前の車がノロノロしている事ってよくありますよね。主人公と同じく急かすようにクラクション鳴らしてクマみたいな大男と口論になったら…など考えると末恐ろしい。
そしてラッセルクロウの演技力が恐怖を際立たせてくれます。復讐心に満ちた目が怖すぎて、もう許してくださいと思いながら観てました。
皆さん仰るように教習所で流せばクラクションで口論になる事も減りそう笑。それくらいハラハラさせてくれる良質なサイコスリラーでした。
流石
原題は、Unhinge・・・錯乱させる、邦題は、アオラレ。 タイト...
トラブルになったら窓は開けないこと
邦題が決まる前から気になってた作品。「アオラレ」に決まったときは正直ガッカリしたが観たい気持ちに変化はなく、今回やっと鑑賞。
煽ったらヤバい奴で命の危険が…という至って単純な物語であるが、あおり運転は日本でも問題になっているからかイメージしやすくハラハラドキドキだった。
ラッセル・クロウがヤバい奴を演じると本当にヤバい奴が完成する。しかし、人を殺したり轢いたりしててすぐに逮捕されない、通報してもすぐ来ない、などやはり映画だなと感じる部分もあった。
ヤバい奴がどう動くのかと観るのはとても面白かった。
90分と長過ぎないのも個人的には良き。これ以上は飽きてしまいそうだからだ。
※シートベルトをしてないシーンは最悪のことが起きるのではないかと診ていてヒヤヒヤした。シートベルトはしないとダメよね。
スマホのセキュリティだいじ
激突のようにぜんぶオンロードだと思っていたがOn/Offで粘着してくる。
肉付マシマシなラッセルクロウの安定したキレ芸もよかったし、レイチェルを演じたCaren Pistoriusも艶っぽかった。(チョン・ウンチェに似ている気がする)
ところで本作はアオラレと邦題がつけられ、あおり運転をモチーフに据えているが、じっさいレイチェルの最大の失策は“トム・クーパー”(ラッセル・クロウ)を怒らせたこと──よりも、スマホを奪われたことだと思われる。
もすこし厳密に言うと、スマホを奪われたこと以上に、スマホのセキュリティを設定していなかったことが、数々の禍害へつながっている。
この「めんどくさいのでスマホのセキュリティを設けていない」という伏線は、息子カイルを学校へ送っていく車中でワンカット出てくるだけだが、それが本作の見せ場へ至らしめるすべてのスイッチになっている。
(併せてカイルと語るゲーム上のストラテジーが伏線となる)
よってこの映画に教訓があるとすれば、ロードレイジに遭わないようにしよう──てより、スマホのセキュリティ設定をしましょう──であろうと思う。
わたしはほんの数年前、ガラケーから変更したスマホ新参者だが、スマホに変えてつくづく思ったのは、スマホが全財産を担ってしまうこと。である。
金融機関や官公庁に出むかなけりゃできなかった手続きや、郵送で何日もかかった認証が、スマホだとその場でできる。
パソコンではできないNFCやFelicaやQRの読み取りができ、切符や定期、お金や地図、連絡先、通帳、身分証や保険証の代替となり得る。
まさに、スマホ(及びその中のデータ)が全財産といっても、いささかも過言はないだろう。
そんなスマホのセキュリティ/操作防止機能を、めんどくさいという理由で設定していなかったレイチェルは迂闊としか言いようがない。
(もちろん映画として“トム・クーパー”にやりたい放題させるために、レイチェルの迂闊さが最高に活かされるわけだが)
(余談だが、携帯はスマホに比べたらただの電話に過ぎなかったが、バッテリー寿命やポケットに入れていることを意識しなくていい点においてはベンリだった。)
さて映画は単純だけど楽しかった。
かえりみて、あおり運転のスリラーが、あまりないことを不思議に思うほどだった。
激突とこの映画と、──数えるほどしかない気がする。
あおり運転なら、相手をのすまで凄まじい執念で地の果てまで追ってくる。──という敵を簡単に設えることができる。その敵をつくるのに些細な交通トラブルさえあればいいのだ。
これは映画のストーリーやギミックを大幅に削減できる。
逆に言うと、いや、逆というより現実的に言うと、些細な交通トラブルでどこまでも粘着してくる輩が、じっさいにそこらへんにいる──という話である。
事実は小説(映画)よりも奇なり、なわけである。
というわけで、今や世の中は壊乱し、おかしな奴がいっぱいいる。
社会派やヤフコメ民ならおかしな奴に気をつけろと警笛を発するのかもしれないが、きょうび、なんかまともそうなこと言ってる奴が、じつはいちばんあぶない。
したがって、社会派やヤフコメみたいな常套句を並べるまえに、じぶんがおかしくなんないように気をつけて生きたい。──と、わたしは思ったw。
ひどい話
ラッセル・クロウは確かにサイコパスだけど、レイチェルの生き様が間違いすぎてて全然共感できない。サイコパスに付け狙われていい気味とさえ思ってしまう。自分が100%悪くて契約切られた顧客を殺す対象に選ぶの?いくら弟が人質にされてるとはいえ、殺人鬼のいるところに息子連れてくか?挙げ句に死んだと思っていた弟は生きていました、めでたしめでたし、みたいな終わり方って...あんたのせいで不倫相手の弁護士も弟の婚約者も死んでるよ?しかも弟に殺されて。なんでこんな神経逆なでする演出にするんでしょう?現代の不寛容に一石でも投じてるつもりかしら?
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