「ラッセル・クロウの怪演はまあ見物だが、既視感のある内容」アオラレ REXさんの映画レビュー(感想・評価)
ラッセル・クロウの怪演はまあ見物だが、既視感のある内容
近年問題になっている、煽り運転。
それほど車社会でもない日本で、アメリカと同じようなことが起きている不思議。社会の歪みまで、アメリカのクローンのような日本。
ただ、ドライブレコーダーがない時代と比べて、本当に現代に煽り運転が増えたのか比べられないのでは?とも思う。実際、交通事故は年々減ってるし。
このようにストレス社会であることを強調して観客に刷り込ませてしまうと、運転しているときにふと思い出して、必要以上に警戒感や緊張感を持ってしまわないだろうか。それが逆に、犯罪者扱いしやがって!と相手の怒りをかうこともありそう。
それとも、主役のレイチェルより男の視点に立って、車をなぎ倒していく様に多少スカっとする人もいるかな?
何にせよ、遅刻や寝坊を人のせいにせず、少し歩み寄りを見せた相手を無駄に怒らせる必要はないという教訓めいた話ですね。
何故わざわざラッセル・クロウがこの役を選んだのかはわからないが、役自体は小物なのに大物に見えるあたりはさすが。役作りで太らせても、ダメンズというより貫禄が出ちゃった。
それよりも、人も車も多すぎる、というセリフが気になったな。だから人口削減は必要、という考え方を肯定するような…それは考え過ぎか。
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