「失業が原因で離婚なのか?アメリカの闇がここにも」アオラレ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
失業が原因で離婚なのか?アメリカの闇がここにも
多分それ以外にも離婚原因は考えられるのですが、面白いことに加害者、被害者ともに離婚調停中、さらに夫の失業という共通点があった。それがもとでストレスが溜り、精神薬に頼り、凶悪犯罪へと向かったラッセル・クロウ演ずる「男」。寝坊も過眠症を患っているかのようだったレイチェル(カレン・ピストリアス)も夫から家をよこせと言われて気が立っていたようだ。
果たして「煽った」のはどっちだ?信号待ちで停車していた車に大げさなクラクション(2秒以上)を鳴らしてしまったレイチェル。男は追いかけてきて「謝ったらどうだ?」と優しく注意するも、それを拒絶した。そこから過激なサイコ男に変貌を遂げるのだ。
日本でも問題になっている煽り運転。乱暴な車線変更や割込みという原因が多いのだろうけど、制限速度よりも遅く走るだけで煽ってくる運転手もいるくらいだ。クラクションを鳴らしてよいのは「法令で規定による場合」と「危険を避ける場合」のみ。映画の場面ももちろん違法(日本の場合)。ちなみに0.5秒以上のクラクションは威嚇という意味になるそうです。また、客を乗降車させているタクシーへのクラクションは違反どころか訴えられてもしょうがないこと。タクシーにクラクション鳴らされたというネット記事も多く見られますが、体感的には乗降中のタクシーにクラクション鳴らすバカの方が圧倒的に多い。いつ停まるかわからないタクシーや宅配車の後ろは走らないのが得策です。
スピルバーグ監督の『激突!』では見えぬ男の姿に恐怖を感じましたけど、今作では主人公に全面的には共感できないのも事実。さすがにニューオリンズの市街地であそこまで派手に無茶な運転はないだろうけど、OP映像では実際のドラレコ映像も流れ、どこでも恐ろしい運転手がいるんだな~と感じました。
二種免許取ってからは車間距離にも気を付けてるし、煽られても知らんぷり運転に徹するようにしています。赤信号になっても突っ込んでくるやつなど、許せない運転者は多いけど、文句つけたくなる気持ちを抑えて平静を保つことに努めています。おかげで割り込まれても腹が立たなくなりました(笑)
あの交差点でもしレイチェルがクラクションを鳴らさなかったら?もし素直に謝っていたらどうなったのだろう?もしかしたら男は自首していたかもしれないし、同じ結果になったかもしれない。などと考えると、レイチェルの行動も犯罪の誘発剤になったのかもしれないし、空しくもなってきました。
kossy様いつもありがとうございます😸
なるほど、あのクラクションは違法なんですね。
レイチェルは許しがたいのですが弁護士が可哀想で・・・
トムは自殺願望があったのかも知れません。
気をつけますが江戸川区のドライバーが馬鹿で・・・土地柄です。
今晩は
10年で4回・・。本当に大変なご職業なのですね。
私は、一時停止違反と数年前に愚かしきスピード違反で一発免停になって(事業自得ですが)大変だったのですが、追突された事は今のところありませんので・・。
今晩は
”被害者”レイチェルに前半、全く共感できなかったNOBUです。今作は、加害者側だけでなく、被害者になった側にも責任があるのではないか?と言う映画構成が斬新でした。
何となく数年前より、交通マナーは良くなってきた感が、私の居住区ではありますが(それまでは、全国に悪名が鳴り響いていた・・。)
金沢の交通事情は存じ上げませんが、くれぐれもお気を付けください。(プロドライヴァーの方に失礼とは思いますが・・、こちらがキチンと運転していても巻き込まれ事故が多発する県に住んでいるので・・)
kossyさんは、アンガーコントールが完璧ですね。
この作品って、加害者、被害者の双方の立場で考えさせられますよね。
僕は、クラクション軽く鳴らしただけで、ドアミラーを木刀で破壊された経験があります。それ以来、クラクション恐怖症になってよほどのことがないと鳴らしません。