「ひねりはないが造りは丁寧」アオラレ Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
ひねりはないが造りは丁寧
愛知県は映画館は休業には
なっていないものの土日の併設ショッピング
センターは休業でかなり映画民には辛い
状況になっております
予告で何度も観たのもあって観賞
一見オーソン・ウェルズみたいになった
ラッセル・クロウが精神的に不安定な
殺人鬼を怪演しています
昨今日本でもドラレコの普及により
明るみになってきた狂気的な運転者の
常軌を逸した行動ですがアメリカでも
「RoadRage」という名で問題になっています
社会への不満や差別社会も重なっている
ように冒頭では描写されていました
ズボラな主婦レイチェルが
息子を学校へ送る際に青信号でも出ないクルマに
クラクションを鳴らしたことから
鎮痛剤を服用し精神的にイカれた状態の
トムに執拗に家族を含め命を狙われる
捻りのないストレートな話
クラクションを鳴らして青信号を知らせる
のはよくやりますがその後追いかけてきて
謝罪を要求してきたトムに謝らなかった
事で事態が最悪なことになっていく感じ
印象的だったのは
トムはレイチェルに関係する人を
巻き込んでいきますがところどころ
結局ノーブレーキの他人が跳ね飛ばしたりしており
交通戦争の真っ只中であることを示している部分
でもなんかそこがホラー映画でよくある
ノーブレーキで突っ走ってくるクルマのようで
なんか滑稽になってしまいバカっぽい
スマホにロックがかけてなかった事で
レイチェルの情報がダダ漏れになって
しまってる部分とか恨みを持つ人間に
そういう情報握られたらという恐怖も
加えているんですがなにせトムの行動が
狂気的過ぎてなんでもありな部分との
バランスはあんまり良くなかったです
まあ一度観ればいいかなって作品でした