マイ・ダディのレビュー・感想・評価
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ムロツヨシの初主演作、素晴らしい仕上がり
俳優生活25年目に、初めての主演映画が封切りを迎えるところが、ムロツヨシをムロツヨシたらしめているとでも言おうか……。コロナ禍で撮影延期など重なったためというのもあるが、とにもかくにも役に寄り添い、素晴らしい作品に仕上がっている。
父親として、夫として、もう問答無用で必死な姿がスクリーンいっぱいに映り込む。
観る者は誰に感情移入していくのだろうか。
筆者のようなオッサン世代は無論、ムロが演じた一男だ。どこまでも誠実な姿に心が現れ、明日への活力となることは間違いない。
☆☆☆★ 一言だけ。 中田乃愛ちゃんがめっちゃ可愛いのと、終盤にム...
☆☆☆★
一言だけ。
中田乃愛ちゃんがめっちゃ可愛いのと、終盤にムロが説得する場面はとても良かった。
2021年9月23日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン4
カミサマなんて居たもんじゃねぇよなぁ……
ストーリーはベタでした。
展開も読めるし、さほど驚きも無くて、在りがちな流れで進んでいって、やっぱり…な到着地点。
それでもムロの演技にとことん引っ張られた。
ちょっとした不運、では済まされない出来事に襲われ続け、なんともし難い事実を真正面から受け容れる姿に揺さぶられた。
ベタベタだけど、判っていても、観せられてしまう。
やっぱりこの手の物語は泣ける
ムロツヨシさんが初主演って意外〜と思いつつ確かにそうかと納得もする。
ストーリー自体はあるあるだけど、チャラケないムロツヨシさんを観られる作品はなかなか無いので逆に通用するのか!?と探りながら観ていた。
そんな心配ご無用で実力ある俳優さんがやれば作品はしっかり絞まる。
中田乃愛さんの体当たりも覚悟が見えて良かった。
どこかで白鳥玉季ちゃんと被せて観ていてごめんなさい。
信仰に生きるとは
良い作品でした。
おすすめされて、すぐに見ました。
泣けます。
家族のかたちについて考えさせられました。
自分にも妻と息子と娘がいます。
本作でも血の繋がりよりも濃いものを垣間見ることができました。
⭐︎役者陣もGOOD
•ムロツヨシさん、素晴らしい。いつも通りコミカルな部分もありますが、涙を誘う、誘う、誘う。
病院の親子二人のシーンがたまらなかった。
もし、自分ならと思いながら見てしまいました。
•平成ノブシコブシの徳井さんが圧巻でした。こんなに良い味を出すとは….!
•小栗旬さん、脇役でもカッケェよー!
•神を愛する証明として隣人を愛すること。
隣人を愛することは、神を愛することである。
⭐︎また、信じることは愛することである。
正しく信仰に生きるとは、神を信じ、人を信じること。
正しく信仰に生きるとは、人を信じ、神を信じること、
信仰に生きる素晴らしさが描かれていました。
映画最高!
ひかりと共に歩んできた家族の道のり♥
小さな教会の牧師である父親が娘、ひかりに
対する愛情、亡くなった母親の揺れ動く
感情が伝わるストーリーでした。
幸せな日常生活を送っていた父親と娘に
突然、知らされた過去の出来事!
写真のなかの亡くなった母親は、何も知らない父親にどう感じていたのか?
病に冒された娘を何としても救いたい!
父親の必死な思いが、今まで苦楽を共にしてきた、親子の思い出と駆けめぐる瞬間でした。
中学生の娘ひかりの少し大人びた言動が
自分の娘の姿と重なりました。
血の繋がりや、ドナー、骨髄移植など
自分とは何ら関わりないものだと思っていたけど、、、
2人で手を繋いで歩く母親と娘の姿。
夕闇に触れるような感慨深い愛情。
明るいひかりが差し込んできたかのように思えるラストシーンでした。
定食屋の竹輪カレー!?
2021年、9月27日ごろに観賞。
父と娘×難病
ムロツヨシの映画初主演って今までになかったのかと思いながらみました。
展開は王道です。
娘のために必死に行動する父の姿は、頼もしく応援したくなることまちがいなしです。
ただ、全体を通してもう少し何か欲しかった。
やけにすっきり、さっぱりしている感じを受けました。
ほんのり暖かさが残る作品
ムロツヨシの映画初主演作品。
娘の急性白血病、治療費と闘病生活、嫁が墓に持って行った秘密。
正直これは辛いテーマです。
物語自体は正直珍しくは無いでしょう。
だけどそれを何処か暖かく感じるのは、ムロツヨシの空気なんだろうと思います。
そう、終わってみるとほんのり暖かさが残る作品でした。
純朴そうな牧師役のムロツヨシ
ムロツヨシ扮する牧師御堂一男には中田乃愛扮する娘ひかりがいたが、ミサの後で貧血で倒れてしまい一男は医師からひかりは白血病だと告知された。さらにはひかりには一男も知らない出世の秘密があった。
ムロツヨシ初主演作で、純朴そうな牧師役が良く似合っていたね。白血病の娘に対して果たして何が出来るのか。探偵役に小栗旬が出ていたね。友情出演なのかな。ちょっと話としては単純な結論になっているが、現実はもっと厳しいものだろうし、また人としては当然の結果だろうね。
期待し過ぎた
この作品の公開時、ものすごい勢いでムロツヨシが番宣に奔走してて 見たいなあと思っていたのがAmazonプライムに出ていて即視聴。
最近作でよくある、違う時系列の同時進行も見慣れて来たしムロツヨシの熱演や良い人ぶりの板につき方は 安定感さえ感じた。
義時の探偵さんはかなりあっさりした出方でシンプル。
ここで私が私ならではの、感動とは違うベクトルで要らぬ推理をさせてもらう。
ごめんなさいと先に謝罪しておく。
えつこさん。
毎熊シンガーソングライターはそりゃもう、才能もないし男として その言葉通りのクズですよね。
これはもう若い頃の未熟と言えば言えるというのはその後の定食屋の生活を見ればまあ 納得はしますね。
浮気相手臼田あさ美とちゃんと堅実に暮らしてるのを見ると、お互いに良い相手とその後生きて行ったってわけです。
で そこで、です。
別れて、つまり荷物持って飛び出して
その荷物のまま教会に行ってそのまま結婚、という流れで描かれていますが。
誰の子かわからないくらいの感じって、ちょっと有り得ない訳です。
もちろん えつこさんは どんどん牧師さんに惹かれて行った訳ですが、
えつこさんきっと あれっきり毎熊クズオと会わなかったわけでは無かったのではないでしょうか。
もちろん その後も続いてたって事はないわけで
別れ際の二、三度のズルズルはあったのではないか
だから わからなかった
だから 彼に子どもがいるという事がわかって 愕然とした。
こういう事ではないかと想像するのです。
だから なおさら そのあたり
すっ飛ばしてる。
だからと言って 責められるべきは毎熊クズオですがね。
幸せな気持ちになる
観たかった作品の一つ
配信で鑑賞。
すごく良かった
愛情あふれて幸せな気持ちに
なります
骨髄移植をする前に娘の
ひかりと話すシーンが
いちばん心に沁みた(涙)
教会という設定で牧師
という役柄が…良かったのかな
とにかくムロさんの表情が
輝いてました(渋い表情全てが)
もう一人ひかり役の
乃愛ちゃんもよかった
しあわせ…って
…一瞬だとしたら
その時を大切にしないと
後悔しちゃうかも
余談…
ムロツヨシの横顔が一瞬
クリントイーストウッドに・・見えた
ムロツヨシの初主演作。 ムロツヨシの父親役、暗い部分も明るい部分も...
ムロツヨシの初主演作。
ムロツヨシの父親役、暗い部分も明るい部分も良かった。
愛情とは何か。血縁関係がなかったことを受け入れ、前へ進むこと。それでも自分の父親と母親は愛し合っていたと言える子供。
そんな親子がとても素敵映画でした。
ムロツヨシ、よかった。
ムロツヨシ。コミカルな俳優だと思っていたけど違いました。
クセがある表情や個性的な表情はできると思うけど、あんなに純粋な表情ができる俳優はそんなにはいないと思いました。
最後のシーン。ムロツヨシの表情がすごく良かった。きれいでした。
ムロツヨシってこんなのがやりたかったんかな
ムロツヨシってコメディーとか面白俳優のイメージ強いけど
この映画みたいな役が本当はやりたかったのかなと思った
めちゃくちゃ合ってるし良かった
今後も面白いキャラはやると思うけど
色んな事やって欲しいな
一言「がんばれ、父ちゃん!」
予備知識なく見た(ムロさん以外)。
娘の病気(急性白血病)って辛いよな、父ちゃんに何ができる?。
でももっとその奥に、隠れていた話。
亡き妻が、墓場まで持って行った秘密とは。
ざっくりそんな内容で。
骨髄バンクの話を知れる話でもありました。
最初は妻が生きていた昔の話と、今の話がちょっと区別できなかったけど。
そこがよかったんです。
昔も今も、そこに大切な人がいた・いるなら。
娘のために、時にはボコボコになったり、でも必死でガムシャラ。
熱いお父さんと、娘が心を通わせるところ。
神父って設定も、命の話だけにナイス。
サブキャラで、光石研さん他(知らんかったし)。こちらもいい味でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「一瞬の積み重ねが、人生と」
ムロツヨシの演技には感動。娘の回復のため一心に祈りを捧げる姿は敬虔な牧師そのものでした。
御利益宗教は別として、真面目に信仰を貫いている人なら、宗派を問わず、誰にでも神仏から信仰心に対する試しの試練に遭遇して「祈りが届かない」苦悩に打ちひしがれた経験をお持ちでしょう。それをストレートに描いたのが本作です。
小さな教会の牧師を務める主人公の父親が、病気の娘を救うために奔走する愛をテーマに、俳優のムロツヨシさんを主演に向かえて金井純一監督により公開されました。
主人公の御堂一男(ムロツヨシ)は、誰からも慕われる牧師で、優しく、面白く、お人好しで誠実な父親でもありました。日本の教会ではよくある牧師専業ではなく、ガソリンスタンドで永年バイトをして生計を立ててきました。
裕福ではないにせよ幸せな生活を送る一男に、かわいらしい中学生の娘・あかり(中田乃愛)に白血病が発覚するという転機が訪れます。そこに死んだ妻との出会いから事故死するまでの悲しい出来事が、娘の闘病生活と同時進行で語られるのでした。さらに骨髄移植のために行った血液検査で、あかりと一男は血がつながっていないことも判明します。この手で抱き上げたわが子が、他人の子供であったことに愕然とする一男でした。
突然の現実に困惑し絶望する一男。牧師であるのにもかかわらず起る、畳みかけるような不幸が襲ってきたのでした。一心に祈りを捧げる一男でしたが、一向に神さまは答えを出してくれません。娘への愛のために一男は現実世界でも、骨髄移植が適合するドナーとして「本当の父親」探しに動き始めるのでした。
キリスト教の中心的なメッセージである「愛」をテーマにした本作に、俳優歴25年のムロツヨシが渾身の演技で挑みました。ムロツヨシさんはツイッターに、「胸を張って観てもらえる映画をつくりました」と投稿。発表に際して寄せたコメントでは、「この物語の父になりたいと思いました。この役というより、この父になりたいと」と言い、次のように話しています。
「こういう話があるんだけど、と渡された台本。2時間後に『やらせてください』と連絡していました。それから数年かかってしまって、なんちゃらウイルスのため撮影も延期。それでもここで、この映画制作のお知らせができることに、ただただ喜んでいます。この父をやりきってきました。どうか、どうか、覚えておいてください。そして観たいという期待を持ってください」
実際にムロツヨシの演技には感動しました。あかりの回復のため一心に祈りを捧げる姿は敬虔な牧師そのものでした。いざ手術という切羽詰まった時期にドナーがお父さんでないと手術を受けないと駄駄を捏ねるあかりに対して、困惑と懇願する一男の表情、そして一番衝撃的な演技は、牧師でありながら「本当の父親」と対峙したとき、刃物を突き付けてまで娘のためにドナーとなってくれと何度も頼み込むときの、必死さには打たれました。冒頭の説法で「汝の敵を愛せ」と話しておきながらも、ドナーを徹底的に拒否する「本当の父親」に向き合ったとき、クリスチャンであることすらかなぐり捨てて、一人の父親となって、突進していったのです。
ラストで語る途中で一男の「途中で神を信じられなくなった」とこぼす台詞には、心にグサリと響きましたね。
聖書には、神を信じる人にも信じない人にも、神が夢で行動の指針を示すエピソードが幾つも出てきます。一瞬信仰を失いかけた一男にも、要所要所で一男の祈りが叶えられるようなヒントが示されていたのでした。それを感じさせてくれる伏線を巧みに描いている脚本も素晴らしかったです。
劇中にも出てくるパウロが記した『フィリピの信徒への手紙』の一節にはこうあります。“何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈りと願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。”
“そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。”と。つまり神さまは、どんな逆境の時でも見捨てたりはしないのです。
一男もそのことを実感して、「一瞬の幸福は、いつも人生を優しく照らしていく。その積み重ねが人生だと、気づかせてくれたのです」としみじみと逆境を乗り越えた「今」という幸福を噛みしめたのでした。
プロデューサーの村上公一氏によると、「生死という難しい題材」を扱った脚本であったため、映画自体のトーンがシリアスになり過ぎる危うさがありました。そこでユーモアのある上質な物語に仕立てるため、シリアスさと笑いをバランス良く演じることのできるムロツヨシさんに一男役を打診したというのです。
ムロツヨシさんにとっては、俳優歴25年にして本作が映画初主演。そのため金井監督は「この映画だけは、絶対に失敗できない」と、監督として尋常ではないプレッシャーを感じたそうです。(公開日:2021年9月23日 上映時間116分)
ムロツヨシの嘘泣き?!
2021年。監督:脚本:金井純一。
ガソリンスタンドでバイトする《牧師》
牧師さん?ムロツヨシが?
ムロツヨシにはなんか違和感のある役柄でした。
(生臭坊主の西洋版?)
難病モノですから、
そこそこハラハラして、そこそこ胸打たれましたが、
感動ポルノっぽい映画です。
(本屋大賞みたいに、押し売りされる。人間ってそんなに善意と優しさに溢れてますかね?)
妻に先立たれた御堂一男(ムロツヨシ)は、8年前に妻に先立たれて、
中学生の一人娘ひかり(中田乃愛)を育ててきました。
そんなある日、ひかりが急性骨髄性白血病に侵されてると知らされます。
化学療法が上手くいって一旦は退院をしますが、直ぐに再発。
助かる手段は骨髄移植しかありません。
DNA鑑定をした一男は、そこで衝撃の事実を知ることになります。
本人にしたら思いもよらぬ、一生涯知らずにいたかった事実。
映画では秘密を持つ母親の江津子(奈緒)の回想シーンが、随所に挟まれますので、
内容はわかりやすいです。
回想シーンを見ることで、江津子の事情も同情しやすい。
小さな教会のお人好しでおっちょこちょいの牧師。
ムロツヨシのハマり役ですが、涙を流すシーン。
なんか嘘泣きに見えちゃって困りました。
一人娘の中田乃愛も、髪を剃って精いっぱい頑張りました。
彼らを取り巻く周囲の人々の優しさに、懐疑的ながらも、
良かったなあ、と思いました.
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