チェリー
配信開始日:2021年3月12日
解説
マーベル・シネマティック・ユニバース版「スパイダーマン」のトム・ホランドが、「アベンジャーズ」シリーズのアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督と再タッグを組んだクライムドラマ。元米軍兵士のニコ・ウォーカーが自身の実体験をつづった同名小説を原作に、イラク戦争でPTSDを患った青年がドラッグや犯罪に手を染めていく姿を描く。大学生の主人公は恋人エミリーとのすれ違いから失恋したと思い込み、陸軍に志願入隊する。衛生兵としてイラクに派兵された彼は、戦場での壮絶な経験からPTSDを発症。帰国後に医師から処方された麻薬性鎮痛薬オピオイドの依存症となり、エミリーとともにドラッグに溺れ、借金を返済するため銀行強盗を重ねていく。Apple TV+で2021年3月12日から配信。
2021年製作/140分/アメリカ
原題:Cherry
配信:Apple TV+
スタッフ・キャスト
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2022年1月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
抜け出すには死か捕まるしかない、最悪の負のスパイラル。
あの2年が全てを狂わせた。
救いなのは愛する妻と共にリスタートを始められること。
二度と負のスパイラルに陥ってはならない。
ネタバレ! クリックして本文を読む
若い男の子が同級生に失恋したと思い込み、軍に入隊、その同級生と結婚をしたのち軍で訓練ごっこ?をしてイラク?アフガニスタン?へ衛生兵として出兵、壮絶な戦争体験をし、帰国、PTSD発症、病気を紛らわす為にドラッグに没入、ドラッグを買う金欲しさに銀行強盗、逮捕、釈放、ハッピーエンド。
といった言った感じの内容です。
内容は非凡ですが、映画全体のテンポ、構成、俳優の演技がよく、ダレる事なく鑑賞できました。
しかし主人公は救いようのないぐらい、どん底まで落ちて最後はバッドエンドよりの方がバランスが良かったような気がする。
ハッピーエンドだと無垢な若者は犯罪やドラッグを犯しても、最後はなんとかなるんじゃないかなんて思ってしまうかもね(笑)
それと劇中の警察!主人公が、かなり雑に銀行強盗を繰り返しているのに、主人公を野放し!警察が無能過ぎる!なんて映画にツッコミを入れて観ていました(笑)
でも決してこの映画、悪い映画ではないと思いました。
戦争と銃と薬。これが重なる事で起こる問題。
どれか一つが欠けていればここまでの話にならないのに。
シアラ・ブラヴォが大人の女性になってました。
日本に生まれて良かったなぁーと感じさせる作品でした。