「ビジュアル的には飽きない映画でした。」アクアマン 失われた王国 idwebさんの映画レビュー(感想・評価)
ビジュアル的には飽きない映画でした。
以下ネタバレ
「アクアマン/失われた王国」は、
あまり期待していなかったせいか、
楽しめる映画でした。
海中世界の雰囲気やメカ表現、
不思議生物などは
「アントマン&ワスプ:クアントマニア」
と似たようなデザインの楽しさがあり、
ビジュアル的には飽きない映画でした。
前作は映画館で見てから鑑賞しないままでしたので、
前作の内容をほぼ忘れており、
あまりかっこよくない敵のスーツのデザインと
体のラインを強調したスーツの役者が戦う印象しか残っておりませんでしたが、
「アクアマン/失われた王国」
は単品でも問題なく楽しめ、
前作より面白い印象をうけました。
(海老のギャグは「・・・・」となりましたが・・・)
DCEUのキャラがゲスト登場しないのは、
賑やかさの面では地味でしたが、
アクションの舞台がいろいろと変化するので、
後半の設定説明台詞多めなシーン以外は
退屈せず鑑賞できました。
敵キャラのボスに
多くの部下がなぜ賛同して行動をともにしているのかが
よくわからないのと、
かっこよくないスーツの敵キャラボスが
アクアマンに復讐する熱意は
アクアマンの行動より真面目な印象でしたので、
最後の「なめんな」の捨て台詞は、
アクアマンより男前な気もしました。
前作では色っぽい印象が強かった女性キャラは
今回は色気が少な目で
アクションは
CGイルカメカのバトル以外
活躍の場がなかったので、
そこはちょっと物足りない感じでした。
謎エネルギーと温暖化の強引な設定は
退屈だったので、
そこに使う説教的な時間を
女性キャラのバトルの時間に使用すれば、
もっと満足度が高かったかも・・・と思う映画でした。
そのほか、
3D映像は驚くような、とびだし3D表現より
奥行強調が多い印象でした。
「パシフィック・リム」のような
魚が画面の外を泳いでるような3D演出が
ほしかったなと思いました。