「英雄と悪役の造形」アクアマン 失われた王国 berkeleyさんの映画レビュー(感想・評価)
英雄と悪役の造形
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Aquaman and the Lost Kingdom
統率を欠いた烏合の衆、反して開発者が使用を惑うほどの兵器。コアな危険物を床にそのまま置いていたり、なりふり構わなさと不安定さが、現代的なテロリズムの風刺の一つのようにうつる。
彼らに特に要求はないが、銃口を向ける。それでいて、突きつけられた側は内部抗争を繰り返している。
理由の無い熱産生、異常気象の力で、自分たちを作り替えた。向かうのは、飽くまでも(個人的な)復讐だ。ヴィランの造形も、移り変わっていくと感じる。
新たな生命体達はその本分として、王国を作って侵略する。仲介となる王の橋は、一度架かった後にすぐに崩れる。先が見えない世界で、王=ヒーローは、やはり彼のように陽気の方が良いと思う。
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