「壮大なる海の戦いに感服です!」アクアマン 失われた王国 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
壮大なる海の戦いに感服です!
主人公のジェイソン・モモアを、面白おかしく紹介しているオープニングに笑えました。お茶目で育児パパのモモアの雰囲気にとてもほっこりです。そしてそのバックグラウンドミュージックはなんと1969年発の「イージー・ライダー」ですから、自然に体が反応します(笑)。もちろんラストにもその楽曲は鳴り響きますから、おじさんにとっては最高です。敵は父親を殺された復讐で、邪悪な王国の復活を狙う輩ですが、最後の最後までなかなか倒れません。最後には捨て台詞を残して奈落の底に堕ちるという大悪党でした。モモアは海底王アクアマンとして怪力を発揮して大活躍します。しかしピンチは何度か訪れますが、美しい姫であるアンバー・ハードに助けられます。その仲睦まじさにやられます。母親役としては50代とはいえ端正な顔をしているニコール・キッドマンに魅せられます。アクアマンの戦いには常に海の生物たちが寄り添いますが、伝達係のタコや、乗り物として活躍するタツノオトシゴのような生物の危機一髪の補助には、「さすが!」と喚いてしまいました。いずれにしても、根底は親子や兄弟愛が満ちたファミリー劇のような気もしました。そしてまとめは、地球の気候変動に対して海と陸の強力で希望の未来を目指そう、で締めたところは卒がなかったです。
追記 アクアマンの弟が美味しそうにゴキブリを2回食べるシーンだけは目を瞑ってしまいました(笑)。
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