DC がんばれ!スーパーペットのレビュー・感想・評価
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DCコミックスのヒーローらを子供世代にも浸透させるべく作られたような親子で楽しめるアニメーション映画。
本作は、見てみれば「面白い」となるのでしょうが、見るまでが難しそうな作品です。
ライバルのマーベルコミックのヒーローらが集結する「アベンジャーズ」は日本も含めて世界的に大ヒットしましたが、DCコミックスのヒーローらが集結した「ジャスティス・リーグ」は特に日本ではパッとしない印象です。
そこで、打倒マーベルコミックというわけで、新機軸を打ち出したのが本作だと思われます。
もしもスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュなどがペットを飼っていたら、という設定で、ペットたちを主人公にして描かれた作品となっています。
ペットたちの活動を描く作品と言えばイルミネーションによる「ペット」シリーズが既にありますが、本作の強みは、スーパーマンら「ジャスティス・リーグ」のメンバーらが飼っているペットなので、彼らの小ネタが満載となっていて、より面白くなっている強みがあるのです。
その一方で、スーパーマンら「ジャスティス・リーグ」のメンバーらを知らないと、小ネタが分からず、強みにならない面もあるのです。
ただ、その小ネタは、見ていれば何となく分かるでしょうし、「ペット」×「ジャスティス・リーグ」という発想を安易なものにせず、キチンと面白いアニメーション映画として完成させているところは評価に値します。
ワーナー・ブラザースとしては、アニメーション映画の分野でユニバーサル・ピクチャーズのイルミネーション、ディズニーのピクサーなどに遅れをとっているため、何とか巻き返しをはかりたいところでしょう。
少しでも興味のある人は見てみてください。決して損をするレベルの作品ではないと思います。
思ってたのと違ったなあ…
もっと小さい子供向けの、というか小さい子がいる家族でも皆で楽しめるやつを期待して借りてきたんですが、何かちょっと…シビア~。
絵面は子供受けしそうな可愛いキャラクターだけど、小学校上がるか上がらないかくらいの小さい子や妹弟がいない子にはあまり理解できない気がするし、シェルターの動物の話や実験動物、飼い主に自分より大事な人ができたペットの気持ちや裏切り等々、意外とシリアスな内容。
コメディではあるんだけど、思ってたより「面白い」って感じではなかったです。途中からやや流し見な感じになってました。
ヒーロー(人間)達が敵に捕まってしまい、スーパーマンのペットの犬が飼い主を助けるためにスーパーパワーを手にした動物達と手を組んで…って話なんだけど、メインは思い上がってる犬が成長していく物語。
「特別な力があるから凄い、無いから人として価値がない」ってことではないんだよ、ってことを言いたいんだろうから、中高生くらいの子には良いかもしれないけど、正直レビューで何度か書いてる通り、こういう話は日本のお家芸だからもう見慣れてるんだよなあ。
ワンダーウーマンが敵に捕まった時のコメントで「イケメンはどこ?」みたいなこと書いてあって、またそういうやつか…とゲンナリしたけど、それ以外はかなり既視感があり、良く言えば安心感のある、悪く言えばありがちすぎるストーリー。
ちょいちょい軽いジョークは入ってるからクソつまんねえというほどでもないんですが、でも何もかもが「ありがち」すぎて、あーハイハイという空気になると思います。
子供が多いご家庭なら、見て損したってほどではないだろうけど、カップルとか大人だけで、「たまには見て癒される、何も考えずに見られる映画が良いな…よし、これアニメだしコメディっぽいしヒーローものっぽいし、これにしよう!」みたいな流れだったらオススメしません。別に癒されないし。
まあ、犬飼ってる人だったら可愛い!となるシーンもあると思うんですが、正直それより「自分もペットに悲しい思いをさせてるんじゃ…」「うちのペットもこんな風に思ってるかも…」と不安になる人もいそう。
飼い主は自分の意思でどんどん交友関係広げられるけど、ペットは飼い主に命を握られてるし、ペットには基本的に飼い主しかいない。
飼い主はペットを「相棒」とか「友人」とか好きに呼ぶけど、ペットが飼い主を一番に思っていても、というか飼い主しかいないと思っていても、飼い主はペットが一番じゃない。気持ちでは一番だと思ってても、一緒にいる時間は短かったり。
実家のペットなんか、死に目に会えない、葬式に出られないことだってある。
ペットにどれだけ淋しい思いをさせてるか。人間がどれだけ自分達の事情でペットを振り回してるか。
飼い主は自分がつらい時だけ傍にいてもらって、ペットがつらい時には気付かず家族や友達と遊び歩いていたりする。
飼われているのは野生より楽だろうけど、ペットって本当に幸せなんだろうか…
そういうことを考えてしまう内容です。うーん。癒されない。
ストーリーも、別段心に残るものでもなく、動物好きな人ほど気分が暗くなりそうで、オススメはできないかも。
想像よりはるかに面白かった
リーグ・オブ・レジェンド
主人公はスーパーマン・・・ではなくて、クリプトンからついて来た犬だ。
ペット屋から逃げ出した動物で、モルモットが最強の敵に、その他ブタやカメなどはワンダーウーマンやバットマンらのペットとなる。
ヒーローものの変形だけど、なんとなく既視感がある。
字幕スーパーで見たかった。
LEGOバットマンやLEGOスターウォーズの、パロディ感覚がとても好きで、作品とキャラへの愛情が強く感じられたので、勝手にその発展形を期待して見たのですが、純粋なストーリーものでした。
もちろんキャラクターはそれぞれ丁寧に描いてありますが、印象としては、『ペット』というアニメーションによく似ているし、それにDCのスーパーヒーローがカメオで出演するもの、てな感じです。
その割にやや長めの100分越えは、エンドロール後のおまけ映像などに時間を使っていることもあり、明らかに子供向けではありません。最近のマーベルやDCのコミックヒーローを映画化したときの続編を匂わせる展開ありきで、ちょっと辟易しているものです。
肝心の主役の犬がもうひとつ可愛くない、と言うか特徴のないただの犬なので、いや出てくる動物たちがことごとく可愛くないので、そこも残念なポイントでした。
日本語吹き替え版で見たのですが、字幕だと、ドウェイン・ジョンソンなど豪華キャストが声を担当しています。個人的にはバットマンの山寺宏一の安定感はうれしいのですが、字幕で見たかったですね。
子供向けのペットヒーロー
最強のヒーローチーム誕生! スーパーペット・リーグ!
78年版や『マン・オブ・スティール』でもお馴染み。故郷クリプトン星が滅びる寸前、地球に送られてきたカル=エルことスーパーマン。
実はこの時、一緒にやって来た愛犬がいた…!?
悪党と闘い、世界の平和を守るスーパーヒーローたち。
そんな彼らにだってペットはいる。
スーパーヒーローたちの“ペット”の活躍を描いたDCコミックのスピンオフ作品を基にしたアニメーション。
主役はスーパーマン…の愛犬のクリプト。
スーパーマンのペットなのだから勿論普通の犬ではない。だって出身はクリプトン星。
会話は出来ないが、人間の言葉を理解。
スーパーマン同様、超人パワーを持ち、空も飛べる。
文字通りのスーパードッグ!
スーパーマンの良き相棒だが、最近スーパーマンは恋人ロイスに夢中で不満気…。
そんなある日、巨大なオレンジ色のクリプトナイトが地球に接近。宿敵レックス・ルーサーの仕業。
スーパーマンとクリプト、ジャスティス・リーグの活躍で野望を阻止。
その機会を狙っていたアニマルがいた。
かつてルーサーのペットで、今はペットショップのカゴの中のモルモット、ルル。
オレンジ色のクリプトナイトは人体には影響無いが、動物には影響あり。
スーパーパワーを手に入れ、緑のクリプトナイトでスーパーマンから力を奪い、他のモルモットにも力を与え、ジャスティス・リーグを捕える。異星人とも闘う無敵のヒーローチームだけど、スーパーパワーを持ったモルモット軍団は予想外だった…!?
ルルの野望は世界征服と、捕まったルーサーの脱獄。
阻止しようとするクリプトだが、彼も力を失う。
脅威のモルモット軍団に立ち向かえるのは…?
いた。
オレンジのクリプトナイトでスーパーパワーを手に入れたペットショップのアニマルたち…!
登場するアニマルたちが最初からスーパーアニマルではない。
ひょんな事からスーパーアニマルに。
クリプトと組んで、スーパーペットヒーローチームに。
でも、動物付き合いが苦手なクリプト。一癖二癖あるペットショップの面々。
ジャスティス・リーグに変わって、世界の危機を救い、スーパーヴィランアニマルたちを倒せるのか…?
ユニークなペットショップの面々。
ボクサー犬のエース。シールド能力。
ブタのPB。巨大化能力。
カメのマートン。超高速。
リスのチップ。電気の力。
ところが、スーパーパワーを使いこなせない。初戦はモルモット軍団に惨敗。
クリプトとエースはちとソリが合わない。
自分に自身が無いPB。マイペースのマートン。おっちょこちょいのチップ。
そんな彼らが…、ツボを抑えた王道の展開。
訓練し、真に力に目覚め、友情を育み、チームワークを見せる。ちゃんとヒーロー映画になっている。
ペットたちの話でもある。クリプトとスーパーマンの絆、エースの悲しい過去などもそつなく。
ヒーロー映画×ペット・ストーリーで、気楽に楽しめる作品になっている。
モルモットだからと言って侮るなかれ。
ルルとモルモット軍団が超手強い。
次いでに見た目はキュートな全身武器の子猫ちゃんも。
動物たちがひと度牙を剥けば、人間なんて…。コメディだが、実は皮肉と厳しい自然界の姿を描いている…のかも。
動物たちに酷い事したり、裏切ったりしてはいけない。ルーサーの二の舞になるよ。
一応DCコミックのヒーローの一環なので、リンクネタやお楽しみも。
実写版では中止となったジャスティス・リーグ登場! まだ実写版では合流していないグリーン・ランタンも。
こういうの出来るのが、アニメーションの強み。
にしても『LEGOムービー』でもそうだが、アニメーションになるとバットマンは皮肉なお笑い担当になる。(ちなみに声担当はキアヌ・リーヴス!)
クリプトの声にドウェイン・ジョンソン。『ブラックアダム』の前にスーパードッグでDC参戦。EDにはちゃっかり予告登場。
『ジュマンジ』シリーズでも共演しているケヴィン・ハートとは声だけでもナイスやり取り。
日本語吹替では松岡茉優もさることながら、チョコプラ松尾が老婆カメ役なのがユニーク。
スーパーペットたちが魅せるヒーロー・アクション。
笑いあり、ハートフルあり、キュートさもあり。
DC作品の中でも素直に面白い。
『スーパーガール』はお蔵入りとなり、ヘンリー・カヴィルのスーパーマン復帰も無くなり、『ワンダーウーマン3』や『ブラックアダム2』も中止に。
ゴタゴタトラブル続きのDC。
このスーパーペットたちに喝を入れて貰わねば。
かかれ!スーパーペットたち!
2023 1本目
思ってたのと違った笑
てっきりペット的なほっこりドタバタコメディかと思いきや、出だしからまずシリアスめで大迫力でびっくり。
DCに馴染みがなくスーパーマンやバッドマン諸々の事は知らない子供たちなので、豪華メンバー勢揃いでファンサービス的な小ネタが連発されてるシーンには無反応でしたが
それでも強いヒーロー達がピンチで動物たちが助けるぞ!&コミュ障の成長!というストーリーは理解できてたのでよかった。
ただ、ここは笑いどころなんだろうなというところで元ネタが分からずに笑えないという状況が全国各地で多発してそう。
登場キャラがネコ以外どれも絶妙に刺さらないデザインなのも惜しい…
イルミネーション作品のひょうきんなデフォルメ感だとか、ピクサー作品のようなどこか憎めない愛らしさだとか、そういうのが無くてリアル寄りの造形なのが日本人ウケはあまり良くないかもしれませんね。海外でウケりゃいいんだからそこを意識して作るわけはないですが笑
映像はとにかく綺麗だし音もいいです。
展開は既視感ありありで、ここからこうなるんでしょ?あぁ〜やっぱり笑、というお約束をお約束として楽しめる人とそうでない人とで評価は分かれそう。
何の前情報も仕入れずに観に行ったからこの感想ですが、事前にスーパーマン達がもしペットを買ったらというスピンオフ的な世界観である…という事くらいは認識して観に行った方がよかったな。
DCファンの人ならおそらく噴き出したりして細かなところまで楽しめるんじゃないかと思います。
DCファンとペットオーナーは必見!
元ネタを知ってると楽しさ倍増
クリプトの成長映画
クリプトという、スーパーマンのペットのスーパードッグが、成長する話。嫉妬深く、傲慢な性格であったが仲間と共に心を開き成長していく様は良き。
一人一人の能力がちょうどいい塩梅だし、話のストーリーも綺麗に纏まっている。
終わり方は、すごい良き!みんな幸せだね!
もっと稚拙な内容かな?とか思ったけど、普通に楽しめた!ペットはいいね!
DCファンには爆笑もの
実にDCオタク全開。
今まで観たどの映画よりも、ジャスティス・リーグの各ヒーローの特性・特徴を理解して、物語に落としこんでいました。
笑った笑った。
ただ……これ、一般層にどうなん?
キャラを知らないと、楽しさ半減な気が。
スーパーマンとバットマンくらいしか知らない人が大半では?
(よくてアクアマンとワンダーウーマンまで?)
特に、日本じゃマイナーなグリーン・ランタンを推されても……
Justice Pet
封切り4日目、月曜のそこそこ遅い時間帯といえど貸切状態…。伸び伸び見れて嬉しい反面、興行的な面で寂しいのも…。
とはいえど内容は王道ストーリーながら面白かったです。DCのダークさは控えて、アニメならではのポップさが際立っていた作品でした。
良かった点
・スーパーペットたちが可愛い
正義感たっぷりでスーパーマンに尽くすスーパーパワー持ちのクリプト、飼い主に捨てられてやさぐれてはいるものの、こちらも強い正義感を持つ不死身のエース、大っきくなっちゃったり小さくなっちゃたりするメガトンなPB、電撃を放ちまくる臆病なチップ、超長生きで超高速なマートン、色々魔改造されちゃったモルモットたち、銃撃に爆弾と豊富な戦闘スタイルを得意とするウィスカーズと多種多様な能力を見せてくれて目に優しいですし、小ボケだったり自虐ネタだったりが盛り込まれていたのも良かったです。ベストはモルモットたちのちょっと腑抜けた感じでした。
・ストーリーの真っ直ぐさ
飼い主が捕まったので、助けに行くというシンプルなストーリーですが、その道中でのドタバタっぷりだったり、それぞれの心境だったりと語られるものはペットという存在にも通ずるものがあり、少しグッときました。エースとエピソードも悪気はないのに傷つけてしまったという悲しいものでしたが、そのトラウマを払い除けるかのようにクリプトたち仲間を助けるシーンがとても良かったです。先が見えると言ったらアレですが、このくらい度直球なのもいいですね。
ジャスティス・リーグの面々とペットたちが共に暮らすことを選び(なんならモルモットたちも)、ほとんどの人物が次へと進む道標を示すラストも良かったです。やっぱモルモット可愛いなぁ。
エンドロール後にはブラックアダムが参戦。これはファンサービスですね。楽しみです。
単独作品としても楽しめましたし、次回作も決まるのであれば是非観に行きたい一本でした。
鑑賞日 8/29
鑑賞時間 19:20〜21:15
座席 I-5
なかなか迫力あり。
文化の違いだろうか?感情移入出来なかった
前提としてDCキャラを知る必要が
DCのキャラを知ってる前提の物語。
子どもをターゲットに作っているけど、日本ではマンガやアニメが多種多様に幅広くあり、その中で子供がDCに触れる機会はやはり少ないと思われる。
またDCを取り巻く実写作品の多くは大人を対象に捉えたものが多く、そのため日本でこの映画を鑑賞するのは大人が中心と思われる。
そのうちの1人である私が観たところ、ピクサーやディズニーなど最近のアニメとは違い、昔ながらのアメリカ的な演出方法を取った動物たちを主人公にしたドタバタ劇を強く感じた。
なのでそのタイプが好きな方には受けるだろうけど、私には合わなかった。唯一出て来る動物たちが可愛かったことが救いでした。
全30件中、1~20件目を表示