クライ・マッチョのレビュー・感想・評価
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まだ撮るか!クリント・イーストウッド!
殺伐とした内容の映画が多いため、こんなハッピーエンドの映画は安心できる。
人間の善意や宗教観を描くより、人間の悪意や、この世の合理的な判断を描くことが、より成熟した作品であるかのように扱われることもある。
クリント・イーストウッド演じるマイクは、少年から神を信じるかと聞かれ、「わからない」と答えた。
しかし、マイクはメキシコとの国境で、少年と別れを告げ、神を信じる女性の元へと“帰って“いった。
やはり、人間は損得という合理的なものより、善意や愛という不合理なものを、心の底では選びたいのではないだろうか。
しかし、現代はそのバランスが崩れ、合理性が勝り、その反作用が世界を襲っているのかもしれない。
クリント・イーストウッドの次回作を楽しみに待ちたいと想う。
ぜひ劇場でご覧ください!
イーストウッド最高のカーボーイ役の映画
ローハイドから、
マカロニウエスタン、
ダーティーハリーと強い男を演じてきたが、
「本当の強さ」ではなく、
本当の優しい行為を示す老練のカーボーイを演じきった。
イーストウッド会心の作品だった。
ブラボー!
このカーボーイ ハットの被り方の懐かしいこと。
まさに、ブラボー!!
また、助演の女優さんの
情熱的な演技が枯れた老人を
見事に恋する男に変えた演技には恐れ入った。
これもブラボー!!!
イーストウッド氏だからこそ
様々なタフガイを演じてこられたイーストウッド氏。
今作終盤でマッチョとは、のセリフがあります。何故か過去作が頭をよぎり、しんみりとしました。
イーストウッド氏でなければ、このセリフは成立しないと。
しかし、あなたは、昔も今もヒーローであること間違いありません。
作品自体は、好みが別れるでしょうし、手放しで賞賛できるものではないと思います。
ただ、イーストウッド氏のファンであれば、是非鑑賞していただきたいと思います。
終盤のマッチョとは、に、郷愁感に必ず包まれてしまうからです。ローハイド(再放送ですが)子供の頃観て、次の日学校で睡魔に襲われ、荒野の用心棒、この世にこんな格好良い人がいるのかと目を丸くし、ダーティハリーでは憧れの存在に。
映画の世界にわたしを誘ったヒーローです。
スロー・ムービー
本作品は、最近の展開の早い映画に見慣れた人には退屈かもしれない。でも、そう感じたなら、あなたはまだまだ若い。
私くらいの齢になると、こういうまったりした映画も懐かしくていいもんだなと思ったりする。
時の流れがイーストウッド目線なんですね、この映画は。すべてを見つめる眼が優しいんですよ。
人生って思うように行かず、振り返ってみると辛いことも多かったけど、歳をとること、老いることも悪くないなと思わせる映画です。
シニアの映画館好きは鑑賞必須です(笑)
映画です
イーストウッドの監督作品を見るたびに感じるのは、
この人本当に映画が好きなんだなということです。特に最近の監督作は、スクリーンから映画愛が滲み出てくるようです。
人生の特等席の冒頭など凄く良いです。ラストの「娘はここにいる誰より野球を知っている」という台詞は何回観ても泣けるし痛快。
今回はかなり穏やかに時間が過ぎましたが
わたしの中で、山田洋次とクリント・イーストウッドは別格なので、すべてOK
ただ、少年のその後が、気になります。
良くも悪くもただのほっこりもの
メキシコにいる子供を
アメリカに連れ帰るおじいさんの話。
すごくほっこりしました。
でもそれだけでした。笑
パーフェクトワールドみたいな、
泣けて心が痛んでいろいろ考えさせられるような
作品を想像してました。
だからと言ってつまらないわけではなく、
おじいさんと子どもが心をかよわせて
立ち寄る街の人々とゆったりした時間を過ごして
ただただ優しい時間が流れてて癒されました。
2人とも家族にツラい過去があるのだけれど
それがあまり目立ってないのはあえてなのか?
悲しい要素はほとんどなく、
あるのはほっこりのみ。
国境の壮大な景色も心が洗われるよう。
日常のバタバタやイライラに疲れてたときに
観たらいい作品かなと思いました!
どこまでも穏やかな映画
恩人に頼まれて彼の息子をメキシコの母親のところから誘拐してこいってお話!超面白そう😃と思ったけど実際は落ちぶれたロデオスターマイクと不良少年ラフォの心の交流を描いたロードムービー
タイトルから漢泣き!男の中の男だって涙を流す時があるみたいなお話を想像していましたが全編通して穏やかに流れていった
穏やかすぎて盛り上がりにかける気もするけれどけっして退屈な映画ではないのがさすがである
ただマイクは最初からナイスガイだしラフォもすぐに良い子の素顔を見せてくれる
だから『落ちぶれた』『不良少年』はいらなかったんじゃないかなと思った。
でもキズのある人間の言葉のほうが重みがあるから必要な味付けだったのかな
ラストはあっさり終わった感じだけどマイクから本当のマッチョを教わったラフォはきっと上手くやっていけると信じたいです
ガンマンに暴力刑事とマッチョ(男らしさ、男臭さ)そのものであったイーストウッドだけど最近は穏やかな作品が多く暴力!殺し!セックス!などの際どい描写はほとんどない
往年の作品ファンには物足りないと感じる人もいるかもしれないけど切なさと優しさに溢れた最近の作品も結構好きです
関係ないけど言いたい一言
本当にアメ公の事グリンゴって言うんだ😃とちょっとテンションあがった笑
車はマニュアル、格好いいイーストウッド
いままで配信でしか見ていなかったイーストウッド主演あるいは監督の映画を初めて両方のを映画館で見ました。何も言えない。少年とのやりとりは勿論。でもそれ以上にマルタとの繋がりに心がほぐれました。とっても若い時のイーストウッドは見た。途中見てない。今、見た。幸せ。途中のも見よう。年齢関係ない。素敵。台詞の全てがいい。見終わって何時間もたつのに思い出して涙がなぜか出てくる。なんだ、この映画💕
伝説を観に行こう!
クリント・イーストウッド「シワシワ」&「ヨボトボ」でも頑張っていました。恐ろしいです。しかも劇中、女性とのラブシーンもあります。本当にすごいバイタリティです。作品的には、正直「遅過ぎた映画化」としか言えません。30年以上前ならば、面白かったと思います。少年と老人の絆とか、「男らしく生きる」さらに「運命は自分で作る」などのメッセージがありますが、ちょっと弱いかなあっと思いました。でもリアルタイムに「伝説を観る」ことは大事です。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
心暖まるロードムービー
ハズレ無しのクリント・イーストウッド監督。
これまで、若い奴とのヤリトリでオッサンの凄さを見せつけてきた。
今回はジジイの元カウボーイ、マイクはボスにメキシコに居る元妻と暮らしている、息子ラフォを連れてくるよう依頼される。
幸せに暮らしているラフォを連れ去るのかと思いきや、毒母から離れて路上生活をしていたラフォを説得してアメリカに向かう。
え?メキシコでは人の車を勝手に借りてもいいってか?ありえねーぞ、このガキ!
最初は言い争っていた2人だが徐々に信頼関係を築き始める。2人の間を取り持つチキンのマッチョ君楽しかった〜。あれはチャボじゃないのかな?
メキシコ社会の緩さや優しさを見せられるのも新鮮でした。
最後はラブラブって。このままメキシコに住むのね。
多少の暴力はあるけど、全体を通してほんわか優しい展開。とっても幸せな気持ちになれました。
今週(1/14)の週にどれ観に行くか?となると本命
今年13本目(合計286本目/今月13本目)。
内容は他の方も大半書かれているので大きなところは省略します。一般的な映画というより、出演者等に「特別な思い入れがあるサービス映画」なのかなというところはありました。とはいえ、映画自体としては単体としても成立しています。
流れも非常に単純で、その「流れ」を阻害する「悪い人たち・変なことを考えている人たち」もだいたい想定がついてしまうので、「ストーリーのわかりにくさ」という点はほぼないのではないか、と思います。
今週は作品がどれも可もなく不可もなく多く、しかもオミクロン(大阪市、4000人超えとか言っているけど大丈夫なの?)という中でどれ観に行くか…となれば本作品が本命・対抗になるのでは、と思います。
なお、いわゆる「(アメリカから見た)外国人問題」という内容を多大に含んでいるので(とくに、中南米に関する国)、それらに関してはある程度知識があると良いかなと思います。
採点は下記が気になったものの、大きな傷なしとして5.0にしています。
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(減点0.2)この映画、要は英語とスペイン語の両方で会話が進みます。登場人物の1人が「両方の言語を話せる」という設定で通訳をやっているシーンもありますが、看板など(ストーリーの大半はアメリカ国外)に何の翻訳もないので「何が書いているのかわからない」ところはありますし、そもそもスペイン語訳が完全につけられていないので「何を言っているんだろう?」という部分はあります。
ただ、この映画は後半(それも、ラスト)こそカーチェイスな内容もありますが、スペイン語の看板が読めるだの理解できるだのは本質論ではない(あれば有利、程度の扱い)ことから、この程度にしました。
(やや配慮は足りないといえるが、まるで理解不可能でもないし、ストーリーが単純なのでわかりやすい)
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イーストウッドファンムービー
90歳を迎えたクリント・イーストウッドの姿をスクリーンで見れた。やっぱり男が憧れるカッコ良さは健在。
それだけで見る価値はある。
内容としては、ロードムービーかつ運び屋のようなスリリングさがあるのかと思いきや、意外と淡白でちょっと退屈に感じた。
マイクとラフォとの関係性の深掘りが足りてないとも感じた。
ただ、途中に立ち寄る街での人々との交流は観ていて心温まった。
俺の居場所はわかってるよな
画は相変わらず暗さと影の使い方が絶妙…
今回は近年の作品のような、善悪の境界線や正義感の揺らぎでなく、強いものをずっと演じてきたからこそ達する心境ってところなんやろうな。やからあえて“クライ”なんやろうな。
良く言えば王道
悪く言えば単調。
ただ、流行に決して流されずに自分の映画を撮り続けてきたイーストウッドらしい作品。
主人公が
特に勉強してこなくとも、
手話や動物の看護が自然と身に付いたと語るように、
その生涯を尊重しているスタイル。
それが他の人物一人一人に注がれいるのは流石だ。
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