クライ・マッチョのレビュー・感想・評価
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イーストウッドがカッコいい
ロデオ界のスターで数々の賞を獲得していたマイク・マイロだったが、落馬事故をきっかけに落ちぶれていき、家族も亡くなり、いまは競走馬の種付けをしてひとりで暮らしていた。そんなある日、マイクは元の雇い主からメキシコにいる彼の息子ラフォを連れ戻してくるよう依頼された。かつて父親に捨てられ、母親からも虐待を受け、親の愛を知らない不良少年のラフォを連れてメキシコシティからアメリカ国境を目指すことになったマイクだったが、母親が子分を差し向けラファを奪還しようとしたり、車をドロボウに奪われたり、メキシコの腐った連邦警察に追われたり、と、予想外の困難が続き、無事ラフォを父親のもとに届けられるか、という話。
ラフォが最初はマイクを弱っちいジジイと思っていたが、マイクと一緒に旅する中で、彼の知識、能力、強さに触れ、価値観が変わっていく所が良かった。
雄鶏のマッチョも無くてはならない素晴らしい活躍を見せてくれる。
クリントイーストウッドの演技がさすがで、カッコよくて見入ってしまった。
途中のレストランで出会った親切な女性役のナタリヤ・トラベンが素敵だった。
手に職のある男の生き様は気持ちいい
実生活で役に立つ男はモテる。
同日公開の『スティルウォーター』のマット・デーモンもそうでした。
実に役に立つ男なのです。
マット・デーモンは水回りや電気系統の故障対応や修理の腕が優れています。
クリント・イーストウッドは動物全般の取り扱い+ジュークボックスを直せる程度の機械技術。
目の前でそんな(見てるほうにとってはまるで魔法のような)腕前を見せつけられたら、やはりグッとくるところはありますよね。
粗野な見かけとは違った繊細な手作業のスキル。
家事や子育てというクールさとは真逆の実働に明け暮れる女性にとって、どれほど心強く感じられることか。
子どもだって同じこと。〝オトナ〟ってこういう人のことを言うんだな、とある種の憧れを抱くことでしょう。
〝手に職〟のある男は、口で語らずともそれまでの生き様をしっかりと示してくれるし、そこに胡散臭さはありません。いつも通り淡々と静かに紡がれるイーストウッド監督の世界。
私は大好きです。
イーストウッドの記念にふさわしい「オレ様映画」。91歳だから仕方がない。年長者を敬う気持ちは大事・・・
クリント・イーストウッド、監督50周年、40作目の記念作品。
確かに「ミリオンダラー・ベイビー」「硫黄島からの手紙」「グラン・トリノ」「父親たちの星条旗」
「アメリカン・スナイパー」等、監督兼役者として素晴らしい実績は相違ない。
「運び屋」は全編熟睡したけども。
でも俺の世代は、山田康雄吹き替えのテレビ再上映版「ダーティー・ハリー」シリーズ
が彼の全て・・・それぐらいテレビの影響力デカかったし、カッコ良かった。
でもこの映画、馬にも、競馬にも、一切興味のない私にはキツかった。
そんな私が・・
「アメリカ」に慣らされたは紛れもなく
ダーティー・ハリー
ジョーズ
ロッキー
キャノンボール
のテレビ放送、親がちょうど太平洋戦争の時子供で、価値観のどんでん返し
骨身に染みるほど味わった世代だから・・戦争については一切語らず、アメリカ文化を
迎合はしていなかったけれども、決して否定することもなかった。
何を言いたいかというと、我々の世代は「アメリカ万歳」世代な訳・・
イヤその中でも「ダーティー・ハリー」のイーストウッド「ジョーズ」のロイ・シャイダー
と共に断然カッコ良かった。イカしていた(死語)。
イヤイヤ、先週観たリーアム・ニーソンの「マークスマン」から
激しい戦闘銃撃シーンを切り取って、ロデオだか馬を取り入れた超類似作品。
皆、俳優が、大御所「イーストウッド」にひれ伏して、付き合っている感満載・・
遠景から撮るしかないスタントマンの荒馬慣らしのシーンが痛々しい。
もう無理しないで・・監督に専念して❗️お爺ちゃん👴。と悲鳴を上げたくなった。
イヤイヤその年齢で、恋もセックスもないだろに・・・
とにかくメキシコの雄大だけれども、荒れて干からびた自然の砂っぽさ
プラス明らかにお爺ちゃんのイーストウッドの動きが気になって仕方がない。
正直「マッチョ」はあんまりカンケー無いような・・・
「神はエコひいきするのか?みんな神の子だろ」のセリフは響いたけれども。
フンを撒き散らすニワトリが飲食店入れるのと、下痢のはずの、ある意味人間にとって尊厳的に最大のピンチ
を荒野で迎えたイーストウッドが何事もなかったようにやり過ごす描写は
チト冷めた。
映画マニアは必見の作品。ただマニアでない普通の人には・・・言うのはやめときます。
イーストウッド氏の独特なリズム。。
前作品は、なかなか入り込めなかったので期待半分で観ました!
んーー評価分かれそうです…笑 最近観た作品は展開が速い作品が多かったので、まったりな雰囲気は個人的には大変楽しめました。(アメリカンスナイパー、グラントリノに近いイーストウッドの哀愁漂う作品です)
裏を読む・脚本の真意を想像するではなく、単純に主人公に感情移入をし感じて観賞していただくと楽しめる名作だと思います。
なんとなくですが、イーストウッドの意地・アメリカの意地を感じました。(アメリカ映画の一区切りかなと。)
恐らく未来は、原作ありきでオリジナリティの薄い作品が多くなるでしょう…。
とはいえ、本作は大変楽しめ上映時間もちょうど良く、イーストウッドファンは是非ご観賞下さい‼️
これはもうクリント・イーストウッド‼︎
︎思えば2008年、78歳のときの『グラン・トリノ』で自身のキャリアを集大成したイーストウッド。それが最後になってもいいと思ったのは私だけではないはず。
しかし、それからの十数年、クリント爺さんはとどまることを知らなかった。ここにいる90歳のイーストウッドもいいなぁ。もう逝ってしまうまで「最後の作品でいい」とは言わない。
ちなみに70年代初頭から映画を見始めた我々世代の大半は、民放の○○ロードショーで放映された『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』で彼と出会っている。セルジオ・レオーネ監督のいわゆるマカロニ・ウエスタンだった。
まあ、50年以上付き合っているので思い入れもでかいはずだ。果たして思い入れが少ない若い人たちにどう映るのだろう?
初詣
俺の知ってるメキシコは「ボーダーライン ソルジャーズデイ」な世界なわけ。彼の地は、マフィアのボスは部下がしくじると簡単殺すし、抗争相手も殺して吊るす様な場所なわけ。
一方こっちのメキシコの女ボスは御大にフラれて、キー!ってなるけど、御大に危害を加えられない間抜けを送り込む。鶏に突つかれて退散ってなんだそれ?
御大が向かう先々の民も御大を迎い入れる体制が万全だ。
移動したいと思ったら、キーをさしてガソリンを入れた車を用意。宿所の前には御供えの食事。
そんな民に対し、御大は病んだ動物達へ手をかざして癒す。
神かよ、生き神様かよ!
正月早々、イーストウッド大明神に初詣。
今年も良い映画に出会えます様に。パンパン!
まだ撮るか!クリント・イーストウッド!
殺伐とした内容の映画が多いため、こんなハッピーエンドの映画は安心できる。
人間の善意や宗教観を描くより、人間の悪意や、この世の合理的な判断を描くことが、より成熟した作品であるかのように扱われることもある。
クリント・イーストウッド演じるマイクは、少年から神を信じるかと聞かれ、「わからない」と答えた。
しかし、マイクはメキシコとの国境で、少年と別れを告げ、神を信じる女性の元へと“帰って“いった。
やはり、人間は損得という合理的なものより、善意や愛という不合理なものを、心の底では選びたいのではないだろうか。
しかし、現代はそのバランスが崩れ、合理性が勝り、その反作用が世界を襲っているのかもしれない。
クリント・イーストウッドの次回作を楽しみに待ちたいと想う。
ぜひ劇場でご覧ください!
イーストウッド最高のカーボーイ役の映画
イーストウッド氏だからこそ
様々なタフガイを演じてこられたイーストウッド氏。
今作終盤でマッチョとは、のセリフがあります。何故か過去作が頭をよぎり、しんみりとしました。
イーストウッド氏でなければ、このセリフは成立しないと。
しかし、あなたは、昔も今もヒーローであること間違いありません。
作品自体は、好みが別れるでしょうし、手放しで賞賛できるものではないと思います。
ただ、イーストウッド氏のファンであれば、是非鑑賞していただきたいと思います。
終盤のマッチョとは、に、郷愁感に必ず包まれてしまうからです。ローハイド(再放送ですが)子供の頃観て、次の日学校で睡魔に襲われ、荒野の用心棒、この世にこんな格好良い人がいるのかと目を丸くし、ダーティハリーでは憧れの存在に。
映画の世界にわたしを誘ったヒーローです。
スロー・ムービー
映画です
良くも悪くもただのほっこりもの
どこまでも穏やかな映画
恩人に頼まれて彼の息子をメキシコの母親のところから誘拐してこいってお話!超面白そう😃と思ったけど実際は落ちぶれたロデオスターマイクと不良少年ラフォの心の交流を描いたロードムービー
タイトルから漢泣き!男の中の男だって涙を流す時があるみたいなお話を想像していましたが全編通して穏やかに流れていった
穏やかすぎて盛り上がりにかける気もするけれどけっして退屈な映画ではないのがさすがである
ただマイクは最初からナイスガイだしラフォもすぐに良い子の素顔を見せてくれる
だから『落ちぶれた』『不良少年』はいらなかったんじゃないかなと思った。
でもキズのある人間の言葉のほうが重みがあるから必要な味付けだったのかな
ラストはあっさり終わった感じだけどマイクから本当のマッチョを教わったラフォはきっと上手くやっていけると信じたいです
ガンマンに暴力刑事とマッチョ(男らしさ、男臭さ)そのものであったイーストウッドだけど最近は穏やかな作品が多く暴力!殺し!セックス!などの際どい描写はほとんどない
往年の作品ファンには物足りないと感じる人もいるかもしれないけど切なさと優しさに溢れた最近の作品も結構好きです
関係ないけど言いたい一言
本当にアメ公の事グリンゴって言うんだ😃とちょっとテンションあがった笑
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