「毎日寄り添っていれたなら…」クライ・マッチョ カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)
毎日寄り添っていれたなら…
歳を重ねなければ分からないことがあります
若いうちは見境なく突っ走ってしくじって後悔することも全てが積み重なり見えてくるものが
煮えたぎる怒りの収め方
甘美な誘惑の怪しさ
見知らぬ人々との交わり方
どうしようもない悲しみの堪え方
いつの間にか時代が年寄のことを社会のお荷物のように扱われるように見えてなりません
ほんとはもっと人生の先輩達から学ぶ事があるのだと思います
施設へ預けて悠々自適な暮らしをしてもらうのもいいでしょうが今の私達に必要なものを先輩方から何も受け取らずに「またね」と言って手を振っていいのだろうか
時間をかけて時を過ごし泣いたり笑ったりしながら寄り添って生きたい
生活が楽になり物が増え毎日食べたい物が食べられる
心はどこに置いてきてしまったのか
祖父や祖母、父や母からではなく映画やドラマ、小説から人生を学んでも上っ面だけなのかも知れませんね
人のことは言えません、私も親と離れて暮らしていますから
そんなことを思いながら見入ってしまいました。
この映画の主人公は、過去の実績を鼻にかけた偏屈な爺さんです。自分の衰えは知っているけど認めず、他人に媚びない。
でも、少年との出会いで自分にはまだ学ぶことがあると知ったのでしょう。
確かに彼が培った技と知識には若い者は勝てません。
年寄が老いてなお学ぶことよりも、若い世代が先人から学ぶことの方が多いに決まってますね。
その機会が極端に減ってしまった現代。
もしかしたら「伝承」なんてなくなってしまうかも…と、カルヴェロさんのレビューを読んで思いました。
そうですね、現役を引退してもなおかつ力を保持し影から指図をする方々がおられるのでしょうね
それもまた映画やドラマなどでよく見られます
私もそろそろ老人の仲間入り
お荷物にならぬよう健康には気をつけなければ
でわでわ
カルヴェロさんのレビューに考え込んでしまいました。なぜかというと、今は若い人がワりをくっていて、高齢者が政治家含めて権力を握ったままである。そんなことが肌感覚としてあるからです。子どもの頃は祖父母や学校の先生のこととても好きで尊敬してたと思います。今、私はそんな風に若い人から見られなくてもしかたないかなと思ってしまってます。