レミニセンスのレビュー・感想・評価
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恋に縋った男のメモワ〜〜ル
どう評価すべきか迷う映画。 ディストピア・レトロな近未来風景も自然でとても雰囲気が良く、ストーリーもちゃんと起承転結しているが… どうしても良作を見たという気がしない。 お金と良い役者を使って、ふんわり上手く作った失敗映画のような、形而上学のプレゼンビデオのような。 でも、おぼろげな映像的雰囲気と起承転結を何とか纏めたのに、あの味のない始末の付け方と結末はなんだろう…
生きる先は「未来」か「過去」か…
楽しかった過去にずっと生きれるなら、その時をずっと生き続けたいか。 未来にはもっと楽しいことがあるかもしれないし、ないかもしれない。 人生とは… 最大の賭け⁈ 苦しい時や哀しい時もあるさ。 幸せな日々だけが未来永劫続かないのが人生。
壮大な愛の物語
どこかノスタルジックな風貌を纏った本作は、ヒュー・ジャックマン主演という先入観と、予告で見せられたアクションシーンが混ざり、かなりのアクション路線のSF作だと思っていたが、これは壮大な愛の物語だった。ひょんな事からこの数奇な運命に囚われてしまうのは気の毒なような気もするが、感情移入出来るポイントがいくつもあり、中々楽しめる作品だった。だが、ジョナサン・ノーランの名前を出されたら、やはり想像してしまうのが「インセプション」の様な想像を遥かに超える世界に当たり前のように放り込まれる衝撃と感動だ。ご丁寧にクリストファー・ノーランの名も出していたような気がするが、ズバリ本作の問題点はそれという事だ。日本側の宣伝文句なのかは不明だが、こちらとしてはそれに惑わされてしまったと言う事になる。 水位が上がり、街に水が侵入している中で生活をしているという世界観はディストピア的感覚でも中々センスの良さを感じるが、特にその設定が大きく物語に反映してくる訳ではなく、要所要所の見どころの1つだったのは残念だ。記憶の中身を見る際に水に浸かるのだが、それとリンクさせた意味合いだったのか。ともかく、こちらが期待していた映画とは別の路線の作品だったという事だ。 物語はかなりの純愛ストーリーなのだが、ヒロインの決断と、命をかけて愛するものを救おうとする攻防は胸に刺さる物がある。後半は自身とリンクさせて考えるとうるっと来てしまう位だ。この感動は大画面でこそ体感出来るものであり、予想と違っても劇場に足を運んだこと自体には後悔していない。だが、予告編には惑わされるなという事を再認識させられた。
想像とちょっと違った
もっと難しい映画と思っていたが、それほどでもなく、ホッ! でも街は何故水没したのか?説明あった?私の見落としか? ただ観終わって考えたことは、自分なら過去を振り返ってもう一度戻りたい時?ていつだろう?どの時にもう一度戻りたいだろうか考えてしまった。いつだろうあまり戻りたくない気もする。
【叙情的で哲学的で深い愛の物語をサスペンスとSF要素で味付けしました】
・2021年公開のアメリカのSFサスペンススリラー映画。 ・戦争と温暖化による海面上昇でもはや希望のない世界に変わった近未来。移動は船が必須という世界の中で、マイアミに住む元軍人の主人公ニック。彼は、戦争時代に捕虜から情報を取るために使っていた過去の記憶を取り出す装置を使い、希望のない世界に住む人々に過去の良い思い出を追体験させるという商売をしていた。そこに突如現れた謎の女性メイ。落とし鍵の場所を知りたい、という彼女の要望に応えるために過去の追体験をさせて在りかを突き止める。それから二人は恋をしていくが、ある日突然彼女が消えた。ニックが彼女を追う中で見えてくる真実。なぜ二人は出会い、この先、どうなっていくのか… という大枠ストーリー。 [お勧めのポイント] ・叙情的×哲学的な台詞が素敵 ・絶妙に融合したSFと愛とサスペンス ・連ドラの延長線上のような映画であり、映画しか見ていないのに連ドラから観たような満足感 ・恋愛-恋=大人の愛の物語 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ [物語] ・人の過去を追体験させるニックの職業は、あらゆる物語を生み出す可能性があるものです。故に、まるで1話完結型の連ドラがあって、その締めくくりとしてこの映画が存在しているかのような奥深さを感じるものでした。中盤辺りから少しだれ気味に感じて、「なぁんだ、単なるヒューマンドラマにちょいとサスペンス要素が足されただけか。わざわざ映画で観なくても…」なんて感じていましたが、終盤戦で一気に畳みかけられると「す、すごいかも…」に一変。笑 ・しっかりと見応えのあるサスペンスに仕上げてくれているのはもちろん、そこに「愛」というテーマが絶妙に混ざってくるところが、「犯人は誰だ?!」「真相は何だ?!」というサスペンスとは一味も二味も違う魅力を感じました。戦争と温暖化による海面上昇で、希望を亡くした近未来の社会もどこかリアリティのあるSF設定で、共感度高めです。 [演出] ・「記憶の魅せ方」が素敵です。一昔前なら、記憶映像をモニターに映して終わりなところ、3Dのリアルな表現。しかも、謎の繊維に光が当たることで、そのシーンが具現化するという設定も理屈はわからなくとも、練り込まれた設定であることが理解できるとともに、それがリアリティとなってよかったです。 ・多少のアクションシーンはありましたが、なくてもよかったかなぁという印象。笑 ただ、映画(≒アトラクション)の要素として、緩急をつけるためにいれらたものかと思います。家でDVDで観る分には不要でした。笑 [映像] ・冒頭の鳥観的なカメラワークは一気に引き込まれます。これこそ、映画館で観たかったぁ…となるシーン。そして、そのシーンこそが近未来の世界を端的に表現してくれています。一石二鳥。 ・近未来ですが、どこか荒廃した世界。それが妙にしっくりくる映像になっています。雰囲気がありました。 [音楽] ・際立って感じたことはありません。 [演技・配役] ・主人公ニック役のヒュー・ジャックマンさんは安定すぎます。かっこよい。 ・謎の女性メイ役のレベッカ・ファーガソンさんは、角度やシーンによって強さと可愛らしさが変化して見える演技をされていました。これぞメイの「謎」とマッチしていてよかったです。 ・この物語で一番好きでした、ニックの相棒エミリー。タンディ・ニュートンさんが演じられるようです。なんといいますか、優しくも強いんです。暴走しがちなニックをいつも彼女の止めてくれる、助けてくれる。ニックに救われたから、とここまでする彼女の大きすぎる器と強さがすごい。一方、母としての弱さも持ち合わせているところに人間味を感じる。このバランスの良さがとても魅力的で惹かれました。 [全体] ・世界を巻き込んだ陰謀とか、そんな大それた話じゃないんです。近未来の世界で、記憶の追体験をさせる仕事をしているニックに起こった(世界的にみれば)小さな出来事、を描いているだけ。なのに不思議と引き込まれていく。謎とキャラクターと愛と世界観に。 ・そして、引き込まれるもう一つの要素が、叙情的であり哲学的な台詞の数々。その台詞はスクリーンの内側を飛び出して、私の現実世界でも役立つかも?!と瞬発的に思うようなものばかりでした。以下に、そのいくつかをご紹介します。(厳密な台詞ではなく要約です) ※ネタバレになる可能性もありますので、ご注意ください。 - 彼は非難しないけど、私を見る目は変わる。あなたは非難するけど、きっと私を見る目は変わらない。だから話すの、真実を。 - 俺は大事なものを何もかも取り逃がしてきた。一番の幸せは過去にはないんだ。未来で君を待っている。 - 過去は人にとりつく。過去とはある瞬間の連続。それぞれの瞬間は純粋で完成している。 - 過去は幽霊ではない。我々を覚えてもいない。幽霊がいるとしたら、過去にとりつく我々だ。過去にとりついてもう一度見ようとする。また会いたい人、前に見逃した何かを。 - 寂しさは世界の一部なの。もし悲しさがなければ、幸せも味わえない。昔私たちは結末を選んだの。彼は過去へ、私は未来へ。どちらも正しかったって信じたいわ。 ・思い出して悲しんだり、後悔したり、楽しんだり・・・あらゆる過去への執着を良いとも悪いとも言わない感じ。人の本質を少し変化球で語らう感じ。それによって、自分自身の世界を客観的にとらまえて、より幸せに生きていかなきゃ、とほんのりと考えさせてくれるヒントになりました。 ・愛の物語としての見応えも十分あります。恋愛の「恋」を抜いた「大人の愛の物語」として愉しまれるのも在りかと思います。ありがとうございました。 #映画 #レミニセンス #REMINISCENCE #2021年 #アメリカ映画 #SF #サスペンス #ヒューマンドラマ #リサ・ジョイ監督 #長編デビュー作 #ヒュー・ジャックマン #レベッカ・ファーガソン #タンディ・ニュートン #哲学的 #叙情的 #深い愛の物語 #全体3.6 #物語3.7 #演出3.6 #演技3.7 #配役3.7 #映像3.6 #音楽3.4
過去に生きる…
ちょっと寂しい結末。それほど愛した女性が忘れられないのは幸せなことだけど、やはり未来に生きたい。よほど現実逃避したいなら別だが。レベッカ・ファーガソンの美しさが際立つ作品。助けに来たタンディ・ニュートンめちゃくちゃ強い。彼女の存在にもっと早く気付いてほしかった。発想が面白い作品だったけど、メイが死んでしまってたのは悲しい。
過去の記憶は変えられない。たとえそれが残酷であっても。
"reminiscence" 「過去の記憶が、直後よりも時間が経った後の方が鮮明に思い出せること」 最初はストーリーに、ん?ってなりました。難しい話なのか、と思ってたけど、最後まで観てみると思った以上に爪痕を残してくる作品でした。心の奥にぐっと何かを押し込まれる感覚を覚えました。過去は変えられない。過去は戻ってこない。だからこそ、過去のことを悔やむより、今を生きることが大切です。 舞台は、街が水に沈んだ近未来。本当に世界は水没しそうで怖いですね。そんな現実味ある世界で、「過去の記憶ととある女性を巡る巨大な陰謀」との戦いが始まります。SF要素はモリモリです。SFといっても宇宙ではなく、一人の人間の記憶に潜む謎を探し出すいわゆる記憶潜入です。この手の作品も僕は結構好きで、SFに上手くめり込んでくるサスペンス要素が心を掻き立ててくれます。以前「秘密 THE TOP SECRET」を観たときにかなりの衝撃を受け、話が壮大すぎてとんでもなく大きいものが心に刺さった感覚がありました。今作はそこまでではないものの、過去に逃げる主人公の心の葛藤や何か見えないものに囚われるような苦悩はどこか共感できるものがありました。誰だって、守りたいものがある。守りたい人がいる。受け入れたくない現実がある。過去に囚われて動けなくなる時がある。この作品において記憶潜入の一番のテーマはこんな感じのことなのかもしれないです。過去を変えられたら・・・なんて誰しも一度は思ったことがあるでしょう。この映画は、そんな心情に深く突き刺さるような作品だったと思います。 ストーリーは確かに難しいです。でも、それでこそ映画というもの。こういった映画がもっと増えたらと思います。最後に、あなたの変えたいと思う過去の記憶は何ですか?
助かって欲しいとか 幸せになって欲しいとか 露ほども思えない主人公
クリストファー・ノーランの弟とその嫁さんと・・・ ノーランファミリー?で作った映画だそうで 途中で寝てしまったので話がいまいち わかっていませんが 登場人物の誰一人として魅力を感じなかったので (最近こういう作品多い)登場人物が どうなっても、どうでもいいというか アクションしててもふーん、って感じで 醒めて見てしまう 助かって欲しいとか 幸せになって欲しいとか 露ほども思えない主人公 メイの見た目以外のどこに惚れたのかさっぱり 女性監督らしいのに、そういう「女の事が 何もわかっていないのに愛を語る」的な部分が クリストファー・ノーラン色ぷんぷんで。 話もやたらこんがらがってわかりにくく 面白いと思えなかったです
よわい
大作だとは思うけど面白いかっていうと…。 記憶潜入っていうテーマもそうなんだけど、 なんかどこかで見たような感じというか、 別にそこまで広がらないストーリーというか。 まぁ情に訴えるのももちろん必要なんでしょうけど、 そこにグッと引き寄せるような勘所というのかな、 そういう「引き」の強さは感じられなかった。 つまらなくはないけど、面白くもないっていう 特に印象に残らない感じの作品だった。
テイストはSFというより「ノワール」
なんとも古めかしい映画でしょう。
逆に言うと懐かしくノスタルジーを感じました。
海面が上昇した近未来のマイアミ。
記憶変換装置(レミニセンス)の技師・ニック・バニスター(ヒュー・ジャックマン)は、
来る日も来る日も、過去に戻りたいお客を過去の記憶へと案内しています。
ある日、メイ(レベッカ・ファーガソン)という名の美しい女性が、
「鍵をなくしたので、探しに戻りたい」と現れます。
それは、運命の出会い・・・世界でひとりの大切に女性・・・でした。
愛を交わしてすぐに、メイはニックの前から姿を消します。
ここからニックは自ら、レミニセンスを操作して過去へ戻ります。
メイを探してどこまでも追って行きます。
そして並行して検察にギャング組織の正体を探るように依頼されます。
危険な男との身体を張ったアクションも見応えあります。
物語り設定が驚くほど古めかしい。
地主→麻薬組織を仕切るギャングの顔役→ギャングの私生児を生む娼婦。
→その認知問題と財産分与。
まるで中身はハンフリー・ボガートの「マルタの鷹」
私立探偵が記憶操作人に変わっただけです。
(謎の女メイの正体とその目的)
映像も懐かしい都市景観。
そんなに近未来ではない。
水没する都市マイアミ→もう近々起こり得る現実かも!
水を撥ねて走る夜行列車もノスタルジーを掻き立てます。
そしてヒュー・シャックマンの存在。
やはり存在感が際立ちます。
美しい渋い声(思わずウットリ聴き惚れ・・)
逞しい胸板にも惚れ惚れ・・・
運命の女メイ(レベッカ・ファーガソン)の美しさと、歌声の何という素晴らしさ・・・。
天使から娼婦、男を惑わすクラブ歌手と、変幻自在です。
話が過去・現在の行き来が多過ぎて、もう少し整理してテンポ良く進めたら・・・
と、思いました。
愛を信じる男・ヒュー・ジャックマンと謎の美女・レベッカ・ファーガソンが
醸し出す上質な大人の香り。
ラブストリートしては、とても素敵な映画でした。
既視感はあるけれど、それなりです。
みっともないおっさんを延々と鑑賞できる
ヒロインが何を考えていたかがもう普通すぎたというか、もちろん普通が悪いわけではないが。
あれなら真相は描写せず愛を貫く道筋に注力して、主人公が雲を掴む思いでもがき続け、周りから見放されても幸せな夢を繰り返し見続ける。といったインセプションのもう一つのエンディングみたいな展開でも良かった。が、そうなる余地は無い。
格闘や取引や別れを含めて何もかも「ありきたりの寄せ集め感」が漂う。
過去に溺れて眠っていたい主人公が果たして爪を生やして暴れまくるこの俳優で良かったのだろうか。
生きる行為において危うさを匂わせるキャラクターでも良かったと思う。
家族に逃げられた酔っ払い刑事のような中年男が主人公では、哀しみや虚しさより先に自業自得という言葉が滲み出る。
生きたいように生きろというメッセージがあるかもしれないが、自分には伝わらなかった。
答えを手に入れるまでに犠牲にしたものが無いからだ。
仕事や仲間は確かに失っているが、その失い方が非常におっさんくさい。後悔するシーンも無い。
そうだ、こいつは現実生活に対する後悔をしていない。なんで開き直っているんだ。
それでいてミステリアスな美女がやってくるからコメディと認識してはいけないようで、困ったものである。
水没都市の映像は良かった。敵がピアノごと落ちていくシーンが特に。
で、その敵を助けて殺されそうになるという陳腐な展開がダメすぎた。
おっさん同士の小競り合いと美しい水中映像がマッチしていない。
ある意味で教訓になりそうな、ならなさそうな、そんな映画だった。
ブレードランナーがモチーフ?
暗い近未来、貧富の差、記憶がテーマというところからブレードランナーがモチーフだと思いました。 屋上でのかくとうしーん、白い鳩を飛ばすところなども明らかになぞっています。 女性は勿論レイチェルですね。 ブレードランナーを見てから見るのをお勧めします
SF設定の自叙ハードボイルド
思い出をよみがえらせることを商売にするベニスター(H.ジャックマン)。運命の女メイ(R.ファーガソン)と出会って犯罪に巻き込まれていく。探偵がナレーションで自説を交えながら物語が展開するハードボイルドものによくある形式を踏襲している。レベッカ・ファーガソンが綺麗だったね。
要素が定まらず
舞台が未来環境になっているハードボイルド。主人公バニスター(ジャックマン)はさながらフィリップマーロウだが仕事は探偵ではなく時間遡行の案内人。とはいえ美しい依頼人と謎が絡んでくる。オリジナルのようだがチャンドラーの翻案みたいな話になっている。 幾つかの大戦と海面が上昇した近未来。 街は水浸しでヴェネチアのようにボートで往来する。その雰囲気はいい。 物語は探偵ものを踏襲してバニスターの独白が随所に挿入される。深い低音域のあるジャックマンのナレーションはいいが、意欲的な外観の未来とは裏腹に、あんがい陳套な探偵話が展開する。 バニスターはマーロウのようにストイックではなく、美しい依頼人メイ(ファーガソン)に、溺れ、のめりこむ。 探偵ものには美しい依頼人が付きものだが、女を追う体になっていることで、ハードボイルドが失速した。 そもそもSFと恋愛とディテクティブストーリー、ぜんぶ入れようとして散漫になった。 結果、批評家からも酷評を浴び、tomatoesでは36%と37%、imdbも6点に届かなかった。ボックスオフィスも爆死している。 監督はTVシリーズのウェストワールドのクリエイターと紹介されていたが映画は初めて──とのこと。 本作だけではなんとも言えないが巧い演出ではなかったと思う。 批評家たちはとくに既視感(過去の映画で見たような絵面)をあげていた。 『バラエティ誌に寄稿したオーウェン・グレイバーマンは映画を「過去に観たことがあるものを完璧に調整した2時間の蜃気楼」と表現し、「『ブレードランナー』のようでもあり、『ゴッドファーザー』のようでもある。ビルや路地が残る水浸しのマイアミの風景は、『ウォーターワールド』や『ハンガー・ゲームシリーズ』の続編を思い起こさせる」と批評している。』(ウィキペディア、レミニセンスより) とか、 『シカゴ・サンタイムズのリチャード・ローパーは2/4の星を与え、「『チャイナタウン』に向かう『バニラ・スカイ』のどこかで、『マルタの鷹』と『インセプション』が出会ったかのような独創的で野心的な作品だ。しかし、荒々しくて複雑な、そして最終的に失望させられるSFノワール『レミニセンス』は、あちらこちらへ進んでいくが、最後にはレールを外れてしまう」と批評している。』(ウィキペディア、レミニセンスより) とか、言われていた。 個人的には記憶をいじる要素に「記憶探偵と鍵のかかった少女」(2014)を思いうかべた。いずれにしても既視感過多な映画だった。 ハードボイルドな探偵ものを未来設定でやった映画──といえばブレードランナーだが、思えばブレードランナーは1982年の映画なわけである。今(2022)となっては40年も昔なのだった。その光陰に愕然となる。
ややこしいと言うより行き当たりばったり
令和の作品なのに、2000年代のSF味を感じる。 なんか古臭い映画でした。 過去の記憶を辿りヒントを得るのだけど、 何か都合の良い道具のようにしか写っておらず、 過去でヒントを得、場所移動したら、 そこで何かが起こる、襲われる。 と言う展開が続き行き当たりばったりのように 思えました。 彼女は何者なのか?と言う始まりだったけど、 ラスト近くには、別にどうでもいいやとなってしまった のが残念。 未来に生きるか、過去に生きるか。 そこに正解はないのでは? と言うラストは優しかった。
オーマイガー
あなたの戦友よ、いつもタダの人。か。
1人の人をただ愛していただけなのに
殺人犯になってました。
けど、黒幕があの息子だったなんて。
予定外過ぎました、黒幕びっくり。
バーンとな。
まじでハードボイルドって感じでした。
この人は結局最後は過去にいきてしまうんですね。
ずっとそこで生き続けるのです。
仕事のパートナーだった人も娘と再会して、孫とも一緒に入れる世界を選んだのに、彼は過去に生きました。
この映画は絶対に1度で終わらせないほうがいい。
2回目の再生が必要です。
2回見ないともったいないです。
なくしたか、忘れたか。
無くした場合は、なくなったあと。
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