「人の記憶なんて曖昧でいい加減」レミニセンス Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
人の記憶なんて曖昧でいい加減
水に沈み行くロワータウンで記憶に潜入し再生すると共に映像化する仕事をしている男が、姿を消した女性を追い求める話。
特殊能力かと思ったら、設備があれば誰でも出来るんですね。
どんなギミックなのかの説明的描写から始まり、紛失した鍵探しで、落としたら判らない、置き忘れたなら記憶にあるから判る的なこと言っていたけれど、落としたのみつけてるし、記憶なのに何故第3者視点?言い訳的に古い装置で2Dがどうとか言って本人視点の描写もあったけど、視野に無いものは映らんでしょうに。
と根本的なところに矛盾が生じたまま突き進んで行くのでノリ難いなーと。
そして検察からの仕事がどうとかあらすじに記されていたけれど、結局そこはどうでも良くて、消えた女性に何があったか、どこに行ったかに終始するだけで、サスペンスとかミステリー的要素はあるにはあるけれど、あんまり興味が湧かず大して面白味を感じない。
後出しエピソードもあったけど特に感情移入する様な何かが無いまま消えた女性の話をされてもね。
まあ、自分の苦手な恋愛映画だし、ストーリーのボリュームの割にタラタラしか進まずテンポも悪いし、始まって30分ぐらいからずっと冗長だった。
chesscomandsさん
冒頭でこの装置はこんなことが出来るんですよというのを観客にわからせるのを目的に見せているシーンを説明描写と表現しています。
そんな説明していましたっけ?
キスを思い出させるときに、自分の姿も一緒に思い浮かべる説明が今回の第3者視点になっていると思うが!?
確かに視界外の細かい描写は不可能でしょうけどね。