「60歳差の最強コンビ❗️ラスト少し泣ける😢」メタモルフォーゼの縁側 アローさんの映画レビュー(感想・評価)
60歳差の最強コンビ❗️ラスト少し泣ける😢
メタモルフォーゼとは変身という意味だそうです。ひょんなことから、BL漫画を通して繋がっていくおばあちゃんと女子高生。BL好きを隠したいうらら(芦田愛菜)と堂々とBLにハマっていく雪(宮本信子)がなんとも対照的。陰キャのうららが陽キャというより天然の雪に引っ張られて前向きに少しずつ成長いていく姿を描いた作品だと思う。芦田愛菜さんの地味な女の子の演技、演出さすがです。髪型も丁度良い地味さ加減。宮本信子さんは実年齢とほぼ同じ役柄を演じましたが、おばあちゃん役はまだ早いと思うくらい綺麗で若々しいかたです。縁側のある雪の書道教室。裏に大きなマンションが建っていて、ポツンと取り残されたような家がうららのパワースポットになっていく。雪の言葉が素晴らしい。「才能がないと漫画描いちゃいけないの?」「人生どこでどうなるか分からない」などなど。うららがやたらと全力で走るシーンがあるが、彼女の葛藤と変身を表していたんでしょうか。うららの描いた漫画は売れなかったけど、一冊が2人の好きな漫画家コメダ優(古川琴音)に届いたこと。そのサイン会で、雪が多分70年ぶりに子供の時に出せなかったファンレターを渡せたことも2人が出会って縁側で語り合ってこそ。淡々としているストーリーだが、心がほんわかする作品でした。エンドロールで流れる2人の歌も良かった。愛菜ちゃん歌上手いなあ。
コメントする