「きらりと光る良作。」メタモルフォーゼの縁側 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
きらりと光る良作。
今年172本目(合計448本目/今月(2022年6月度)19本目)。
さて、こちらの作品。私が見に行ったときには圧倒的多数が女性の方で「性別で圧倒的アウェイ」を食らうという状況になってしまいました(映画館自体は自宅からすぐ近く)…。まぁ仕方がないですね。
個人的には「若干」、最初から憲法的な議論、つまり「表現の自由」という観点もあるのかな、という点は考えてみましたが、そういうのはなし。女子高生とおばあちゃんがいわゆるボーイズラブで盛り上がるという映画です。テーマとしても余り見ない類型じゃないかな…というところです。
他の方も書かれていましたが、「余計な部分がない点」、これもよいところかなと思います。つまり、「雑な」映画だと、妙に伏線をはっておいて何もないとか、「絶対に気が付くはずがないでしょ」みたいな伏線をはっておいて一種の不意打ちにするような映画が時々ありますが、この映画は「伏線とわかるものは伏線」「伏線でないものは最初から書かない」ことで理解度を上げようという意図がかなり見えます。
一般指定ということもあってアダルト的表現(性質上、男性行為の行為)に関する表現は一切なし。せいぜい「こういった本の中にはちょっと過激なものもありますよ」と序盤にいっている程度です。
お話の筋もわかりやすいし、余計な雑な部分を残さないという点で高評価です。
特に減点材料とするべき部分もないので、フルスコアにしています。
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