THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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スラムダンクが好きで良かった……
個人的には大満足。
①アニメーション
…バスケ経験者で普段Bリーグも見ているが、本当にバスケが上手い人の動きになっていて説得力がある。(花道の素人感も分かる)
モーションキャプチャーを使用したとのことで、描写が丁寧で細かいスラムダンクと非常に相性が良い。
②オリジナルストーリー
…原作時の宮城が深掘りされていなかったので、宮城視点というのは新鮮で良かった。
かといって原作改変でも辻褄合わなくなるという程でもなく、寧ろ世界が広がった感じ。
ラストのアメリカ行きは色々言われてるが、作者自身が述べてた谷沢の件とスラムダンク奨学金を考えると、よっぽど筋が通ったエンディングでメッセージ性もある。
③ストーリー構成
…試合と宮城の過去を交互に見せる構成だったが、細かく区切りすぎだと思う箇所が2ターンくらいあった。(評価1つ下げるほどではない)
良くある不満点に個人的に応えるなら、
・いくつかの名言・名シーンカット
→そこを見せるにはフリが必要でその尺なんで映画にはないし、新規は意味不明だろう。
本当に重要なシーンはカットされてないし、仮にカットされても瞬時に脳内補完される為問題無し。
・声優交代、CGアニメーション
→旧アニメを大して見てないし、さすがに思い出補正無しで見るには、デザイン、画質、音質が古い。
草尾さんにはTOFのクレスのイメージが付いているため、寧ろ花道にずっと違和感があった。
新声優のどらえもんも見ない為問題なし。
今回の楽しめなかった層は、変化を受け入れられない高齢者&原作1~5週の我儘な子供といったところか。
レジェンド漫画の20数年越しの映画化がどのような意味を持つのか考えよう。
細かい不満というか消化不良な部分も無くはないが、総じて評価を下げるほどではなかった。
一緒に行った原作未読の知人は普通に楽しんでたし、最近原作を読み始めているようで嬉しい。
宮城じゃない!
スラムダンクをリスペクトしてるからこそあえて言いたい。
宮城のとってつけたようなエピソードに共感するストーリーはない。
サイドストーリーを入れるのであれば小暮だった。
なぜなら世の中の99%の人は小暮なのだから。
小暮の視点であれば、あれほど頼もしいチームメイトはいないし、小暮としてみることで感動は倍増したはずだ。
もちろん、漫画では予選で描かれていることは知っているが、今回の試合の映像技術が素晴らしかっただけに、観客が入り込む余地を作ってほしかった。歴史に残る映画になれただけにもったいなく感じる。
スラムダンクが偉大な漫画だからこそファンとしては歯痒く感じる。
スラダンの世界がより深まった感じ!
鑑賞前についレビューをいくつか見てしまい、リョーチンが割と出番多そうだなと思ってたら、まさかの主役!!リョーチン大好き派なのですごく嬉しかった!
絵のタッチがより原作というか井上先生の絵をそのまま動いてるようでとても感動しました✨
一つだけ残念だったのは山王戦の後、二回戦は嘘のように大敗した、というのを入れて欲しかったな…あの終わり方、超好きなので。
完結
複雑、なのである。
原作のファンであり、原作のままの絵が動くだけでかなりの衝撃…いや、まさかこんな日が来ると想像だにしなかった程の衝撃なのだ。
なのだが…原作が好きだからこそ、この作品を楽しめなかったのではないだろうかとも思う。
宮城リョータのオリジナルストーリー…アレが、アレをそのまま受け止めきれない俺がいる。
よもや、山王戦が始まるとは思いもよらず…ファーストって書いてあったし、リョータが主役らしいとの声も漏れ聞こえてくる。てっきり映画用のオリジナルストーリーだとタカをくくっていた。
それが、あの山王戦…原作の最終章、これほどのものは無いくらいのジャイアントキリング、またそこに至るシーソーゲーム、まるまる1話分、ほぼ無音のままに展開されるアノ話…アレもコレもこれ以上は無いって程の再現度と完成度で映し出される。
冒頭、山王戦が始まった頃から、俺は感動しっぱなしで、上演時間の80%は目を潤ませながら見てる。
大好きなんだ。
そこにたどり着けなかったテレビシリーズは未完もいいとこなのだ。
完璧で完成された山王戦…物語のリズムも緩急もアクセントでさえ、愛してやまない。
作中のカットや表情、コマ割り、台詞に至るまで至高の再現度なのだ!
コレだ、コレこそが俺が大好きだった「スラムダンク」の世界観なのだ!
そこに絡んでくるリョータの物語…。
正直、要らんのだ。
妙なとこで腰を折るなと思うのだ。
でも、コレを監督してるのは原作者なわけだ!
敢えて、敢えてあのエピソードを挿入したのだ!
完璧で完成されたと感じていた山王戦を、崩壊させアレをぶち込んできたのだ。…なぜだ?何故だ!?何が足らなかったのですが、何が不十分だったのでしょう?
井上先生!教えてくださいっ!
原作を知らなければ、アノ無音の話に魂の叫びを聞いていなかったならば、脳内に会場が割れんばかりの歓声が響き渡っていなければ、こんな風に感じなかったんではないかと淋しいのだ。
そしてこうも思う。
果たして、この作品だけを見てる観客は楽しめてるのだろうかと?リョータのエピソードを受け止めきれずにいる俺でさえ満足はしている。
それは山王戦に至るまでを補完できてるからだ。
花道の成長を、チーム湘北の戦いを、乗り越えてきた様々なモノを知ってるからだ。
それらが積み重なった先が山王戦であり、桜木のジャンプシュートなのだ…感涙に咽び泣いてるのだ。
その域にまで誘えていたのだろうか?
大きなお世話だとは思うが、もったいなく思う。
この作品に惹かれたら原作を読んでほしいと切に願う。
総合的に判断すれば☆4.0とかが妥当なのかとも思う。物語の展開には興を削がれもするし、主に山王側のキャラの掘り下げも足りてはいない。拮抗するドラマを敵側が背負えずにいるから、どれほどのモノを主人公達が凌駕してきたのかが描ききれずにはいると思う。
時間の制約による取捨選択は致し方がないのだ。
何より主人公が2人になってしまった為に、物語として集約しきれず散漫になってしまっていた。
悩んだ末、それでも☆5.0をつけたのは、原作のままの絵が動くからだ。
その衝撃には太刀打ちできない。
アニメ用のキャラではない。
原作のページをめくる度に目に焼き付いていたコマ割りが、あの表情が、あのスピード感が、アニメという別次元のジャンルで再現するに至ったからである。
だが、最新技術を持ってしても、20年以上前の原作を超えるには至らなかったと記しておこう。
■余談
今作で物議を醸した声優の変更ではあるが、同じ人でなけれなならない理由はないように思う。
むしろ、変な先入観がある分、邪魔になるような気さえする。作品を観ても分かると思うけど、絵が全く違う。そして、おちゃらける部分が全くない。
テレビシリーズの演出上、にぎやかしとして描かれてた部分が一切ないのだ。
もし、声優が一緒であったならと思い返してみたのだが、違和感しかない。声は同じでも顔が全く違うのだ。だからこその一新は必然だったのかもと思う。
惜しむらくは花道と流川の声質が似ていて、キャラの粒だちとしては物足りなかったかもとは思う。
◾️追記 2024/6/18
Netflixで配信が始まったので再度鑑賞
そして…ぶったまげてる。
筋は勿論知っているのだが、初めて見る感覚だ。
前半がほぼ描かれてなかった事に今気づいてる。
勿論、やっぱり感動で咽び泣いてはいるのだが、劇場で見た時は、相当舞い上がってたんだと思われる。
ちゃんとしっかりレビューも書いてるんだけど、今にして思えばただただ感動してたんだなぁと当時を振り返る。
…ガッツリやられてたんだなぁ。
私なりの感想と考察
2回見た上での感想と考察です。
(ジャンプリアルタイム世代、単行本は2回買い直して擦り切れる程読んでいますが、当時のアニメは途中まで。バスケ好き。)
初見の感想は、ただただ圧倒された。声優には確かに刷り込まれた記憶があるので少しだけ違和感。試合描写の臨場感に感動。でもあぁ、そこ描写されないんだ・・・。主役、なぜ宮城?色々と疑問やこうして欲しかったという思いは残るものの、総じて圧倒されたという表現が一番適切でした。
少し時間が経って2回目鑑賞。
井上先生のこれまでの活動やインタビューなんかを思い出し、色々と考察を重ねた結果、
宮城を主人公にしたことへの疑問は解けた気がする。まるでNBA選手のような天才型のスーパープレイヤーが目立つ中で、宮城は身長にも恵まれず、良くも悪くもリアリティのあるキャラ設定。リアリティという面では三井も存在しそうではあるが、三井に関しては原作で最も掘り下げられているキャラなので今回の主役は宮城なのかな、と。スラムダンク奨学金等で日本のバスケ選手育成に力を注ぐ井上先生が宮城を選んだ理由はこれなのかなと思った。つまりはこれからの選手達へのエール。この作品の終わり方を見て私はそう感じた。
そのような視点で見た時、この物語がスラムダンクだけど、また別のスラムダンクとして自然にスッと入ってきた。そして感動の嵐である。難しく考えずにただただ楽しめば良いのだが、宮城が主人公だということがどうしても受け入れられない人はこのような視点で是非もう一度鑑賞してみて欲しい。
そして欲しかったあの場面が無くなっていたことは確かに悲しいが、今回2時間の映画という尺であること、そして宮城の物語だということを考えると綺麗に纏まっていたのではと思う。宮城視点の新たな山王戦とそこへ挑む思いが見れたということは素直に嬉しい。
スラムダンクはいつだって、私に元気と勇気を与えてくれる、子供の頃と大人になった今では感じ方も多少違うけれど、時を経て新しい形で送られたエールに、心からありがとうございますと伝えたいです。
全然良かったです。
まあこの映画は事前情報は見ないで見た方がいいというのは見てわかった気がします。
ただ最初は漫画でもやった山王戦の再現だと思っていたのでそれほど期待はしてなかったんですが内容は長い間見てなく忘れていたっていう事もありますが間に物語を織り交ぜての視点を変えた展開はとてもいいものだと思いました。
ただこれはネタバレになりますがスラムダンクというより半分は宮城リョータの物語になっちゃっているんじゃないかとは思いました。
私としては桜木花道の物語も見てみたかった気はしますが皆さんお知りのように試合の中では大活躍していますので結果的にはそれでバランスは取れているとは思いました。
個人的にはスラムダンク知っている人も知らない人にもおすすめの映画かと。
最初は余り期待してなかったので余計にそう思いました。
原作勢でアニメに特に思い入れはありません
原作大好き、アニメにさして思い入れはない、という人にはたまらなかったのではないでしょうか。
花道以外を主人公的にやるなら、リョータしか無理でしょう。
赤木三井は原作でそれなりに描かれているし、流川でやったら多分何のドラマもない(笑)。
僕はアホみたいにスポーツ漫画を読んでいると思うのですが、未だに山王戦を越える試合にはどんな競技のマンガでも出会ったことがありません。
多分一生出会えないのではないかと改めて思いました。
現在の井上雄彦が描くスラムダンク
映画館にて鑑賞
原作は何度も読んでいて先日復習も兼ねてアニメも全て見た
まず驚いたのは主人公が桜木ではなくリョータになっていることだ。確かに予告とかではリョータが1番写っていた。
初めはリョータの沖縄での話から始まる
親父が死んで悲壮感にまみれてる
そこで兄弟で1on1していて友達から釣りに誘われて行ってしまい「帰ってくるなー」と叫ぶ
あー兄貴確実に死ぬなと思ったらその通り
少しやりすぎかなぁ
それやったら父親死ぬ件はいらないよなぁ
と言うか短編のピアスでリョータは沖縄出身になってるみたいだが本編ではそんなに訛ってもないしそんな発言なかったと思うし違和感感じる後付けやな
鎌倉とかでサーフィンとかしてて死ぬ設定でもよかった気するなぁ
また山王戦自体は抜群に面白いのだが、リョータの過去の話が随所に入ってきてその度にブレーキをかけられる💧
また展開があまり盛り上がりにかけるし内容もそこまで必要性を感じない
バカボンドとかで説教臭くなっちゃったよね
スラムダンクにそれはあんまりいらない
新たな視点で描きたかったようだが漫画でも結構な巻数かかってる山王戦を映画一本にまとめる事自体無理があるのにさらに変なシーン入れてるから一つずつのシーンの描写がうすくなってしまってる
はじめのアリーウープするところや焦る赤木のシーンなど魚住も後ろに映ってたが出して欲しかった
また小さな発言一つ一つが熱くそれが盛り上がるのだがカットされてる物もおおい
cgでの試合シーンは展開早く面白いが早すぎて描けてないシーンが増えてしまった
しかし三井のスリーポイント入れまくって名言を言うところや最後の桜木の「俺は今なんだよ」は涙なしでは見てれない
最高級のお肉なのに独特の風味のタレをつけて食べている様な感覚
もったいない💧
塩だけで食べたらもっと美味しいのに
また試合がスムーズに始まってしまいナレーションもないので知識ゼロの人は難しいだろうな
個人的に1番テンション上がったのは5人の絵が鉛筆で描かれて歩き出すシーン
おー今から始まるという感じで最高
あのシーンを予告で流した方がバズったかもね
最後のシーンで沢北とリョータが海外で戦う描写があったがリョータは海外むりやろ💧
日本選抜にも選ばれなかったのに
あのシーンやるんやったらせめて流川やろ
日本で湘北のキャプテンとして頑張っていくという展開で良かったと思う
赤木に「今日からお前が湘北のキャプテンだ」とか言われて
まあでもとても面白く満足はしたのでオススメである!
できれば今回の綺麗な作画でアニメ1から作り直してくれ笑
皆のその後シーンはどう解釈したのかな。
とりあえず、宮城主役、宮城目線の山王戦…25年の月日を経て映画化する必要あったのかな?
しかし、徹底的にリアルなバスケの試合を追求した映像は見応えありで、一度は低クオリティ中途半端な完結のアニメで失望したので、待望の山王戦をこのクオリティで見れたのは感謝しかありません。
リアルに動く山王選手、動く沢北…今になって見れるとは…鳥肌もんでした。
ストーリーも宮城の悲しい生い立ちが感動を誘います。
原作スラムダンクとは別のスピンオフ作品としたら間違いなく名作です。
しかし、25年目の復活したスラムダンクです。
本音はみんなアニメで不完全燃焼した原作の山王戦を期待したはずです。
そう言う人はまず、高評価できません。
原作の試合の興奮度が皆無なんです。
前半は何もなく一瞬で終了、後半はそこそこ原作を盛り込んでますが、5分10分おき、または1プレイ後に何度も宮城の長いエピソードが差し込まれて高揚しかけた気持ちが寸断されます。
そして何より重大な事が桜木がまったくの脇役って事。
スラムダンクの一番の面白さはなんですか?
ルールもよくわからない素人同然の桜木が本人は何の認識もなくバカやりながらもトップ選手を超越するポテンシャルを見せたり、驚異的な成長で周囲を驚かせてる。
そんな桜木に爽快感を感じてるはずです。
このスラムダンクにはそれがありません。
緊張感ある試合の中で一人だけ空気読めないふざけたテンションの桜木がいません。
木村昴さんの声が常ににカッコイイ桜木を演じてるせいで、バカやってる桜木もカッコイイ声のせいで笑いになりません。
当時夢中になって読んでたスラムダンクがそこにはありませんでした。
更に衝撃的な事はラストに見せる、その後のシーン。
なんですあれ?
なんの捻りもない素人が考える将来こうなったらいいなってその後をそのまま書きましたみたいな?
人によって受け取り方は様々でしょうが、自分は、井上先生が今回映画作りましたが、今後はもう書きませんから勘違いしないでくださいね。
と言われてる様で、ただただ悲しかったです。
あの最後のシーンが極端にこの映画の評価を下げました。
本当にSecondとかある様に思えますか?
ないと思います。
この映画観るくらいなら原作読んでください
愚痴言います。
映画オリジナルのシーンいらない。あれ入れるならもっと原作通り進めて欲しかった。カットされすぎてイライラした。山王戦を雑に使われた感がある。最後なんで左手は添えるだけ喋らんの?最後もっと盛り上げろよ。俺スラムダンクガチ勢とかじゃないのに凄く不快な映画だった。原作リスペクトもっとして欲しい。なんか山王戦なのに感動しなかった。
ボイス
やはり声の交代は微妙だった。時間が動きださなかった。完全に新しいスラムダンクとなった。笑いを狙っていても、桜木ではない桜木がそこにいる。リョータの人生をどう描き、どう表現し、感動を与えるかの映画。家族に対し、家族とは?乗り越えた家族愛。そしてリョータの未来。納得のいく内容はあるが、物足りなさもある。続編に期待する。
タイトルなし(ネタバレ)
ひいき目なしに評価するとこんな感じだと思う。
昨日やっと見てきた。
スラダンヲタとまではいかないけど、リアタイ世代、定期的に読み返す自分がひいき目なしに評価します。
ちな当時は宮城推し。
とにかく当時は原作好きでアニメも全話ビデオに撮ると意気込んでいたが、あまりの動かなさぶりに5話ぐらいで切った。ドリブルで手だけ動いてるのとかかなりしらけた思い出。
そういうのが嫌で今回自分で演出したというなら井上さんの気持ちは大いに分かる。
◆よかった点 というかまあ…まあね?という感じの点。
・CGは比較的すんなり入り込めた。
・声優も桜木以外は違和感なかった。宮城は得てして今回の人の方がよかったかも。
桜木は思ったよりジャイアンじゃなかったが、前任の先入観なしにしても絶望的にイメージにあっていない。別に、木村昴は嫌いじゃないよ。バイス好きだし。
・観客が棒立ちという意見もあったと思うが、そこはそんなに気にならなかった。
・いわずもがな最後の逆転シーンはやはり神。「左手は添えるだけ」をあえて声出さない演出は最高。原作読んでたら声が聞こえるねあれは。
・魚住まるごとカットは草だった。まあこのご時世仕方ないけどね。(当時でも普通に銃刀法違反だけどw)
・ワンズとか大黒摩季のイメージが強いかもしれないけど、今回のスピード感だと楽曲はあれでOKかと
◆以下、どうしても受け入れられなかった点
・スピード感があってよかったが、盛り上げるための「タメ」とかがなく、あっさり進んでいく感じ。
・とにかく間が悪い。回想挟みすぎ。自分は原作読んで山王戦は特に読むたびに何回も泣くんだが、ストーリーをなぞって高まってきたら回想に入ってすっと涙が引く、の繰り返し。最後の方なんかここはもうこのままいってくれ、回想挟むな挟むなとハラハラしながら見てた。
・上記と被るが、今回の作品は「今の井上雄彦がスラムダンクを作ったら」という作品で、「リアル」を見てるようだった。透明感があってよかったが、盛り上がってるときに回想シーンに入るため、冷めてしまう。
・今回ここまで宮城をフィーチャーした意味が分からない。山王戦は全員にスポットが当たって、それぞれに見せ場があるのに、宮城にスポットが当たりすぎて、他のキャラが薄い、とにかく薄い。名シーンをかなりカットすることになってしまってたし、感動するには原作であったことを思い出さないといけない。
・上記と被るが、宮城の回想シーンに時間を取りすぎたせいで、河田弟がいつのまにか出てきてたり、深津がなぜ「ぴょん」というのか分からない。
そこには原作読んでるんでしょ、言わなくても分かるよね?知ってるよね?という驕りというか甘えが見えた。
・とにかく井上さんが思う通りにやったんだろうな、と言う感じ。ダメ出しや口出しする人はいなかったんだろうな。餅は餅屋じゃないけど、場面によってはここはアニメの演出を手掛けた人に任せるとかというのをした方がよかったと思う。
■総評としては、これでもう山王戦のアニメ化はないのかという喪失感も含めて30点。
井上さんが自らアニメ化してくれた!みたいなのは自分にはない。だから、ひとつの作品としてみた場合、この映画だけで完結するものではなく中途半端。
原作未読の嫁はめちゃくちゃよかったと言ってたので、原作に思い入れがある人ほど受け入れられないんだろうなという気がした。
でも当時と同じ声優であの延長でアニメ化してほしいというのもないので、いっそ今のクオリティで再アニメ化を希望したい。
で、なにがFirstなの?
漫画も映画も根っこは同じスラムダンク
井上先生がこんなコメントを書いていた。
「原作をなぞりたくない。やるなら宮城リョータにスポットを」
そんなわけで、彩子さんに惚れて速攻バスケ部に入部した話とは別のストーリーが加えられて、映画は構成されています。
それについて批判してる原作好きの人もいるとは思いますが、さらにこんな事を井上先生は書き残しています。
「漫画もアニメも映画も、根っこは同じスラムダンク」
私はこれを見た時に、スッと映画を受け入れることができました。
オープニングで、5人が鉛筆で書き起こされる場面で早くも涙。「あの5人がここにいるんだ。」そんな気持ちになって昂揚しました。
漫画の世界がそのまま動き出したような、3Dアニメーションの出来栄えが実に見事。
アニメでは表現しにくかった、バスケの試合風景やスピード感、10人それぞれが試合中に動いてる様子など見事に表現されています。
井上先生のタッチもそのまま表現されているようで、本当に満足度が高いです。
原作にあった名シーンが試合の流れの中に、サラッと自然に組み込まれていて、大袈裟に表現しない印象。
映画という限られた時間の中なので、端折られてるシーンや、間が足りないなと思うシーンもあるんですが、この自然体な感じがアニメとは違った、今回やりたかった演出なんだと見受けられます。
映画を見ていると、漫画の各1コマが感情の波と共に脳内で完全に再生されます。
映画では口パクですが、見ている全員が「左手は添えるだけ」を再生してたと思います。
各所にそんな場面が散りばめられています。
「大好きです、今度は嘘じゃないっす」といった場面なども入れて欲しかった。でもそうすると、花道が主役になってしまうから、かなりバランスがとられてる印象。
アニメーションの作り方が素晴らしいので、完全に原作に沿い、時間をたっぷり使ったアニメを放送して欲しいなとも思いました。
長い年月をかけて、井上先生を口説き落とし、新しいスラムダンクを見せてくれたスタッフさんに大感謝です。
本当に素晴らしい作品でした。
事前情報を入れないで見てほしい
漫画は昔に読んだきり。
アニメもリアルタイムで見てました。
まぁ、ほぼ覚えてないけどw
まずオープニング。
事前情報無しで見たら、まずここで鳥肌でした。
そして内容。
宮城視点になり、新しい要素も加わって、新鮮な気持ちで見ることができた。
新装版とか読んでないので、リョータのエピソードが既出のものかはわからないですが、原作ではあまりリョータの話が無かったので、楽しめた。
試合の合間に回想が入ってくるので、作りがドラマ的で、試合のドキドキ感だけでなく、合間のドラマシーンがあることで、試合への想いが入り、これも新しい視点、感情で見ることができた。
この作りは良い。
映像は言わずもがな。
迫力、スピード感、リアルさもあり、現代でスラムダンク作るとこうなるのか、と感心。
音楽も映像と相まって、気分を高めてくれた。
漫画読んでるから、結果とかは知ってるんだけど、それでもドキドキしたねw
全編通して感情が大きく動かされましたわ。
いくつか原作からカットされているシーンもあるけど、時間やテンポを考えたらしょうがないかな、と思う。
唯一個人的に残念、とまではいかないまでも、違和感があったのが、花道の声かな。
アニメ版の印象が強すぎて、もう少しどっしり、低いイメージなんだよね。
今の声優さんが悪い、ということではないんだけどね。
こればっかりは…
ただ、それ以外はそんなに違和感無かったです。
年末にして今年最高がでたな、という感じでした。
何度でも見たいね!
いやー良かった
思ってたよりずっと良かったし感動した
ひとつ気になるところを挙げるとすれば花道の声くらいかなー
花道の声だけは本当に違和感があった…
宮城がアメリカ行ってたのは驚いたw
良かった
「山王戦はない」と勝手に予想していただけに、まさかの山王戦で驚いた
リョータが軸になるとは予想できたけど、まさか過去まで丁寧に描くとは思わなかったし、意外性も含めてとても良かった
ただ、ラストが気になる終わり方だったから、「THE SECOND」に期待したい
地味に感動させるセリフをキャラたちが言うw
ところどころ、漫画で言う名言大袈裟でなく普通のテンションで言っているところが忠実に再現されていて好感持てた。そして、静かに感動した。変に手を加えないところが良いね。
アニメ映画というよりもドキュメンタリーのような雰囲気の映画だった。
バスケ一筋のスラムダンクが見たかった
原作ファンで、めちゃくちゃ期待して見に行きました。
あの感動をもう一度味わいたい!と思って、一生懸命見ましたが、なんか感情移入できず、さらっと終わってしまいました。
ちなみに私はスラムダンクの中でリョータが1番好きです。
超個人的な感想です。
・バスケ一筋のスラムダンクはどこへ行ったのか
(暗いエピソードはいらない)
(沢北は神社に祈ったから負けたの?)
・リョータは「生きているのが僕でごめんなさい」なんて言うようなタイプじゃないと思う
(気が強くて明るくてバカなリョータが見たかった)
・リョータがバイク(原付?)で走るシーンがダサすぎる
・桜木が主役じゃない
(リョータの話を中心にしようとするため、桜木や流川の扱いが軽い 名シーンもさらっと流れていく)
・とにかく暗い
・北沢?沢北じゃねーか…どあほう!
大好きです 今度は嘘じゃないっす
が聞きたかった
・原作と辻褄が合わない部分が気になる
原作とは別物として見るものなんだなぁと思いました。
※エンドロール後に一応ワンカットあり
原作は完読、昔のアニメも見てました。
今作の主役(メイン)が意外でしたがたしかに掘り下げられてなかったから良かった。
ただ個人的にはこの掘り下げが、やたら長いというか多く、ゆったりとしててテンポ悪く感じてしまった。他のキャラの回想は良かったけど……
あと初見の人はここまでの過程が回想シーンだけでは伝わりきれないかなと
まぁなんやかんやで個人的には『最高』でしたけどね😁
結果は知ってるのに感動して涙でました。
アニメーションが良かったし桜木花道以外の声優さんも特に違和感なく見れた(花道はジャイアン感がどうしても……)
あと名言やら他のサブキャラたちも見れて嬉しかった😁😁
主役側ではあるが決して湘北側が正義ではないので山王側の視点、ドラマもあって良かった
あと原作にはないけど山王戦後に浜辺で宮城リョータと母親のシーンに涙。
『おかえりなさい』『ただいま』
でソータが亡くなってからの止まってた時が動き始まったみたいで
音楽もカッコ良かったです
全341件中、181~200件目を表示