THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
全866件中、601~620件目を表示
最後まで重厚感たっぷり。ギャグは少なめ
宮城リョータを主軸として描き方をしており、物語の経過や結末を知っていても最後まで楽しむ事ができました!ただし、原作の世界観より重たい描き方ですので、漫画のカラッと明るく、時々ギャグが入るのが好きな方にとっては、「違う!」となっているかもしれません。(リアルやバガボンドに近いと感じました)
26年前のインターハイー会場に堂々到着!! 原作者自らの手で換骨代替された超高校生級アニメーション映画
製作が発表されて以降、一貫して内容情報は伏せたままという異例のプロモーションを展開しつつ公開一月前ぐらいになってようやく声優さんが90年代のTVアニメシリーズから全変更になる旨がアナウンスされて物議を醸してたのも記憶に新しいですが、結局公開まで物語内容は明かされずに半ば地雷覚悟で観に行かれた方も相当数居らっしゃるでしょうし、かく言う僕もその一人でした。
結果としては原作の最終戦におけるIH第2回戦・山王工業高校との試合を現代感覚にアップデートしつつ、まるで原画がそのまま動いているかのような重みのあるCGにて、原作者の井上雄彦先生自身が監督した渾身の一本。
というわけで26年越しの山王工業戦ですが、脚本のみならず監督まで務められた井上雄彦先生の多才ぶりにまずは脱帽、というところでしょうか。
こと絵に関しては、井上先生は如何にして己の理想を筆致で埋めていくかというアーティスティックな側面が強いように個人的には思います。
しかしながら監督というのはそうしたアーティスティックな素材を如何に取捨選択して繋ぎ合わせるか、省いたことによって何を観客に残すか、といういわゆる"引き算"の仕事であり、対極に位置する職人の仕事です。
ゆえに一人の人間がその両方の才気を発露させることはとみに困難であり、結果としてどちらも中途半端になるか最悪のところ没個性的に終わってしまうところですが、本作によって井上先生はその職人的気質も十二分に示された感が有ります。
原作漫画ではこの山王戦だけで一年数か月連載しており、細部に井上先生の感性と拘りが迸っている筈ですが、本作ではそうしたディティールは極力排したうえであくまで刻一刻の時間経過への動機に観客を誘い、結果としてアニメーションでしか表現し得ない一番大事なスピード感が際立っています。
すでに原作漫画を描いた際にアーティスティックな力の激発は済み切っているからこそなのかもしれませんが、かといってただ単に抒情的な面を排除するだけではこうはならない筈で、作品を俯瞰して全体としての一貫したテーマを掴んでからでないと取捨選択は行えない筈です。
それを本作でこなしてしまわれたあたり、井上先生はアーティストと職人の二刀流としてもはや仙人のような領域に達した感すらしました。
バスケバカもいいですね
湘北バスケ部のメンバーは色んな背景を持って、決勝という舞台に立っている。今までは様々な経験や辛いことがありました。しかし、バスケを通して変化し、バスケを通してバスケをしているときが一番楽しいと思うようになりました。
何かの為に生きるよりも何かを見つけて生きるほうが楽しいですね!
作者の井上雄彦さんが脚本と監督を務めているだけあって、原作のタッチ...
作者の井上雄彦さんが脚本と監督を務めているだけあって、原作のタッチや雰囲気がアニメーションの作画にそのまま再現されている。
フル3DCGとは違う、それでいて立体感も臨場感も抜群で、漫画のキャラクターが原作のカットやコマ割りそのままにスクリーンで躍動している。
バスケットボールが体育館の床で弾むダムダム音、屋外の地面で弾む金属っぽい音、バッシュのキュッキュッという音、バスケットボールがネットを揺らす音などがリアルに再現されているのも嬉しい。
テレビアニメと声優陣が交代されているらしいけど、そもそもテレビアニメは見た事がなかったので何の違和感もなく見れた。
まだマイナースポーツだったバスケの魅力と人気を一気に押し上げた名作漫画。
約30年の時を経て日本にプロリーグが生まれ、日本人NBA選手が誕生し、オリンピックでメダルを獲得するまでになった日本バスケ。
かつてバスケに青春をかけたひとりとして、今回の映画化が日本バスケのさらなる飛躍と発展となることを夢見る(´ー`)。
原作の山王戦の感動を
アニメ化された山王戦が見たくて劇場鑑賞した者の感想です。
・台詞が少ない
「この場面でこの台詞が最高に熱い」の宝庫が山王戦。
しかしそれは漫画的表現で、あのアニメーションだと台詞より流れが重要視されて台詞は最低限に思えました。
また原作では神奈川の各選手や各監督の良い台詞が出てきますが、それらの登場人物が出てこない。
・映像作品としてのテンポが悪い
山王戦の最中に頻繁に且つ長時間の回想シーンが入ります。
その為、山王戦に全く集中出来ないし感情移入もできませんでした。
「外伝宮城リョータ物語」は別で見たかったです。
・声
安西先生の声に若干の違和感、そして花道の声はかなり違和感。
テレビアニメ版の声優さんの声じゃないとしても、別の声が良かったです。
今作の声は私には合いませんでした。
今の井上先生が書きたい、伝えたいスラムダンクはこれ。
はい、分かります。
昔大好きだった歌をオリジナルの歌手が歌った時に、当時とは違う歌い方で残念に思えてしまう感じでしょうか..
懐古厨、原作厨の戯言です。
失礼しました。
「音」を、しっかり意識せよ。
宮城にフォーカス。今どきのイケメン、カワイイ系にメタモルさせずに、ゴツゴツした原画タッチが心地よい。さまざまなキャラクターの物語の総決算としての山王工業との決勝戦だけで2時間見せきる。「音」の使い方が秀逸。でもって、相変わらず桜木花道はバカだ。
原作は読んでIMAXで見てほしい
特に説明もなく試合が始まるので最低限のスラムダンクの知識は必須。
試合には勢いがあり手に汗が握ったが回想シーンが多く、映画全体のテンポは悪い。
旧アニメの声優のほうが好みだったが新鮮なスラムダンクを楽しむという点では結果変えて正解だったと思う。
Mさん(Hさん)
オープニングのThe Birthdayの曲にのってのタイトルかっこいい!
試合の最後の花道と流川のアレ、やっぱりかっこいい!
特にネタバレにうるさい作品なので、個人的な思い出を
月刊誌の「最強〇〇」の表紙の選手のモデル、Mさんだと思うんです
Mさん(みんなあだ名のHさんで呼んでました)は中学の一つ上の先輩で、能代工にバスケ留学し全国制覇、当時の監督さんが「Mは将来の日本のバスケを背負う選手」と優勝インタビューで言っていた事を思い出します
と、若い連中とスラムダンクの話をするとき必ずこのエピソードを話せるので、Hさんとスラムダンクには感謝です!
集中しすぎて偏頭痛が
オープニングのデッサンから引き込まれ。
原作者さまが監督されると、かくも圧がすごい作品になるのかと。
試合も、挟まれる過去シーンも、息をするのも忘れるくらいの緊張感。
底抜けに明るくアホらしくて、感動する、みたいなものをこの作品に求める人には物足りないのでしょうけれども、芸術作品として極めて優れているのではないでしょうか。
原作しらないと、とおっしゃる方もおられましょうが、もっと説明してくれないオリジナル作品もあります。
感動しました。
ありがとうございました。
それぞれの成長
正直、あまり期待してなかったのですが、見てよかったです。
確かに、いかにも少年マンガの設定や展開ですが、そのよいところだけをすくいとったような、奇跡的ともいえる作品になっていました。
みんな通過儀礼を経ずに大人になる時代に、「ダメな自分」を乗り越える経験を物語の形で擬似的に与えるのが少年マンガの役目だと改めて確認しました。
改めてスラムダンクという作品の凄さを感じました
始まって数分で涙が込み上げていました。
小学生の頃に見ていたアニメで、漫画も読んだ作品です。久しぶりで楽しみだなというくらいの気持ちで観に行きました。でも、なんでだろう。年齢のせいもあるのかなぁ、結末は知っていたけど、もうずっとずっと泣いていました。
花道もゴリもりょーちんも、声は違っても当時と違わないままの絵の感じでそこにいるということ、それぞれのキャラクターが懐かしくて嬉しくて。あのセリフがまた聴けて。辿るストーリーはわかっているんだけど、その奥にこんな背景があったなんて、と思ったらもう本当にみんなが実在しているよう思えて当時からの年月なんて感じる事なく入り込んでしまいました。試合のシーンの臨場感と緊張感はとんでもなかったです。
そしてあのラスト。
改めて、スラムダンクって凄い。。
今すぐ漫画を大人買いしたい。一気に読んでそしてまた観にいきたい…!
映画館は予想通りの満席で、その中にリアルタイムじゃないような若い世代がたくさんいる事に驚いたのですが、ぜひぜひ若い世代の方たちに観てほしいなと思いました(*^^*)
賛否両論あるなか一点を除き良かった。
声優陣総入れ換え、ストーリーも前告知無しが賛否両論あった上で見ましたが、漫画アニメ両方見ていた自分にも桜木花道の声以外は違和感泣く受け入れられました。
ストーリー、試合展開知っていてもドキドキ感を感じさせられるほどアニメドラマとは違い動きや描写のリアル感はgoodでした。
ネタバレになるのでそれ以上は控えますが、今回の主人公の生い立ちが詳細に描かれていたのでスターターの残り四人プラス木暮君の生い立ちを描けばあと五回、映画ができそうです。
個人的にはバスケのスピード感がリアルに描かれていて映画として良かったと思いますが、花道の声はただ悪い奴の声で、バカだけど愛すべきキャラクターの花道とはかけ離れていて残念でした。
迷っている人達に告ぐ、鑑賞せよ!!
映画制作が発表されて以降ずっと心待ちにしていた本作
ネタバレ情報の一切を遮断し、先日映画館でレイトショーでの鑑賞にいたりました
結論から言うと、神作爆誕!!
キャラクターの息づかいを感じるかのような臨場感、息をするのを忘れてしまうほどの緊張感、心を揺さぶる名台詞の数々
この映画を劇場で観ないのはもったいな過ぎる!!
観に行こうかなぁって迷ってるなら今すぐ劇場に走るべし!!
神映画があなたを待っている
紛う事なき神作を刮目せよ
面白かった、ただただ面白かった、
見終わってからこんなにも満足感に包まれた映画は久しぶりな気がする。
宮城リョータを軸にする事でまた違う角度から見える山王戦
本当に期待を良い意味で大きく裏切られました。
公開前はあまりにも期待値が高いため酷評で終わるんだろうな、ぐらいにしか思っていなかったです。
だがしかし、公開後のあまりの高評価にこれは映画館に行き自分の目で確かめたい!!と思い平日のレイトショーで鑑賞してきました。当日は平日のレイトショーにもかかわらず座席はほぼ満席でスラムダンク作品の人気が伺えます。
いざ始まってみると鑑賞している皆が劇中と同じコートの中に入っていると錯覚するぐらいの没入感と臨場感、そう感じる程に映画館での一体感は感じたし間違いなく自分はがっつり映画の世界の中に入り込んでいました。
最近は2時間ぐらいだとどこか途中でだれたり集中力が切れてしまう瞬間があるのですが今作に関してはそんな時間は微塵も感じさせないぐらいスクリーンに集中してる自分に驚きました。そのくらい映像も脚本も本当に素晴らしかった!!
息を止めて見守る展開、歓喜の瞬間、250人の鑑賞者が静寂に包まれる瞬間、全員が見守っている一体感、感動などは映画館でしか味わえない体験であり醍醐味だと思います。
それらがこの作品にはたくさんたくさん詰まっています。
久しぶりに映画館で鑑賞したのですがやはり満席の中で鑑賞する映画は本当に素晴らしく、124分の間に何度も心を掴まれ感情を揺さぶられたかわからないぐらい興奮してました。
本当に映画館で鑑賞して良かったし映画って素晴らしと改めて思いおこせる作品でした。
ありがとうございました
最高に最高でした。原作を何度も読んでいたのでお話はわかっているつもり。当時を思い出しながら、新しくて、ドキドキして、大好きなSLAMDUNKをこうして映像で感じることが出来て本当に幸せでした。
もう一度SLAMDUNKを現代の技術をもって蘇らせてくれてありがとうございました。
旧アニメ無料放送の意図
鳥肌映画でした。ただ、その境地に至る為にはいくつかのハードルがあります。
一番は原作読破か旧アニメをラストまで読んでいる事。
これについてはどちらも知らず、付き合いで視聴した友人の感想が「よくわからん所もあったけど普通に面白かった」だったので間違いないでしょう。
2番目は旧アニメに対するスタンス。
ジャンプ連載中アニメ化が決まった時、スラムダンクは確かに人気作品でしたが当時の化物作品達と比較すると当初はそこそこ人気でした。アニメ化と同時に爆発的に視聴者も読者も増えて、レジェンド作品とアンケート1、2を争う作品になりました。
つまりアニメが先か、アニメに思い入れが強い人には花道の声等に違和感を感じるかな?と思います。
3つ目は映画とは「その作品単体で成立していなければ認めない」と言う人にはいろいろ気になって仕方ないツギハギ映画です。最高の感動を得るためには不足分の脳内補完が必須だからです。
上記クリアしているなら+1点の満点映画かな。
若干「それいる?」的なエピソードで試合の流れを遮られたストレスはありはしたものの、それを上回る映像と音響。是非大画面と音響設備の整った劇場で視聴してほしいです。
無料公開していた旧アニメとバスケシーンを比較したら誰でも違いに気づくでしょう。もしかしたらFIRSTを冠する意味も、旧アニメ嫌いの作者としてはこれが最初のアニメ化くらいの気持ちを込めたのかな?なんて思いました。
でも、一作で終わるのはあまりにももったいないなと思います。
リアルがそこにありました。
私のまず始めの感想がこれでした。
スラムダンクが映画的なストーリーになっていました。いい意味でマンガではなく。
バスケの試合では、息づかい、細かい動き、ポジショニングなどリアルに見れました。
声優変更などありましたが、多少の違いは感じれど嫌な感じは全くしませんでした。
試合中は終始のめり込めんでしまった。
自分の欲を言えば、もう30分延長して、試合中の湘北メンバーにもスポットを。
特に流川と仙道の1オン1のシーン見たかったなぁ。
このストーリーでは必要性はないにしても。笑
やっぱり劇場で見るとバスケの試合観戦見てる気になれました。
試合中の音楽で、今流れがこっちにあるとか感じれましたし、高揚もしました。
OKですよこれ。めっちゃ上がる
リアタイでスラダンの漫画とアニメにハマり、中学からバスケ部に入った、思い入れガッツリど真ん中世代の感想になります。
結論から言うと、、、これOKです!!!
いくつか勿体ない点はありましたが、冒頭で宮城の生い立ちがテンポ良く描かれた後に入る5人のOPがバチ上がりすぎて、正直ここだけで五つ星あげていいと感じました。
よくあるじゃないですか、続きものの新作で主人公が変わったけどようやく前回の主人公たちが出てきたときの高揚感。進撃の巨人のfinal season第6話でようやく調査兵団が登場する感じ。あれをOPで早くも喰らいましたね。
なるほど井上雄彦さんは今こういうスラダンを描きたかったんだなぁと、観てるとよくわかります。
欲を言えば、他の方も言われてるように宮城の過去がやや冗長なので、もう少しずつ他メンバーに尺を振り分けた方が中だるみしなかったかなと思いました。
とは言え、宮城視点になるだけでこんなにも映画的でスピーディーでエモーショナルな物語になるのかと目から鱗でしたし、このアニメーションで旧作アニメをリメイクしてほしいなとすら思うほど完成度は高く、満足できました。
映画まで存じ上げなかったですが、10-FEETの楽曲のシンクロ率が異常に高く、めちゃくちゃ良い仕事してます。
全866件中、601~620件目を表示