THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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原作未履修で観ました。
昔小さい頃にアニメをちょこちょこ見てたくらいで、桜木花道しか知らない程度で見ました。
初見の人にも分かりやすくそれぞれのエピソードもあり、スッと世界に入れて見やすかった。
常に泣いてたし、感動でした。
これは間違いなく神作品。
原作読みたくなったし、歌もいいし、
これで再アニメ化してくれないかな‥
3D嫌いこそ見るべき
日本の3Dアニメが嫌いだ。自分のような人間は、作画の質に拘りがあり、3Dにありがちな不自然さを受け入れられないタイプだと思う。でもこの作品はそういう人間にこそ響く出来になっている。そしてその魅力は現状のPVでは全然発揮しきれていない。騙されたと思って実際にその目で全貌を観て欲しい。
自分も今回の映画は試合シーンの人体がフルCGという理由で避けていた。原作漫画は好きだが、原作者が監督をやると言っても所詮アニメ畑の人間ではない。3Dの出来は日本のスタジオの標準的なものになるだろう。どうせまた違和感のある人体モデルを画面に置きっぱなし、動きもモーションを取り込んで不自然なまま放りっぱなしの出来になってしまうんだ、と思っていた。
井上雄彦監督、すみませんでした。
蓋を開けてみるとそこらの2Dアニメよりもしっかり「アニメ」をやっていて度肝を抜かれた。何よりもその敬遠していたはずの3D人体アニメの出来が良い。動きが良い。
まず開始数分の子供のバスケシーンで、少なくとも覚悟していた「やりっぱなしのお人形アニメ」ではなさそうだと気づいた。次いで、(ここは2Dだが)リストバンドを腕に嵌めるシーンのアップの異様な動きの良さと繊細さ。もしかしなくてもかなり拘った作品なんじゃないか…?となり、15分も経てば3Dに対する警戒心なんてどこかに飛んでいって、画面にのめりこんでいた。
ちゃんと重力がある。シュートする時の指先、ダンクしてぶら下がった時の足先の揺れ、体がぶつかった時の弾み方、キャラごとの個性の違いまで細かく拘って作っているのが分かる。
そして何よりその動きの良さが生きるのも、静と動のテンポと演出がしっかりしているからに他ならない。あくまで本物の試合観戦かのように自然に時間が流れる中、魅せる場面では少年漫画らしくドンと見せてくれる。そのカタルシスたるや並みのバトルアニメでは及ばないほど。
また、3Dアニメにありがちな違和感も限りなく避けるよう配慮されているのが分かる。顔のアップではちゃんと表情の豊かさを優先して描画されているし、引きのシーンでは情報量が増えすぎないよう簡略化されている。
自分が日頃3Dアニメに対して抱いている不満を、全て解消してもらったような気になった。
これだけ「自然らしく」かつ「アニメらしく」仕上げるのは本当に細かい調整が必要なのだろうと思う。既存のアニメ制作の枠に囚われない原作者が監督をし、本人の中の理想と影響力もあって長年かけたからこそ実現出来た異例の作品かもしれない。その機会に「漫画絵の3Dモデルアニメ」としての最適解のようなものを示してくれたのではと思う。
(完全な別作品で厳密には人間の3Dではないが、エヴァ序破などはこういった3Dの作り込みが出来ていたように感じる)
全体を通すと原作好きの意見は様々あるだろうが、個人的には試合の出来だけでも必見と言える作品だった。特別泣いたりしたわけではない。ただ動きを見ていて楽しいというだけで数日で4回通ってしまった。食わず嫌いを乗り越えて劇場で見て本当に良かった。
劇伴や効果音なども良く試合への没入感が増すので、ドルシネなど音の良い環境での鑑賞をお薦めしたい。
絵と音楽は最高に良かった、絵と音楽はね
絵は結構きれいでよく動くし
音楽は決めのシーンでいい歌流れるしクレジットの曲もよかった
ただ声優がダメ過ぎた
桜木花道は木村昴、どうやっても桜木花道ではなく木村昴が出てくる
木村昴の演技は全部が木村昴の何かになってしまう
例えるならカレーの様な濃い味の物に何を入れてもカレーになってしまうように
木村昴はどんなに演技しても木村昴色が消えない
そしてそれが邪魔、本当に要らない
そしてほかの湘北メンバーもひどかった
流川はボソボソ喋るだけでキャラが活きてない
宮城と三井はほぼ声がモブ大した変わらず華が全くなかった
唯一許せるかな思えたのは赤城だけど
やはり迫力が足りなかった
絵と音は本当に頑張ってただけにもったいない作品だった
ストーリーは正直映画間で見て初めて途中で一瞬寝落ちした
生きてるうちに見れて良かった
興奮が止まらん!傑作!先生!バスケがしたいです!
神vs人間
いつも余裕に見える彼の舞台裏
山王戦の熱狂を浴びれる新しさと素晴らしさ
小学生の時に学校で読んだバイブルを引っ張り出すように、懐かしくも新しい記憶を連れてくる。皆が熱を持ちつつも秘匿性高く綴る理由もよく分かる。
ある程度流れている情報だけ書くと、宮城リョータが主人公で、山王戦を描いていること。SLAM DUNKを読んだ人なら言わずと知れた伝説の試合だ。そこに「THE FIRST」をぶつけてくるのだから、自信がないはずがない。本作の脚本/監督は原作者である井上雅彦さんだからこそ描ける視点であり、呼び起こすモノになっている。ぼんやりとした記憶の中に新たなビジョンとなって映し出される試合は、スリリングであり、迫力が増している。
では、なぜ3DCGなのか。それは、きっと表現の幅を今改めてやる理由に繋がってくるだろう。アニメ化までしたSLAM DANKが今となって再び動くのだから、その分の進化は必要不可欠といえる。始まる前の酷評を見ると期待値の高さとのギャップは看過できないものだった。しかし、こうしてスクリーンで観ると、ボールのテンポや立体的な試合感が感じやすかった。新たに作られた音楽や漫画的な演出も相まって、確かに今までないSLAM DUNKを構築している。同時に、宮城リョータのポジションから広がる試合の空気を噛み締められる。キャラを生かすのではなく、生きているキャラに魂が宿る。そんな感覚だ。今動き出しても、同じように語り継がれるであろう作品になったのは確かだ。
私が大ファンの10-FEETが主題歌「第ゼロ感」を歌い上げて作品を締める。ファンながら大変光栄なことだ。終了後の劇場内に流れた緊張感のほぐれと熱い感情、キャラに対しての懐かしさ…それぞれ抱いている中で曲がドリブルする。ターゲットは絞っているからこそ撃ち抜かれる強いシュートは、見事に色褪せない作品になると私は確信する。
ps.世代の父の方が熱く話していた。さすが。笑
夢のような奇跡
失礼ながら最近の連載作品の状況など見て「井上雄彦の全盛期はだいぶ前に過ぎたんだろうな」と思ってました。映画の話を聞いた時も「初監督大丈夫なのかな〜まあ期待せず…」、公開初日もスルーし「信者は大袈裟だから何割か減で聞くとしてがっかりはしなさそうだな」と観に行ってしっかり打ちのめされました。たまに呻き声も出てしまいました。あまりにすごくて。
衝撃大きくて1回観ただけでは受け止めきれず帰りもう次観に行くのいつにするか考えていました。(現在14回観に行き済)
何がすごかったのか。映像が革新的で構成が緻密でありながらそれらを見せることを目的とするのではなく普遍的なテーマを物語るためのあくまで有効な手段であるところ、また四半世紀以上前に完結した会った人作品で大変思い入れのある人が多くいる作品でありながらものすごく「開かれた」作品であることかなと個人的に思います。その上で多くの昔からのファンにも受け入れられている。
自分は連載中に中高生だったド世代なんですが=氷河期世代なんですよね。年齢アラフォー↑で色々辛いことやしんどいことそれぞれあったと思うんですけど色んな喪失を経験した上でリョータの最後の回想からの2回目のあのシーンのカタルシスはちょっと筆舌に尽くしがたいです。が、そういう救いをフィクションに求めていない人や初見の人、若い人にも同じように心動かされている。理想的なエンタメ作品のあり方過ぎる。井上雄彦の作家としての力量をまさか畑違いの映画という舞台でここまで見せつけられるとは思わなかったです。
そして原作に対する想いが強くて受け入れられない人がいるのも把握しているし分かるところもあるんですが、そういう人もいつかこの映画が人生で必要になる時が来るんじゃないかと思います。来ない場合は原作で救われきってるってことなんだろうと思うのでどっちにしてもイノタケすごいんですよね。
続編を望む声も多いみたいですが、個人的には今回の映画があまりに美しく終わったので満足してただありがとうという感謝の言葉しか浮かばないです。本当に奇跡みたいな作品だと思います。
あとはバガボンドとリアル完結待ってます。結局強欲。いやでも物語は終わってこそなので。
日本アニメの未来にワクワクする
私にとっては初めての、何度も映画館に足を運んだ作品です。
素晴らしい完成度です。
シナリオ、アニメーション、声の演技、サウンド、すべてが一体となっています。
選手たちの重量感、躍動感、肌の質感、ユニフォームの肌ざわりまで伝わるような質感が表現されています。
声優陣のはたらきにも脱帽です。
モノローグは少なくセリフもそう多くない、映像やサウンドで多くを語る構成でしたが、キャラクターに命を吹き込むのは声の力だと感じさせられます。
彼らの行動に意思が宿り、作品世界の解像度がぐっと上がります。
作品を構成するすべてが一体になって、圧倒的な完成度です。
脳裏に焼き付くあのシーンをまた観たいと、何度も映画館に足を運んでしまいます。
こんな作品が作れるのならば、今後の日本アニメが楽しみすぎる!とワクワクしています。
スポーツのすべてが詰まってる
高校生の頃ジャンプで読んだ漫画。
中学時代にバスケをやっていたこともあり、
中学の終わりからNBAをテレビで
観るようになった頃。
そして、ジョーダン率いるシカゴブルズ
の黄金時代の入り口で、かつオリンピック
バルセロナ大会でアメリカのドリームチーム
が金メダルを取った時に、モロかぶる。
「トップガン マーベリクス」を観た時
のように、青春のひとコマとしての
思い出が蘇り、感慨に耽るのかと思いきや、
そういうことではなく、むしろバスケの
試合を通して、スポーツの楽しさを
伝えてるぐらいのいち種目を超越した
完成度に、度肝を抜かれた。
モーションキャプチャによるリアルな
人物描写がそうさせたのかも。
そしてサッカーワールドカップ日本代表が
見せた新たな景色への興奮の余韻が、
身体の中に残っているのかもしれない。
いずれにせよ、完全にもってかれた。
Awesome Sports Animation Movie!!
私はバスケットボールにはあまり興味がなかったけど(ルールも知らないので桜木君に共感できる)、凄くヒットしている映画ということで観に行ったところ大当たりでした!期待を遥かに上回る出来に驚きました。
キャラクターはセルアニメ風に描かれていながらもCGを最大限に活用した途轍もない迫力ある動きでバスケットボールゲームを凄まじく魅力的に描き出していてそのクオリティの高さに感銘を覚えた。
日本のアニメーションスタジオのレベル高さはやはり素晴らしいと思いました。スタジオジブリ作品がなくなっても鬼滅の刃や進撃の巨人などまだまだこれほどハイレベルなアニメを作れるのだと思い知りました。
個人的には原作漫画やTVアニメはほぼ見ていないのでまさにタイトル通りこの映画がTHE FIRST SLAM DUNKだったので声優のちがいは気にならなかったし、むしろこの映画でストーリーやキャラクターの魅力ハマって原作漫画やTVアニメを見たいと思ったし、バスケットボールを実際に自分でプレイしたいとさえ思わせてくれた。
そしてなによりラストの畳み掛ける演出と10-FEETの音楽が絶妙にマッチしたストーリーに参りました。パーフェクト!!こんなに感動した映画は鬼滅の刃以来です!きっとこの映画もロングランヒットを記録すると思いますね。すでに上映開始から3ヶ月が経っていますが私のように初めて観に行った観客もいるので。
もう一度見に行きたいですね今度はIMAXか、ドルビーアトモスの映画館で。是非また上映してほしいです!あの迫力はやはり3Dで見てみたいですし。
最高に満足できた作品でした。東映アニメーションさんとダンデライオンアニメーションスタジオさんと全てのスタッフ、キャストさんたちに感謝しています。ありがとうございました。
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