THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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宮城じゃない!
スラムダンクをリスペクトしてるからこそあえて言いたい。
宮城のとってつけたようなエピソードに共感するストーリーはない。
サイドストーリーを入れるのであれば小暮だった。
なぜなら世の中の99%の人は小暮なのだから。
小暮の視点であれば、あれほど頼もしいチームメイトはいないし、小暮としてみることで感動は倍増したはずだ。
もちろん、漫画では予選で描かれていることは知っているが、今回の試合の映像技術が素晴らしかっただけに、観客が入り込む余地を作ってほしかった。歴史に残る映画になれただけにもったいなく感じる。
スラムダンクが偉大な漫画だからこそファンとしては歯痒く感じる。
SLAM DUNKを超えたSLAM DUNK
こちらでの評価がとても良かったので、ちょっと観て
みようかなと思い観ました。
ストーリーはもちろん、オープニングとエンディング曲も
良くて、元気が出る、気持ちが上向くとても良い作品でした。
カラー原画をそのままアニメにしたような映像が最高です。
このクオリティで
まずもって、アニメ表現として素晴らしい、というか凄まじいクオリティ。井上雄彦のあの画だからこそ、3D CGアニメにする意味があり、まさに『漫画が動いている!』感がある。
おそらくモーションキャプチャーなのだろうが、バスケプレイヤーの動きらしい動きとなっている。本当に、『今』CGアニメ化する意味があったのだと分かる。
ストーリー的には、山王戦を軸に宮城リョータなどの過去描写を挟みながら進む。主に宮城、三井、赤木が描かれ、劇場版としてスピンオフ的に位置付けられているのかな、と理解できるし意図もわかる。
ただ、山王戦の合間に回想パートとなるため試合が分断されてテンポが悪くなってしまう。作劇上の意味はわかるんだけどね…
このクオリティで漫画のストーリー展開で観たい、というのが率直な感想ですね…
これが日本のCGアニメですと世界に自慢したいです
まったくの「スラムダンク」初心者でしたが、画にも音にも物語にも感動しました。
なんか予感がしてドルビーで観たせいもあってか、音響と音楽の迫力が半端なく、
サッカーW杯の最中だったのに観終わったら頭の中はバスケ一色になっていました。
画の美しさ、人物の表情や動きのなめらかさが、今までみてきたアニメと全然違っていて、
これが日本のCGアニメですよと世界中に自慢したい気分です。
もともと熱狂的なファンの多い伝説の作品なんだと思いますが、
アニメ技術的にも革命的な作品なのではないでしょうか。
ぜひ劇場で、できればドルビーかIMAXで、一人でも多くの人に観ていただきたいです。
31巻読みすぎると並の感想になる
それも無理はなくて、でもだからこそそれを映像化してしまえば河田が覚えた怖れの説得力が段違い。
残念だったなミキオ、多分出番は無い。あっても回想だ。
バスケというのは無情なほどスピーディで、なのにスローになったような忘れられない瞬間が数々あって、それが試合終盤になったら台詞なんて入ってくる余地がないのだ。
それはもう31巻で見た。みんな知っててだから大好きだ。んでもそれをそのまま出すわけにはいかない。31巻を劇場で読んでもらうわけにゃあ行かないんで白羽の矢が宮城リョータに刺さる。
何故かって?俯瞰する仕事はポイントガードだから!
スラダン初心者でも
スラムダンクは原作を一度読んだ事があるだけのほぼ初心者です。
どういう映画なのかも分からず観に行きましたが、、
初心者でも充分楽しめるアツい映画でした!
コアなファンには不満も出るんでしょうが、より楽しめる内容ですよね⁉︎
もう一度原作読んでみたくなりました。
原作知らなくても楽しめる!
正直小学生の頃の作品なのでストーリーはほとんど覚えておらず楽しめるかなぁ、と不安だった。しかしいざ観てみればそんな不安は吹っ飛んでしまった。試合シーンは最初から最後まで熱くて、かつて感じた感動をそのまま味わうことが出来た。原作知らない人こそこの映画を観て「SLAM DUNK」という漫画を知るきっかけになればイイなと思う。とにかく最高!
2022年No.1でした。
スラダン直撃世代です。バスケ部でも無いのに感化されてバスケしてました。バスケットって楽しいですね。そんな事よりこの映画。とんでもないですよ。直撃世代にはかなり刺さるのではないでしょうか。もう、最初から最後まで、ニヤニヤとウルウルとゾクゾクの何だか感情のジェットコースターに乗っているような。いやー良かった!笑 これに尽きます。今年No. 1!まだ、アバターあるので分かりませんが。
全て初見でしたが良かった😄
綺麗かつ男らしく躍動感あるタッチ、各々の試合に込める想いも描かれていて良かった。だろうとは思いながらも結末までハラハラして観れました。経験者やファンならもっと評価高いだろうなぁ
THE FIRSTの意味
THE FIRSTって、ポイントガードのポジションのことか…!
ポイントガードは全体を俯瞰するポジションであり、宮城リョータの視点を中心に描くことで映画が極度に主観的になりすぎないように上手くバランスをとっているように思った。
この発想はなかなか良い。
全体としては、原作の躍動感ある動きを映画にすることによって時間をはっきりと感じられるようになっている。
故に、原作よりも時間のシビアさがましており、後半の展開は息をするのも忘れるくらいの迫力と興奮に溢れていた。
原作31巻を何度も読み返したものとしては展開をすべて知っているにもかかわらず、やっぱり泣ける。
あとOPがとにかく最高。
スラダンの世界がより深まった感じ!
鑑賞前についレビューをいくつか見てしまい、リョーチンが割と出番多そうだなと思ってたら、まさかの主役!!リョーチン大好き派なのですごく嬉しかった!
絵のタッチがより原作というか井上先生の絵をそのまま動いてるようでとても感動しました✨
一つだけ残念だったのは山王戦の後、二回戦は嘘のように大敗した、というのを入れて欲しかったな…あの終わり方、超好きなので。
泣いた。
心情の臨場感が半端ない。
●原作そのままの絵が躍動感をともなって動く。CGの偽物感をあまり感じない。
どういう技術だろう?CGアニメの可能性が広がった感じだ。
●作者が原作を書いてる時から、映像を動かしてたんだな。きっと。
感動した。
完結
複雑、なのである。
原作のファンであり、原作のままの絵が動くだけでかなりの衝撃…いや、まさかこんな日が来ると想像だにしなかった程の衝撃なのだ。
なのだが…原作が好きだからこそ、この作品を楽しめなかったのではないだろうかとも思う。
宮城リョータのオリジナルストーリー…アレが、アレをそのまま受け止めきれない俺がいる。
よもや、山王戦が始まるとは思いもよらず…ファーストって書いてあったし、リョータが主役らしいとの声も漏れ聞こえてくる。てっきり映画用のオリジナルストーリーだとタカをくくっていた。
それが、あの山王戦…原作の最終章、これほどのものは無いくらいのジャイアントキリング、またそこに至るシーソーゲーム、まるまる1話分、ほぼ無音のままに展開されるアノ話…アレもコレもこれ以上は無いって程の再現度と完成度で映し出される。
冒頭、山王戦が始まった頃から、俺は感動しっぱなしで、上演時間の80%は目を潤ませながら見てる。
大好きなんだ。
そこにたどり着けなかったテレビシリーズは未完もいいとこなのだ。
完璧で完成された山王戦…物語のリズムも緩急もアクセントでさえ、愛してやまない。
作中のカットや表情、コマ割り、台詞に至るまで至高の再現度なのだ!
コレだ、コレこそが俺が大好きだった「スラムダンク」の世界観なのだ!
そこに絡んでくるリョータの物語…。
正直、要らんのだ。
妙なとこで腰を折るなと思うのだ。
でも、コレを監督してるのは原作者なわけだ!
敢えて、敢えてあのエピソードを挿入したのだ!
完璧で完成されたと感じていた山王戦を、崩壊させアレをぶち込んできたのだ。…なぜだ?何故だ!?何が足らなかったのですが、何が不十分だったのでしょう?
井上先生!教えてくださいっ!
原作を知らなければ、アノ無音の話に魂の叫びを聞いていなかったならば、脳内に会場が割れんばかりの歓声が響き渡っていなければ、こんな風に感じなかったんではないかと淋しいのだ。
そしてこうも思う。
果たして、この作品だけを見てる観客は楽しめてるのだろうかと?リョータのエピソードを受け止めきれずにいる俺でさえ満足はしている。
それは山王戦に至るまでを補完できてるからだ。
花道の成長を、チーム湘北の戦いを、乗り越えてきた様々なモノを知ってるからだ。
それらが積み重なった先が山王戦であり、桜木のジャンプシュートなのだ…感涙に咽び泣いてるのだ。
その域にまで誘えていたのだろうか?
大きなお世話だとは思うが、もったいなく思う。
この作品に惹かれたら原作を読んでほしいと切に願う。
総合的に判断すれば☆4.0とかが妥当なのかとも思う。物語の展開には興を削がれもするし、主に山王側のキャラの掘り下げも足りてはいない。拮抗するドラマを敵側が背負えずにいるから、どれほどのモノを主人公達が凌駕してきたのかが描ききれずにはいると思う。
時間の制約による取捨選択は致し方がないのだ。
何より主人公が2人になってしまった為に、物語として集約しきれず散漫になってしまっていた。
悩んだ末、それでも☆5.0をつけたのは、原作のままの絵が動くからだ。
その衝撃には太刀打ちできない。
アニメ用のキャラではない。
原作のページをめくる度に目に焼き付いていたコマ割りが、あの表情が、あのスピード感が、アニメという別次元のジャンルで再現するに至ったからである。
だが、最新技術を持ってしても、20年以上前の原作を超えるには至らなかったと記しておこう。
■余談
今作で物議を醸した声優の変更ではあるが、同じ人でなけれなならない理由はないように思う。
むしろ、変な先入観がある分、邪魔になるような気さえする。作品を観ても分かると思うけど、絵が全く違う。そして、おちゃらける部分が全くない。
テレビシリーズの演出上、にぎやかしとして描かれてた部分が一切ないのだ。
もし、声優が一緒であったならと思い返してみたのだが、違和感しかない。声は同じでも顔が全く違うのだ。だからこその一新は必然だったのかもと思う。
惜しむらくは花道と流川の声質が似ていて、キャラの粒だちとしては物足りなかったかもとは思う。
◾️追記 2024/6/18
Netflixで配信が始まったので再度鑑賞
そして…ぶったまげてる。
筋は勿論知っているのだが、初めて見る感覚だ。
前半がほぼ描かれてなかった事に今気づいてる。
勿論、やっぱり感動で咽び泣いてはいるのだが、劇場で見た時は、相当舞い上がってたんだと思われる。
ちゃんとしっかりレビューも書いてるんだけど、今にして思えばただただ感動してたんだなぁと当時を振り返る。
…ガッツリやられてたんだなぁ。
これ、2次創作じゃないよね?
感動した。んだけど、、、
本来のストーリー(原作)がもつ
感動の総量を10だとしたら、
1.5〜2ぐらいに目減りしてると思う。
料理で言うならば、
最高の食材を使ったんだ。
どんな下手くそな調理をしても、
ある程度のうまさは出る。
そんな感じの感動だった。
手に汗握り、涙ぐむんだけど、
その涙はピークに達する前に引っ込む。
そんな演出、脚本が多々見受けられる。
独りよがりの
下手くそなセックスのような映画だった。
これが原作者本人の手で作られたことが
幸か不幸かは分からない。
原作者でなければ、文句も言える。
しかし、原作者だから、上記のように感じた人は
黙るか離れていくかだけであろう。
最高の食材を
台無しにする調理法で
出来上がった料理。
でも食えないことはないし、
うまい部分は残ってる。
それが今回の映画だと思う。
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