THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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賛否はありそうだけど
私には、満足しかない。
原作派でアニメはほとんど見てないからか
声優が変わった違和感なども、ほとんどない。
けど面白かった。
山王戦後半のゴリに向けてやった
ポーズが小さく描かれていたり
最後のシュートは、
心の中で 『左手はそえるだけ』って
つぶやいてました。
なぜ、今回はリョータの過去なのか
などは、一切わかりませんが
アメリカに行った沢北の相手チームに
リョータが居たのは笑いました。
色んなことを思い出したりして
楽しめる映像でした。
漫画がそのまま動いでるような
映像も最高でした。
他のメンバー目線や山王メンバー目線も
作って欲しいな。
何回でも観たい。
原作者でなければ出来ない大胆に抉られたエッセンスが忘却の彼方にあった興奮をこれでもかと鼓舞する、凄まじい熱量が封じ込められたスポーツ映画の金字塔
あらすじはシンプル、山王工業高校対湘北高校、以上。
ほぼほぼ30年前に原作を貪り読んでいた世代にとってはウソみたいに意外な滑り出し。喩えるならヴァン・ヘイレンのベストアルバムの1曲目が“暗闇の爆撃機“じゃなくて“Humans Being”だったくらいの衝撃。NHK朝ドラの第1話みたいな展開の後はリョータ、三井、流川、桜木、赤木、 彩子、安西先生といった主要キャラ達の心情を巧みに掬い上げるエピソードをグルグル回しながら怒涛の対決を活写。ナラティブな台詞もなければ親切な注釈もないので原作を知らない人は一瞬怯むかも知れませんが正直何の問題もないというか予備知識がゼロの人にしか味わえないカタルシスがちゃんと用意されています。原作者の井上雄彦が監督・脚本を手がけているというのがとにかく物凄いアドバンテージで、膨大な物語を拙速に描くのではなく原作者じゃなければ出来ないであろう大胆な取捨選択で124分にトリミングしています。そこに足されるのが長い年月の中ですっかり忘却の彼方にあった名台詞の数々、そして何より原作がそのまま動き出したかのような美しい映像、そしてまるで夢中にコミックを読み耽っているような錯覚に陥る没入感を誘うサウンドトラック。特にギターリフの使い方が絶妙で、ここぞという時にザクッと鼓膜に楔を打ち込んでくるので何度も何度も鼻と目をハンカチで拭うことになります。耳をつんざくような爆音もそれとは真逆の無音も感情を激しく揺さぶる。武部聡志とTAKUMAの力量に圧倒されます。
声優陣の演技も見事で一点の曇りもない。どのキャラにも血が通っているのでアニメを見ている感覚も途中から抜け落ちてしまい、試合後の静寂やその後にも続くドラマの断片はもう実写を見ている気分でした。
とにかく途方もなく爽やかで切なくて美しくて、エンドロールは涙で霞んで読めなくなりました。
一つ残念なのはこれほどの大傑作を自分が小学生の頃に観れなかったこと。逆に言うとこれを観た小学生の中からドエライ才能が開花するはず。それぐらいのエネルギーを全方位に放つスポーツ映画の金字塔です。
事前知識ナシでも楽しめる。
歴代に見たアニメ映画の中で一番良かったです。まず、絵がいい。リアリズムを感じた。ストーリーもしっかりと構成されていて、にわか知識で知ってた主人公はサブだったのが「あれ?」とは思ったけど、そんなの気にはならなくなりました。
試合最後のあと一点のところで、全ての音が消え去り、ただチッチッチッという針の音だけの演出になりました。かつてあったでしょうか?映画館があそこまで静かになることが。誰一人ポップコーンに手を伸ばさず、寝息すら聞こえない。息を飲む音さえも。没入。ただそれに尽きます。あと一点、その時は震え始めた脚が止まりませんでした。いつの間にか、僕達は湘北高校のバスケ部になってました。本当に名作でした。「諦めたらそこで試合終了ですよ」も有名な言葉ですが、ハッとさせられました。感動をありがとう。
再構築
どっぷりとこの世界に浸れた豊かな時間を過ごせた。愛すべき登場人物、ベクトルもしっかりと揃っていて心地よい。これまで関わりが全くなく、作品に思い入れはない立場ではあるが、改めて触れて良かったという想いである。
時系列をパッチワークのようにはめ込まれて、ひとりひとりの人物が力強く描き出されていく。素晴らしい構成、そして絵の方も漫画タッチの強い輪郭、挿し込まれる線描画、背景はテレビアニメのようなのっぺりした背景、それに極めてCGな動きと、混ぜこぜになって再構築される。ひとつのタッチで細部まで完璧に仕上げる必要など実はなく、見せるところだけが際立っていればそちらの方がむしろ良かったりする。この辺りは漫画的でもあり、日本的な表現なのかもしれない。音楽の方も感心すること幾多。映像との連携と世界観にあうチョイス。実に気持ちがいい。
テレビシリーズを観てなくても大丈夫
正気を疑う。FIRSTとあるが、次は不要。カネカエセ。
諸悪の根源は、井上さんとジャンプだと思う。
ポッピンQチームは頑張った。勝ててはいないけど。
もう不良は、日本じゃ貧困の象徴にはなれないね。
井上さんって映画観てこなかったんじゃないの?
絵は映画の絵にしているから、まじでチームが頑張った。そこだけは拍手に値する。
昔、スラムダンクの漫画やアニメが好きだった人はスラムダンクの最期を看取るつもりで観に行ってほしい。
頭の中のバスケットボールシーンを映像にしただけで、30分くらいのショートムービーでいいよ。それ以外は蛇足。
フルコースに例えるなら、パンと肉料理が延々と続いて食欲喪失していくような映画です。
週刊漫画をそのまま映画にすると食い合わせが悪いことはもう分かってるんじゃないの?
鬼滅も呪術も映画としては誉められたモノじゃないでしょ。
余りにも酷い脚本は井上さんが全てダメージを負うべきだし、スラムダンクの根底である、不良だけど努力して認められるってストーリーはもう社会の底辺を描いているわけではないので成立しないよ。
まじで今の日本の貧困を理解してないんだね。ジャンプって新聞やニュースを見ない人しか入れないのかな?
本当に舐めんな。
スラムダンクをガチで作り直して創造し直して映画化するくらいの意気込みがないくせに、わざわざこんな映画作るなよ。
金返せレベルだよ。
やばっ
消化不良
過去に原作を読了。
今回の映画は前評判を持って大きな期待はしていなかったが、そうつまらなくもないのだろうと鑑賞に足を運びました。
結論から言うと「めちゃくちゃつまらないと言うことはないが、良いとも思えない」でした。他の方も指摘されている通り演出が冗長だと感じ、原作を知っているから少し観ていて笑えるシーンもありましたが、原作で感じた没入感はなく、鳥瞰した状態での視聴をしているといった表現が適切なのかなと思いました。また声優の配役については概ね違和感はなかったものの桜木花道は違和感を感じました。
そして原作未読の方は誰が誰だかわからない状態であろうから、一人少しだけ知っている選手がいる試合を観にきましたと言った感覚になったのではと思います。
ストーリーも原作とは矛盾している箇所があったのは少し気になりました。
映像自体は賛否両論あるでしょうが、これ自体は悪くなく、リアルなバスケかつ原作の絵がよく再現されているなと思う反面、良い悪いではなく、上での指摘の通り、鳥瞰している感は否めませんでした。
なので原作ではちゃんとそれぞれキャラクターが立っていたものも時間の制約もあるためか、モブキャラに近い様子を見せていました。ただ、細かいドリブルやゴールの音などは非常にリアルでした。挿入歌についてはタイミングも含めて賛否はありそうでした。
最終的には消化不良気味でエンディングを迎えました。
かつての作品が映像化したこと自体は良かったのですが、おそらく往年のファンはテレビでは放送されなかった原作そのままの映像化を望んでいたのではないでしょうか。これはこれで一つの映像作に作品として別物のような感覚さえありました。
The firstと銘打たれていたので今回の映像はその伏線なのかなと匂わせる部分もあったので次に期待したいです。
見て後悔はしていない
躍動感!
愛情てんこ盛り
今年の映画、テレビアニメ、テレビドラマの中で一番良かった。トップガンマーベリックと同じで映画館で観たい作品です。
パッケージとして凄くまとまっていて、さすが井上雄彦が監督、脚本をつとめた作品だと思いました。
動きは実写、構図はアニメという凄い作品だと思いました。
スポーツ中継でもこんな構図で観れたら楽しいだろうなと。
そこに井上雄彦漫画のもつ絵力を『できるだけ』動画に落とし込もうとしてる感じがして、
迫力があり「作るの大変だっただろうな」と思って観てました。
これができるのも井上雄彦の本気度があって事だと。
ほんとに思わされてしまいました。
スラムダンクの山王戦部分ををどうやって映画にするのか思っていたのですが、こういう構成で来るんだと。作家井上雄彦脚本さまさまです。
まず画で魅せて、お話で魅せて、演出で魅せてくる。本当に魅せ方が上手いです。
スラムダンクは泣ける作品で、漫画のお手本のような作品ですが、20年以上の期間が井上雄彦の作家としての能力をアップデートさせ、ブラッシュアップさせたんだなと。
泣きの部分は元より、そうでない所でも、ウルウル来ました。
TVの声優陣のTHE FIRST観てみたいと思いますが、このTHE FIRSTのメンツも上手くてとても良かったです。
試合部分がメインで、実写映画に近い感じ映画なので、キャラクターの言葉数もそう多くなく、役者の力が試される作品だと思いました。その中で映像のクオリティーに引けを取らない演技をされていたと思いました。
花道の木村昴、彩子の瀬戸麻沙美、安西先生の宝亀克寿、丸ゴリ川田雅史のかぬか光明、がとても印象に残りました。特に安西先生と彩子が良かった。
トップガンマーベリックでも思ったのですが、面白く見ごたえのある作品制作のためには、作り手の半端ない愛情が必要だと。
その愛情。作品に真摯に向き合う姿勢。それと制作費。
半端ないクオリティーの作品を世に送り出すには、その礎があってこそではないかと、少し思いました。
スラムダンクを知らない人。
お話がとてもいいので、知らなくてもいいとは思いますが、せめて湘北の相関図は知っておいたほうが良いと思います。
できれば山王戦まで漫画で読んで観てほしいです。
というか、山王戦まで読んでこの映画観れたらどんなに良いかと思っています。
知ってしまっている私には絶対にできない体験を出来るのはホント羨ましい限りです。
年内にもう一度、観に行こうと思っています。
井上先生、ありがとう。いつもおもしろい漫画を描いてくれて。
最高すぎて中盤からほぼ泣きっぱなしでした。まず何より漫画のイメージというか井上先生の画そのままにキャラクターが動いて喋るという時点で最高にシビれました。
そして、間の取り方とか表情付けみたいなちょっとした部分が自分の中の井上漫画とドンピシャでした。井上先生が監督してるから当然なのかもしれませんが、もう完全に井上先生の世界がそこにありました。
そして背景の画がめちゃくちゃ綺麗。画が上手い井上先生の漫画のイメージにはやはり美しい背景が似合います。
ストーリーについては後付の部分や原作場面の取捨選択の是非があるでしょうけど、映画の枠に収めるという点と宮城が主人公という点を考えると妥当な線なんじゃないかと思います。これ、名場面名台詞を全部詰め込むと逆にあざとくなっちゃったと思うんですよね。ある種、潔く切る部分は切る、足す部分は足すというのが映画化に際しては必要なことだったんじゃないでしょうか。
個人的に、やや違和感があったのが以下の2点です。
・ 宮城が入院した理由は喧嘩ではなく喧嘩の後の交通事故ということになっていた
・ 沢北が米国で宮城と対峙
井上先生が監督してる以上、漫画版とパラレルと考えにくいこともあって前者は漫画版異なる展開だし、後者はそれまで全くアメリカというキーワードが出なかったのに唐突に渡米している感じがして蛇足感があります。
ただ、それを差し引いても全体として見たら☆5なのは変わらないです。
色々言われている声優さんについても個人的には過去にTVアニメ版は画や演出に違和感がありすぎて脱落したので特に思い入れがなく、すんなりと受け入れることが出来ました。アニメ版に馴染んでいたり思い入れが強かったりする人には違和感があるのかもしれません。
欲を言えばこの同じ方式でバガボンドも映像化して欲しいなと思います。バガボンドはその前に完結ですが…。
蛇足ですが、丁度この映画を観た夜にサッカーワールドカップ2022の決勝戦が行われました。これがもう漫画以上に漫画みたいな展開で。山王戦の試合展開について当時から一部では色々言われてたと思いますけど、現実に漫画みたいな展開の試合が展開されるというのを目の当たりにした今、山王戦の展開も何の違和感もなくなりました。そんなことは無関係にこの映画は最高なんですが、それもあってもう一度スクリーンで観たくなりました。近々もう一度観に行くと思います。
これを伝えたくて登録しました。非道い作品
私は小学校時、スラムダンクの影響でバスケを始め、それこそ全国の景色も経験させてもらいました。スラムダンクが大好きでとても感謝しています。
それだけに、この作品はとても悲しかったです。
簡単に言うと、スポーツとしてバスケにあまり興味がなく、スラムダンクにもあまり興味がない制作チームが良い作品を作ろうとして作ったのだなという感じがすごくします。彼らのクリエイトにおいて、おもしろい作品の方程式に当てはめると、この演出になるのだと思います。なので、良かったという人も多いのは理解できますし、感動できないこともないです。
しかし、作品やバスケを深く知る人は納得がいかないと思います。
構成も詰めがあまく、3Dの演出も相まって、あぁこれは私たちの世界線のスラムダンクとは別の世界の話なのだなと感じてしまいました。リスペクトに欠けるが過ぎます。
とても、とても期待していた作品だっただけに、残念で仕方有りません。
リメイクを、復刻をする、それを映画でする、という初心に返った考え方をもっと制作陣はしてほしかったです。
全ての制作者に、これを伝えたいです。いいかげんなモノを作って、お金を稼ごうとしないでください。
2回は観たくない
いやー井上雄彦氏、天才だわ(*ノ∀`*)
30代+ジャンプ黄金期世代で、当然のようにアニメも観賞済みの私が観ても…大感動でした。
単純ですが“バスケット”をここまでしっかりとアニメーションで表現した事に敬意を表したいです。
試合の運び・選手の動きを俯瞰で見ることができ、湘北のベンチにいるかと錯覚するほどの臨場感!!
今後、願いますれば、翔陽・陵南・海南を引き続きお願いしたい…(*´Д`)
後は、なんと言いますかシーンのカット割が独特なのは気のせいでしょうか。(非常に良い意味で!)井上雄彦カットと言いますか。
個人的には終盤の宮城(訂正:流川)・ミッチーラインのシーンが鳥肌でした!!
本作は間違いなく映画館でご観賞下さい♪(主題歌ZARDだろうな!と言ってゴメンなさい10feetさん)
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