「息を呑み、呼吸を忘れ、感情を揺さぶられた、新しい映画体験」THE FIRST SLAM DUNK ポッケさんの映画レビュー(感想・評価)
息を呑み、呼吸を忘れ、感情を揺さぶられた、新しい映画体験
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復活上映を観てきました。
今まで映画はたくさん観てきたつもりでしたが、劇場で観るスラムダンクのアニメに、これほど体験したことのない“映画館で見る映画の良さ”を体感させられるとは思ってもみませんでした。
オープニングから魅力が詰まっている映像についても、他の方々も語っている通り、かっこよさが飛び抜けて、一気に会場のコートへ観客を連れ出してくれる。
また、クライマックスで、流川が繋ぎ、桜木が最後の最高なシュートをきめる間。まったく音が無くなるシーン。映画という媒体上、これほど長い無音のシーンも新鮮だったうえ、漫画を読んでいる体験ともリンクしました。漫画を読む読者には、バッシュが床を踏む音や、ボールの弾ける音も聞こえない。映像と漫画ではまったく異なる表現方法にもかかわらず、漫画から始まった原点を思い起こしてくれました。
何度も息を呑み、呼吸さえ忘れる体験に、劇場を出てからも心臓がバクバクしていました。
「これは、映画館へ行くべき作品だ」と感じさせてくれたスラムダンク。作品自体に出会ってまだ日は浅いですが、すっかり虜にさせられてしまいました。
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