「二時間かけて鑑賞する井上雄彦作品展」THE FIRST SLAM DUNK シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
二時間かけて鑑賞する井上雄彦作品展
原作は有名なバスケ漫画だけど、ほとんど内容は知らずアニメ等も未見と予備知識ゼロでも、始めから映画の世界に没頭できました。何と言っても、原作者であり監督でもある井上雄彦の画に対する執念みたいなものがあり、アニメーションなんだけど、むしろ動く井上雄彦原画展みたいな感じです。お話しも宮城リョータを中心に登場人物達の過去や心境を丁寧に描きながら、バスケの試合と同時進行で展開していく呼吸が絶妙です。よく考えてみたら、プロの映画監督は映画の構図や動きを漫画のような絵コンテで表現しているので、むしろ本職である井上監督の映像感覚のすばらしさにも納得しました。東映さん、実写作品でも頑張ってほしいです。
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