「バスケのルールはあまり知らないが。」THE FIRST SLAM DUNK 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)
バスケのルールはあまり知らないが。
漫画をまったく読んでないのに、他に観たいと思う映画もないので、観てみた。奥二重が特徴の人物描写で、最初、漫画のスケッチから人物たちが現れては動き出して、ひとりまたひとりと加わっていくシーンはかっこよかった。
バスケはルールもほぼ知らないため、あまりその場で行われていることの理解が足りなかった場面があったけど、最後の無音シーンは決定的瞬間を長く感じる仕掛けでとてもよかった。また、ロックサウンドの力強いBGMが映画館でみた甲斐あって、音響を味わえた。
主人公・宮城リョータの家族は、兄を亡くしているという、弟と母に心の影を落としているが、影ばかりではなく、生きる原動力を与えているようでもあって、家族の死が遺されたものに与える影響って、やっぱり、ある、そう思った。
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