劇場公開日 2022年12月3日

「今さら誰のための映画化なのか」THE FIRST SLAM DUNK JUUUNさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5今さら誰のための映画化なのか

2023年1月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

1996年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていたバスケ漫画の金字塔を作者自らが監督し、アニメ映画化した作品「THE FIRST SLAM DUNK」を観てきました。

あいまに湘北高校選手の宮城リョータの過去を描きつつ、漫画でのクライマックスでもあるインターハイでの山王戦の激闘を描いています。

スラムダンクはTVアニメ版は全く観ていませんし、漫画もつい数年前に完全版の中古本を大人買いしたくらいで、それほどの思い入れはありません。映画を観に行く前に、漫画の山王戦だけ予習しました。

映画そのものは、まあ面白かったですし、頑張って作り込んでいるなと思いましたが、感想はその程度です。
今回の映画の主人公は宮城リョータなのですが、漫画では本来なら桜木花道が主人公ですから、なんか少しその辺りが違和感を感じました。やはり、桜木花道の破天荒な活躍がメインでもよかった気がします。

擬似3次元で描かれた選手たちの試合中の動きはよく描けていましたが、リアルに描けば描くほど、背景から人物が浮いて見えて、違和感を感じるところもありました。
なぜ、今さらの映画化なのか?アニメ技術の進歩は垣間見えましたが・・・。
それより、井上氏には本業の漫画製作に集中して欲しいのですけどねぇ。

JUUUN