「試合が始まる」THE FIRST SLAM DUNK マークロス子さんの映画レビュー(感想・評価)
試合が始まる
結果としては、自分は展開もセリフも覚えていましたが号泣してしまった。
スラムダンク自体は、アニメも一通りみて、原作の山王編も何度も読んでいるが、ピアスだけは存在も知らなかった。
しかし、映画視聴後、ピアスを拝見さしていただいたがむしろリョータの回想シーンは新規シーンばかりであった。
それをふまえて、良かったところは、やはり山王戦を描いたところ。カットシーンも多いが、元々のプロットが良すぎる。
次にモーションキャプチャーによる動き。やはり漫画では補完できないフォーカスの外の動き、コマとコマの間の動きがあるので感動を覚える。
最後の流川と桜木のタッチシーンまでの無音は圧巻(SEも思った以上にあってました。)
次に良かったのはリョータのキャラとしての生い立ちを描いたこと。ここは賛否両論あると思うが、井上先生もおしゃっていたが2年のリョータはあまり深掘りされていなかった。あと、ここを描くことによりスポコン一辺倒ではなく厚みがでたと思う。
逆に悪いところ。
先程いいと言っていたリョータの回想の差し込み方。山王戦自体のスピード、テンポ感がモーションキャプチャー、ギャグシーンのカットによりあがっているのに回想でスピードが止まってしまうので、2回ぐらいで前半に固めてもらえると良かったと思う。
次に、初見の方はほぼほぼ置き去り。初見は絶対見ないほうがいい。全て説明などないので最低限湘北キャラの名前、歴史はいれておかないとこの映画を、観ても全く楽しくない。だがそれは映画としてどうなのかというところで悪い点にあげさせて頂いた。一応、軽いキャラ説明をリョータの回想を削ってでもいれるべきではないかと個人的に思う。
あとはここも賛否両論あるのだが、一番最後の渡米した沢北とリョータは違うと思う 笑。
退館時にも同じことを言ってるかたがいて驚いた。ここはあくまで個人の見解なのでいいと思う方もいると思うが
最後に今回の予告、前売りは良くなかったと思う。予告でいいシーンを使わず(ネタバレを防ぐためかも)セルフネガギャン。声優も変わるなら事前に言ってから前売り売ればもっと人が入った気がする